カッパドキアへ行く。⑥ ~トルコアイスが伸びない話~
カッパドキアは、とても広く、大きく3つのエリアに分かれていて、
そのうちの「ユルギップ」というのどかな町に滞在していたことは、
先にお伝えした通りだが、1日だけバスに乗って、
「ギョレメ」という繁華街にも行ってきた。
「ギョレメ」までは1時間に1本、町と町を結ぶシャトルバスが出ていて、
ユルギップからギョレメまで約15分、3トルコリラ(約150円)で着く。
文章で書くと、あっという間の話なのだが、
この情報を得るまでが、本当に大変だった。
まず、そもそもシャトルバスがあること、
どこで捕まえるのか、いつ来るのか、いくら払うのかが分からない。
何度も何度も、地元の色んな人に聞きまくったが、やっぱりよく分からなかった。
ただ、今回は非常にラッキーで、
食事会に招いてくれたトルコ人セルチュクさんが、
カッパドキアのバス事情を丁寧に日本語で教えてくれたので、
色んなことが分かった。
カッパドキアのバスは、いわゆる「バス」ではなく、
大型のワゴン車のような形状で、
パッと見、観光のツアーワゴンと見分けが付かない。
実は、道を通っている時に手を上げると自由に止められるらしいのだが、
バスの判別が付きにくいので、観光客は町の中心部にある
始発が出る場所からちゃんとバスを待っていくのがいいらしい。
後払い制で、運賃チケットのようなものはなく、
降りる時に、直接手渡しで運転手さんにお金を払う。
・・・と、まあ、分かってしまうとなんてことないんだが、
ここまでを、異国の地で、異国語を使って、
異国の人から聞きだすのがどれだけ大変なことか。
ホント、毎日がクエストだ。
ちなみに、繁華街ギョレメで、念願のトルコアイスを注文してみた。
日本のCMで見た、噛みまくったガムのように伸びるアイスを期待していたが、
全然伸びなかった上に、あまり美味しくなかった。
■今日のカメ
■「ギョレメ」
カッパドキアの中で一番の繁華街。
繁華街と言っても、新宿や渋谷のような町ではなく、お土産物屋やオシャレなカフェやレストランが多いというくらい。人気ホテルも多数このエリアに集まってる。
■トルコアイス屋
町のいたるところに、韓国客向けのトルコアイス屋さんがあります。
アイスを練るパフォーマンスを観光客に見せるのがウリなので、どこのアイス屋さんも派手な衣装を着ています。
■「ドンドゥルマ」
トルコでは、アイスのことを「ドンドゥルマ」と言います。
サーレップというでんぷん質が含まれているため、日本のアイスより粘り気があり、モチモチしていて、ちょっと溶けにくいです。
■あんまり伸びない。
アイスを振り回して見せてくれるのですが、あんまり伸びない。
■2色アイス
ピスタチオとフランボワーズ。激甘。喉が渇く味。250円くらいだったかな。
■ジュース屋
オレンジやリンゴの生絞り。
変わったものとしては、ザクロ。トルコでは、よくザクロジュースを飲みます。
■絨毯屋
店の壁一面に飾られた絨毯。
■ひょうたん屋
ひょうたんを加工して、ランプにして売っているお店。
■ひょうたんおじさん
なかなか味のある顔したおじさん。
■乗りたかった・・・。
ギョレメで観光客に人気の4輪バギーに乗って奇岩の間を走るツアー。
すごくやりたくてツアー会社に行ったら、運転免許がいる(日本のでも可)と言われ、断念。でも、後々調べてみると、事故っても文句言いません的な誓約書にサインすると、免許無しでも乗れた模様。悔しい・・・。
■「My Mother's」
ギョレメの見晴らしの良い高台にあったカフェレストラン。2階のテラス席でランチをすることに。
■テラスの様子
かなり空いていたので、サービスや味的に心配だったのですが(笑)、美味しいお店でした。
■いい眺め!
テラス席からギョレメの町が一望できます。
■テーブルセット
サービスのパンと、ナイフ&フォーク。
■焼き茄子のメゼ
ユルギップのレストランで食べたものより、ここの焼き茄子のメゼ(前菜)の方が酸味が抑えられていて、美味しかったです。
かなり好きな味。
■テイスティーケバブ
カッパドキア名物の「テイスティーケバブ」。
素焼きの壺の中で煮込んだトルコ風ビーフシチューです。
■中はこんな感じ
ちゃんとしたお店だと、素焼きの壺をトンカチで叩き割って、中を出すのですが、観光地では壺を洗って何度も使うようで、割らずに蓋を開ける。
味はちょっとスパイシーなビーフシチューという感じで、美味しかったです。
■ご飯と共に。
テイスティーケバブは、ご飯ととてもよく合います。うまうま。
■チーズキョフテ
トマトソースで煮込んだキョフテ(トルコ風ミーとボール)の上にチーズをかけて焼いたもの。
■キョフテ、アップ
元々、ミートボール系は大好きなのですが、このキョフテ、とても美味しかったです。
■お会計
小さな宝箱がテーブルに置かれたので、開けてみると、なんとお金が・・・ということはなく、会計のレシートが入っていました。ここに代金を入れて、渡すシステム。
ちなみに、表向きチップがない国となっていますが、実際は、代金の10%くらい要求してくる店もあります。渡すかどうか、値段含めて、気持ちで。
■シャトルバスの中
こんな感じのワゴン車のようなものに乗って、町を行き来します。
一応、タクシーもあるようですが、あまり見かけませんでした。