カッパドキアへ行く。② ~絶景洞窟ホテルの話~
カッパドキアは、
キノコのような変わった形をした奇岩群で有名なトルコ有数の世界遺産だ。
そして、その奇岩群は柔らかい地層で出来ていて、
4世紀頃からキリスト教徒が奇岩群を彫って、
住居や教会を作り、生活をしていた。
その住居跡を再利用したり、昔の住居をまねて作った、
「洞窟ホテル」なるものが多数あり、
カッパドキアならではということもあり、観光客に大人気だ。
私もぜひ奇岩の中に泊まってみたかったので、
カッパドキアのユルギップという町にある、
「YUNAK EVLERI ユナックエヴレリ」というホテルに滞在した。
このホテル、小さくて、派手さもないのだが、
ちょっと高台にあり、ホテルからの眺めが素晴らしかった。
大型の洞窟ホテルのように、
館中にレストラン、プール、土産物屋などもないので、
ほとんど町に出て食べたり、遊んだりしていたが、
ユルギップという町の中心部まで徒歩圏内なので困ることもなく、
部屋もきれいで、スタッフも親切で、居心地の良いホテルだった。
ただ、今回初めて「洞窟」というところで生活してみて分かったのだが、
当然、窓もないので、圧迫感と閉塞感があり、
岩に囲まれているせいか、湿気がすごく、若干空気が悪い。
なので、数日の観光記念としてはとてもおすすめできるが、
住みたいか?と聞かれると、丁重にお断りせざるを得ない。
ちなみに、私は、数あるガイドブックの中で、
写真のキレイさと読みやすさから「aruco アルコ」に絶大な信頼を寄せており、
行ったことない国、行く予定のない国を含めて、ほぼ全巻家にある。
当然今回も「aruco アルコ」のトルコ版を持っていき、
直前に最新刊が出ていたので、買い直しまでして持って行ったが、
カッパドキアの情報は、非常に薄かった。
特に、地図が、残念ながらいい加減で、
結構大きめの道でも収録されていないものが多数あった。
そして、今回泊まった「ユナックエブレリ」というホテルも、
地元ではレストランも、タクシーも知っているくらい有名だったが、
「aruco アルコ」にはない道の上にあり、ホテルも当然載っていなかった。
■「YUNAK EVLERI ユナックエヴレリ」
http://www.yunak.com/
■今日のカメ
■「ユナックエヴレリ」
カイセリ空港から車で約45分。ユルギップという町の高台にある洞窟ホテルです。
ここがホテルの正面。
■フロント
ここがフロント。
英語は100%通じますが、日本語は通じません。あと、トルコ語とフランス語はOK。
■ロビー
ヨーロッパのアンティーク家具が配置されており、雰囲気良いです。
■部屋は離れ
各部屋は、離れの棟にあり、ロビーからちょっと歩いた場所にあります。
■棟の入口
ドアは2ヶ所あって、棟自体のドアと、各部屋のドア。
■結構、きつい上り階段
写真だとちょっと分かりにくいですが、割と急で、長い上り階段の突き当りが部屋でした。
■部屋の入口
ここが部屋の入口。
■鍵
棟の鍵と、部屋の鍵。
■部屋の様子①
洞窟の中なので、全体的に薄暗く、部屋も小さめです。でも、調度品はシンプルで、雰囲気良かったです。
■部屋の様子②
別の角度から。テーブルと、バス&トイレ。
■部屋の様子③
バス&トイレも狭いです。あと、換気も悪い。
■アメニティー
トルコ名産のオリーブを使った石鹸やシャンプーなど。
■部屋の様子④
洞窟の雰囲気を楽しめるよう、ろうそく立ても。
■部屋の様子⑤
iPhone差して、音楽聴くことも可能。
■テラス
共有ではありますが、部屋の前にテラスがあります。
カッパドキアの風景を前に、ここで飲む紅茶が最高でした。
■テラスからの眺め
高台にあるので、ユルギップの町が一望できました。
■レクリエーション棟
ゲスト共有のレクリエーションルーム。
■ミュージックルーム
常にクラッシックがかかっていて、読書などができる部屋。
ちなみに、ホテル内はフリーWiFiが使えます、かなり速度は遅いけど。
■キッチン
ホテル内には、売店がなく、気軽に食事できるレストランもありません。
この共有キッチンの冷蔵庫には、ワインやビールのアルコールからソフトドリンクまで色んなドリンクが入っていて、有料ではありますが、ゲストが自由に取って飲むことができます。
■「ナザールボンジュウ」
これ、トルコ中のお土産物屋で売っていて、ホテル内でも見かけますが、「ナザールボンジュウ」という青い目玉の形の魔よけです。
■洗濯中
ホテルスタッフが、朝の洗濯中。のどかです。
■ネコ、いっぱい。
トルコは、のらネコがいっぱいいました。ちなみに、のらイヌもいっぱいいます。
この子は、やたら人懐っこくて、部屋まで入ってきました。
■ホテル近くの道
ホテルの周りはこんな感じ。ちょこちょこと、土産物屋やレストランもありますが、のどかです。
ユルギップの町の中心部までは、坂を下がって、徒歩15分ほど。