実は、入院をしておりました。
病名は、『伝染性単核球症』。
聞き慣れない病名だが、これに関しては追々書かせていただくとして、しばらく入院していて私なりに思ったこと、知ったことを書かせていただこうと思う。
と、言うか、ここしばらく「病院」にしかいなかったので、これしかネタがない (笑)。
テレビも見ていなかったので、ヒットチャートの第1位が誰なのかも知らん。
今のリバイバルブームに乗って、「今の1位は『神田川』なんだよ。」と言われても、「すげーな!南こうせつは!!」とか言って、信じてしまう自信がある。
ハッキリ言って、今の私はだまし時だ。
初入院・・・。
厳密には2回目なのだが、1回目は生まれてすぐにブドウ球菌というウイルスに感染し、「肺炎」を通り越して、「肺膿」という肺が腐る病気に移行し、死の宣言まで受 けたが、奇跡的に助かったという、当の本人が全く覚えていない頃の出来事なので、 自分で実感できる状態での入院は今回が初めてなのである。
「病気」は辛い。
そんな当たり前のことを身にしみて感じた3週間だった。
私は3週間で治していただき退院できたが、今こうしている間にも手術をしていたり、もう何年も闘病生活をされている方もいらっしゃる。その方々みれば、これから書く私の入院報告書は甘々で、そんなくらいで入院を語る なと怒られそうだが、そこはどうかご勘弁いただきたい。
痛みや悲しみ、辛さや淋しさの尺度は人それぞれなのだ。
最後に、入院中お世話になりました常田病院院長先生をはじめ、看護婦の皆様方、年末という忙しいこの時期に倒れてしまったにも関わらず頑張ってくださったゲーム開発スタッフの皆様、遠いところお見舞いに来てくださったり、私のお世話をしてくださった大切な友達と皆様方に、この場を借りて深くお礼申し上げる。
健康は一番だ。
心からそう思う。
今年の初詣ではお金が貯まりますようにとかそんな下世話なお祈りを卒業し (笑)、「今年は健康でありますように」と祈ろうと思う。
来年も皆様にとって、良い年でありますように。
少し早いが、今年最後のご挨拶とさせていただく。
2002年12月某日
成沢理恵