カッパドキアへ行く。④ ~スープが強烈だった話~
カッパドキアは、想像のちょっと斜め上を行く広さだった。
初めは勝手なイメージで、
奇岩がある場所の周りにホテルや土産物が群生する、
どちらかと言えば、小規模な観光地を想像していたが、
見渡す限り、ものすごい奇岩地帯で、とにかく広い。
よくよく考えてみると、カッパドキアの奇岩は、
エルジエス山の噴火によって出来たものであり、
山の噴火が作る規模と考えれば、小さいわけがなかったのだが、
なんか勝手に小規模な気がしていた。
カッパドキアと一口に言っても、
実は、「ギョレメ」、「ウチヒサル」、「ユルギップ」という
3つの町を中心としたエリアに分かれていて、
この町の間は歩けるような距離になく、車で10~15分かかる。
一応、町と町を結ぶシャトルバスが出ているが、
1時間に1本なので、移動はそんなに容易ではない。
3つのエリアのうち、一番栄えていて、
有名なホテルも多く、ガイドブックにもよく出るのがギョレメだが、
滞在先のホテルによる偶然とは言え、
静かでのどかな町のユルギップで、個人的には良かったと思っている。
ギョレメにも1時間1本バスを捕まえて行ってみたが、
かなり観光地ナイズされていて、あまり面白くなかった。
その点、派手さはないが、ユルギップにはカッパドキアらしい生活が残っていて、
町の人も観光というより、そこで普通に生活している感じで、
個人的には、こっちの方が好きだった。
ちなみに、ユルギップの町の人に勧められたレストランで注文した
ヨーグルトスープの味が強烈で、目玉から何か出そうになった。
辛いわけではなく、とにかく強烈な味なのだ。
食べなれていないこともあるのだが、私は超絶苦手だった。
それ以外の料理は、まあまあ美味しかったんだが。
■今日のカメ
■ユルギップ
ユルギップの町の中心部。ランドマークの時計台。
■町の様子
大通りがいくつか通ってて、その周辺にレストランや土産物屋が多数並んでいます。
スーパーも両替所もあるので、ここに来ると、何でも揃います。
■ドライフルーツ屋
トルコ人は、好んでドライフルーツをよく食べるので、町のいろんなところにドライフルーツ屋があります。
■フルーツいっぱい。
こんな感じで、店先で干されています。
■アンティークショップ
ユルギップの路地裏を歩いていた時に見つけたアンティークショップ。
ショーケースに入っていた品物や、飾っていたドレスがすごく良かったので、入ってみることに。
■店内の様子①
トルコの古いアクセサリーから、ゲームに出てきそうな短剣や杖、トルコ近隣諸国のアンティーク雑貨なども多数。
■店内の様子②
アンティークドレスとかもたくさん合って、センスが良いお店でした。
■交渉用のチャイ
トルコでは交渉が始まると、チャイが出てくると聞いていましたが、ホントでした(笑)。
ちょっと気になった服があり、値段の交渉を始めたら、チャイが登場。おもてなしの一環で、サービスなので、「飲んだら買わないと・・・」とはあまり考えずに、ありがたくいただくべし。
■店主のおじさん
無事交渉終わり、売買成立。
日本にも来たことがあり、日本が好きという店主のおじさんは、トルコ民族楽器のプロミュージシャンで、サービスで1曲弾いてくれました。さすがプロというか、すごくいい曲でした。
■これ、買ったー。
トルクメニスタンの王族のアンティークマントです。肩にかけて、羽織って着ます。
トルコじゃねーのかよ!というツッコミは、おいておいてくださいw。
■後ろはこんな。
通常、手を通すべき腕の部分が後ろ手に縫い付けられています。とても面白いデザインの服。
いつか日本でコレ着て現れた時は、どうか温かく迎えてくださいw。
■スーパー
ユルギップの町にあったスーパー見学。
■店内の様子①
大量のスイカ!
■店内の様子②
オリーブだらけ。
外人さんが浅草とかで佃煮やを見た時にも、同じように見えるんだろうなあ・・・。
■店内の様子③
トルコ人の主食「エキメッキ」(太めのフランスパン)が大量に売られています。
国民への食の安定供給のためか、この「エキメッキ」はトルコ政府により、金額も、材料も、製造工程もすべて統制されているそうで、どこで買っても同じ値段、同じ味です。
■店内の様子④
朝食でもたくさん出ていましたが、加工肉が好きなようで、ハムやら、ソーセージやらが充実していました。
■店内の様子⑤
とにかくトルコでは、なんでも料理にヨーグルトを使います。マヨネーズや生クリーム代わりで、スパイシーな味付けを和らげてくれます。
なので、スーパーでもいろんな種類のヨーグルトが幅をきかせています。
■バケツヨーグルト
この量のヨーグルトを買っていっても、すぐ使っちゃって、無くなるそうです。
■「EHLIKEYF」
地元の人に、この辺で美味しいレストランはないかと聞いて、教えてもらったお店。
■店内の様子
客席は2階。割りと広くて、オシャレな感じ。英語のみ。
■パン
サービスのパン。ここでは、トルコでよく食べる「エキメッキ」ではなく、モロッコやエジプトでよく食べる「ホブス」という平べったいパンに近かった。かなり美味しかった。
パンに付けるブラックオリーブのペーストとかもよく出来ていました。
■メゼの盛り合わせ
トルコでは、メゼ(前菜)が欠かせないようで、種類も豊富。味が強いので、パンに付けて食べたりします。
種類がいっぱいあったので、迷ったときは盛り合わせw。1400円くらい。
■メゼ、アップ①
「パトルジャン・エズメスィ」という焼き茄子にニンニクやビネガーなどを加えて味付けしたもの。
ちょっと酸味が強めでしたが、茄子好きなので、結構好きな味。
■メゼ、アップ②
トルコではポピュラーなメゼの1つで、「フムス」。ヒヨコ豆のペースト。
■メゼ、アップ③
これもポピュラーで、「アジュル・エズメ」。トマトとニンニクと唐辛子を和えたもの。
■ヨーグルトスープ
これは、あかーーーーん!!
ヨーグルトに歯磨き粉を大さじ2くらい入れて、温めたような味がします(泣)。超苦手。
■ケバブ①
牛肉のケバブの上に、揚げたポテトとヨーグルトをかけたもの。
まずくはないが、ちょっと牛肉硬めかな。
■ケバブ②
羊肉のケバブ。トルコでは、羊肉をよく食べます。上には、安定のヨーグルト。
ちょっと羊が硬く、臭みあるかな。
■デザート
サービスで出してくれたライスプティングと、トルコアイス。これが超絶甘くて、卒倒レベルなのですが(苦笑)、ご厚意だったので、いただきました。
ちなみに、このレストランに限らず、トルコはホント親日で、色んな場所でみんな日本人に優しかったです。