おもちゃ病 -ケーススタディ~小娘Nの場合~ (前編)
しかも、年々クレイジーになっている。
ホント困ったものだ。
家の中でご主人様である私の居住区域が完全に侵されている。
「おもちゃ」と一言にいっても、幅広い。
小さくは、コーラののキャラクターボトルキャップや、数百円でラムネとかと一緒に売っている食玩(食品玩具)から、おままごとセット、レゴブロック、プレイモービル、ボードゲーム、お風呂に浮かべるとガーッと進むアヒルちゃん、ドラえもんグッズ・・・などなど。
ちょっと前に、昔懐かし初代「人生ゲーム」と、アメがガチャガチャで出てくるミニ・ガチャガチャマシーンを買ってしまった。
満足げ。
でも・・・
兄弟いないのに誰とやるんだろう・・・「人生ゲーム」。
アメなんてそんなに食べないのに、このガチャガチャは・・・。
そんなココロの自問自答には、
「人生ゲームはお正月にみんなでやるのー」
「普通にアメ食べるより楽しいじゃーん」
と、もう1人の自分を散々ごまかしてきた。
せめてもの救いは、「おもちゃ」なら何でも集めると言うようなコレクターではなく、一応自分の興味をひいたおもちゃしか手を出さないことぐらいだろうか。
これでゴジラとかガメラとか、よく知らないくせに「おもちゃ」というだけで集め始めたら、もう終わりだ。
このコラムでも部屋の話を書いたときにいくつか私の家にある無意味な物体おもちゃの数々を紹介したが、もちろんごくごく一部。あんなもんじゃない。
たまに家に遊びに来るおじいちゃんも自分の孫のおもちゃ帝国に若干あきれつつも、部屋に新作を見つけると一応触って帰っていく。
最近では、食玩の「ゲゲゲの鬼太郎」セットに興味を示していたおじいちゃん。
この血はおじいちゃんからの隔世遺伝なのかもしれない。
思うと、別に子供の時からおもちゃが好きだったわけではなかった。
いや、おもちゃは好きだったが、そんなに数はなかった・・・というか、少ないおもちゃでじっくり遊び倒す子供だったように思う。
それが大学生くらいからか、異常におもちゃや雑貨が好きになり、年々日増しにイキオイがついてきている気がする。
それに拍車をかけたのが、このスキル。
「オトナ買い」
このオトナ買いというスキルがだんだんと使えるようになってからは、一気におもちゃや雑貨が増え、収拾つかなくなってしまった。
「オトナ買い」とは、30円握りしめてどれを買うか全精力を使って悩んでいた時を過ぎた頃から、「お金」という黄金色の堕天使によって習得可能になるスキルのことである。欲しいモノを1つではなく、1箱で買ってしまう権力による恐ろしい瞬間制圧スキルである。
みなさんは有効に「オトナ買い」を使っていますか?
最近の私の「オトナ買い」スキル使用例は、コカコーラのおまけで付いてくるレゴと、食玩の「ゲゲゲの鬼太郎」。
飲料水のおまけ系は、ペプシのペプシマンボトルキャップの過熱&成功ぶりで、コーラや緑茶などあらゆるモノにおまけが付いてきており、徐々におまけの質もあがり、内容も充実している。
余談だが、大抵ボトルキャップ系のおまけは種類がいっぱいあって、でも中身が見えないように袋に入っている仕組みになっている。
が、最近は袋を手で触ることで形や雰囲気を感じ取り、かなりの確率でお目当てのブツを手に入れる「触手」スキルまで身に付いてしまった。
さて、私の場合、炭酸が全くダメなのでコーラが飲めず、おまけのために百数十円払っていることになる。そして、本体の飲料水は友達にプレゼント。
・・・もういいの、それでも。
一方、食玩に関しては次号ということで。
つづく。
今日のカメ。
おもちゃ帝国の一部を後悔・・・じゃなくて、公開します。
日本語って面白いなぁ(独り言)。
●ミニカー
道路標識も買いました。机の上が渋滞しています。ブーンって走ります(手動)。
●おままごと
昔からおままごとが好きでした。
これはお祭りの縁日と大型デパートのおもちゃ売り場で揃えました。
最近のハイテクなお子様方はこんなものでは遊ばないらしく、「あまり入荷しないんですよ。」(おもちゃ売り場担当者談)。ちなみに最近の人気はパソコンや携帯のおもちゃ版。時代は変わっているんですね。
私なんて、ハンバーグ焼いたりとかにんじんトントンとか楽しくって仕方ないのに。
●粘土細工
おもちゃ好きが高じて、自分でもたまに作ったりします。
これは、カラー粘土を使って作った作品。手前は、自信作のざるそばとモンブラン。
大きさは、1センチ四方以下の小さいモノ。楽しいんですが、意外に作るのたいへんで熱中します。
あと、重要なのは色の組み合わせ。
カラー粘土は、全部で5種類の色しかないので、それをうまく組み合わせて中間色を作るのです。青と黄色で、緑みたいに。
すごく微妙な作業なんです。ちょっとでも青が多いと変な色になったり、試行錯誤の繰り返しです。それが、楽しい。
昔のお子様はこうやってアタマとケイケンを使って、うまく遊んでいたものです。
それに比べて、今のハイテクなお子様方。
携帯なんて、今からおもちゃで遊ばんでも社会人になればイヤでも持たされるのに。
「カブトムシ」とか木に見に行くんじゃなくて、Yahoo!とかで調べちゃうんじゃなかろうか。