2003年バリ日記 ~ 散歩は風の如く ~

散歩が好きだ。

散歩は字のごとく「歩いて散策すること」であるから、外に踏み出したときに目的を定めない。

散歩人は風の如し。
どこまで行って、いつ帰ってくるか、それも風の吹くまま、気の向くままである。

目的を決めず、行き当たりバッタリで何かを見たり、聞いたり、知ったりすることがもともと好きなので、日本にいても時間があるとふらっと外に出ることが多い。

そこには、行き先も目的も時間制限もない。
私も散歩人、ゆえに風の如し。

今回の旅でも、とてもよく外に散歩に出かけた。
わざとちょっと裏道に入ってみたり、露店でアイスを買ってみたり、近所のスーパーに寄ってみたり、海で釣りをしているおじちゃんと話をしたり。
なんとも優雅な時間の過ごし方だ。気がつくと、2~3時間は経っていたりする。

散歩に出ると色々な発見をする。
「あ、こんなところに店があったのか!」とか「空がすごくキレイだなぁ・・・」とか。

考えたり、思ったりするのは、なにも脳ミソだけの仕事ではない。
散歩に出ることで、普段の生活ではめったにできない「ココロに何かを考えさせる」ということができる。
その分、普段の生活で頑張っている脳ミソには休んでもらうのだ。

散歩好きの話をすると、よく「一人で出かけるのはちょっと苦手・・・だから散歩もあまりしない。」という人にお目にかかる。

数人でぶらぶらするのもいいが、それは散歩ではない。
できるかぎり、一人で散歩をすることをお勧めしたい。

散歩は風の如しなので、数人いるとそれぞれの『風』を身にまとった人が集まることになるので、たがいにぶつかり合い、しまいには、行き先も目的も時間制限も出てきてしまう。
そうなってくると、『風』同士との調整をするために、休みを与えたはずの脳ミソも活動を迫られてしまう。
これでは散歩は満喫できない。

さて、今回の旅で何回も散歩をして、色んなことを得た。

東京では見れない、広くて青い空をいっぱい目に焼き付けたし、美味しい空気もいっぱいいっぱい吸った。
新宿の排気ガスでいっぱいになった私の肺も、これでちっとは浄化されたんじゃないかと思う。

今年は、いつもよりもいっぱい買い物をした。
中でも陶器をたくさん買った。
散歩をしていてたまたま入った雑貨屋のおばちゃんと仲良くなったので、トカゲやカエルをモチーフとした食器を安くしてもらって、大量に購入した。

お土産というものは、日本の観光地でもそうだが、大きくくくった地域内では内容に大差がないことが多い。
質だったりは違いがあれど、バリで言えば籐で作られたバック、かご、ランチョンマット、銀細工、木工細工のお面や動物のオブジェなどは大抵どこの土産物屋でも手に入る。
大型土産物店であればあるほど、一般性を求め、ありがち土産しか置いていない。

ところが、散歩をしながら、個人経営の土産物屋を物色していくと、同じ銀細工でも見たことのない模様の品を置いていたり、陶器でも普通で見かけない色やデザインの品を置いていたりする。
これはラッキーだ。

今回も散歩ラッキーが続き、かれこれ数回バリに来ているが、お目にかかったことのないデザインや色の陶器を見つけた。もちろん買った。

スーツケースに詰まるかしら?とか割れたらどうしようかしら?などは考えない。
すべては買ってから考える。割れないように詰めて、意地でも日本へ持ち帰る、これが正しい答えだ。

散歩ラッキーのおかげで購入した品物が多く、帰りのスーツケースは、分かってはいたが・・・、尋常でない重さになっていた。



振り返ると、遊ぶか、買うか、食うか、寝るかのどれかしかしていなかった気がする10日間だったが、南国の楽園で、この4つの行為を好きなだけできるなんて、なんとも贅沢な休日であった。

デジカメのどの写真を見返しても、私がえらく楽しそうに写っていた。
とりついていた悪霊が取り払われたかのようだ。
自分ながら、なんて正直なヤツ・・・と思う(笑)。

バリはいい。

やっぱりバリはいい。








■今日のバリなカメ。


■ヌサドゥア地区の正面ゲート
f0232060_1514772.jpgホテルが密集するヌサドゥア地区に入る正面ゲート。
この門にはちゃんと宗教的な意味があり、悪霊が通ると両側から門が閉じて、悪霊を押しつぶすらしいです。





■日差し強いです
f0232060_15142984.jpg日中は日差しが強くて、まぶしかったです。正面ゲートの真下で撮影。








■ヌサドゥア地区の様子
f0232060_15145262.jpg渋滞などは一切なく、いたって穏やかな道路です。









■近所のスーパー
f0232060_1518056.jpgバリでは有名なスーパーチェーン「Tragia(トラギア)」。
食品から日用品、衣服、電化製品、土産物など何でも揃います。

これはホテルから一番近いヌサドゥア地区内のトラギアですが、ホテル街の正面ゲートを出て民家の中にも同じトラギアがあり、同じ品物でも数十円~数百円安いです。




■トラギアで何を買うかというと・・・
f0232060_15184887.jpgこれです、バリカップラーメン(笑)。
プールで遊んで、レストランに行くまでもないようなちょっと小腹が空いたときなどに食べてました。

味はまぁ、中の下くらいです。中には、すげーマズイのもありましたが。やっぱりインスタント食品は日本がスゴイと思います。



■トカゲのカップ&ソーサー
f0232060_1516161.jpg今回買った陶器の1つ。
カップの側面にかわいいトカゲが張り付いています。
色も渋くて、クリーミーなグリーンも模様があしらわれています。お気に入り。







■カエルのお猪口
f0232060_15164418.jpgカエルをあしらったお猪口です。
家で日本酒を飲むことなんて、めったにないんですが、使うか使わないかはともかく、気に入って即買いました。
今年の年末のホームパーティーの時にでも出そうと思います。
by meshi-quest | 2003-11-19 15:12 | 旅行_海外
プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
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