イスタンブールへ行く。⑦ ~食用ネズミを食べた話~
イスタンブールには、「グランバザール」の他にもう1つ、
「エジプシャンバザール」という有名で大きな市場がある。
規模も年代も、1461年建造のグランバザールほどではないが、
こちらも1660年建造で、なかなか古く由緒ある市場だ。
エジプシャンバザールは、陶器や雑貨のお土産物も多数売っているが、
中でも、香辛料のお店が多く、観光客だけでなく、地元の人も多く買い物に来ている。
香辛料が店の前に積まれている感じは、去年行ったモロッコの香辛料市場に似ていた。
エジプシャンバザールは、地元感が強い市場なのだが、
そんな一角に、大量に肉を焼いている店があった。
モンハンの肉焼き機をグレードアップした時のように、
1つの棒に何個も肉がくっついていて、グルグル火の前で回っている。
鶏肉にしては、どうも小さい。
聞いてみると、「クイ」という名前のネズミの一種だと言う。
こんなの観光客は絶対食べないんだろうが、
まあ、この先、ネズミ食べるチャンスもないだろうから、
とりあえず食べてみることにした。
なんでも体験。
なんでも経験。
これで、私の中の何のパラメータが上がったのかは不明だが、
きっといつかこの経験が活きる時が来るはずだ。
■今日のカメ
■「エミノニュ駅」
エジプシャンバザールの最寄り駅は、旧市街にあるエミノニュ駅。
海がすぐ目の前で、ガラタ橋という大きな橋のたもとにあります。遠くに見える塔は、新市街にあるガラタ塔。
■「イェニ・ジャーミィ」
エミノニュ駅の駅前には、イェニ・ジャーミィという大きくて美しいモスクがあります。
エジプシャンバザールは、このモスクのすぐ横にありますが、元々は、エジプシャンバザールの利益をイェニ・ジャーミィの運営資金にしていたそうです。
■エジプシャンバザール入口
ここから中に入ります。
■バザールの様子①
バザールの中は香辛料の香りでいっぱいになっていて、香辛料を売っているお店がたくさんあります。
仲良くさせていただいているシェフへのお土産を、ここで購入。
■バザールの様子②
ベリーダンスの衣装や雑貨を売っている店もありますが、グランバザールよりは種類少なめかな。
■バザールの様子③
ものすごい人。通るのがやっと。
■バザールの様子④
海が近いので、魚屋さんもたくさんありました。
■ネズミ屋
エジプシャンバザールのすぐ近くにあったネズミ屋。
勝手にネズミ屋と呼んでますが、ネズミ専門店ではなく、普通の鶏や羊とかもあります。
■ネズミ、いっぱい。
「クイ」という食用ネズミを焼いてます。一応、お店のイチオシ料理。
■店内の様子
お店の中は、こんな感じ。
■クイの丸焼き、きた!
1皿に2匹きて、これで1000円くらいかな。
■クイ、アップ
見た目はアレな感じですが、味は全く臭みなく、鶏のむね肉を食べている感じ。
食べれないことは全然ないけど、パサパサで小骨多く、美味しくはないかな。
■パン
どこへ行っても、大量にパンが出てきます。このパン、割りと美味しかった。
■「シャルガム・スユ」
これ、トルコでよく見かける赤いジュースで、「シャルガム・スユ」というらしい。超絶まずいです。
紫人参とカブを発酵させた、酸っぱくてしょっぱい飲み物で、例えるなら、漢方薬に手を滑らせて大量に酢と塩を入れてしまった感じ。これは、ヤヴァイ・・・。