六本木「トンネルプラス」 ワイン会へ行く。
前回に引き続き、六本木のイタリアン「トンネルプラス」で行われた
ワイン会にご招待いただき、参加させていただいた。
今回の目玉は、「トンネルプラス」の高橋シェフが作ってくれるジビエ料理と、
銀座「シノワ」のソムリエ・吉原さんが持ってきてくれた、
幻の赤ワイン、ソルデラのカーゼバッセを飲むこと。
ちなみに、私は、本当にワイン素人で、
参加者の皆さんは周知の有名な話らしいのですが、
ソルデラのワインは数年前に悪意ある者にワイン樽を全部壊されたのだそう。
現存するワインが数少なく、飲む機会なんて、そうそうない超貴重なワイン。
すごさを実感するために、数日後に、別のソムリエさんに、
「ソルデラのカーゼバッセというワインを飲んだんですが・・・」と話したら、
食い気味で写真を見せてくれと言われ、たいそう驚かれていたので、
間接的にも、相当すごいワインであることが伺えた。
ワインの歴史やワイン界の出来事としてこういう話を聞けるのも、
実際人生でなかなかお目にかかれないワインに出会えるのも、
ワイン界ならではのありがたい体験。
しかし、作ったことなんて当然ない素人の私でも、
ワインがぶどうから大事に育てて、
手間隙かけて、完成しても、時間かけて寝かして、
どれだけ大変かはなんとなく分かるところ、
そんなヒドイことする人は誰なんだろうか・・・。
少なくとも、同業者はいくら恨みつらみあっても、
自分が作っている経験があるからそんな酷なことできない気がするが・・・。
ワイン片手に、迷探偵コナンになってしまった。
■「TUNNEL+ トンネルプラス」
http://www.bistro-tunnel-plus.com/
■今日のカメ
■1品目
オリーブの盛り合わせ。
■1杯目
スパークリングワイン。きっといいワインなんだと思うのですが、泡が苦手なので、少しだけ。
■2品目
クリームチーズにイチジクやナッツが乗ったカナッペ。
■3品目
野菜メインの前菜盛り合わせ。
■4品目
魚メインの前菜盛り合わせ。
手前のワカサギ(だったかな?)のフリットは、カルダモンで香り付けされていたようで、すごく華やかで白ワインに合う味でした。
■5品目
シャルキュトリー(ハムなどの加工肉)です。
■6品目
紙に包まれた料理が登場。
■中はこんな感じ。
中は、やさしい出汁が出ている魚料理。寒くなってきたので、温かなスープ付きの料理は一段と美味しく感じます。
■白ワイン、完飲
ここまでで白ワインが終了。5本空きました。
このワイン会のルールとして、参加者が好きなモノを必ず1本持参し、それをブラインドにしてラベルを隠して、皆さんに注がれます。先入観なくワインを感じてほしいというソムリエ吉原さんの願い。
■7品目
サフランのリゾット。
■8品目
トマトソースで煮込んだトリッパと、タン(だったかな)。
■私の持ってきたワイン
最初に言ってしまうと、かなり通の赤ビオワインなのですが、当然私が選べるわけもなく(笑)、いつもお世話になっている西荻窪「オルガン」の紺野シェフに事前に泣きついて、教授いただいたもの。
皆さんに非常に好評でした。私も初めて飲みましたが、美味しかった!
■9品目
メインディッシュは、ジビエ。うずらと鹿でした。
どちらもかなりサッパリしていて、個人的にはもう少しジビエの肉や血の感じがしっかり感じられるものの方が好きかな。特に、鹿はソースのトマトに負けてしまっている印象。
■「カーゼバッセ」
これが噂のソルデラのカーゼバッセというワイン。
すごい香りとすごい色をしています。ブランデーのようなものを飲んでいる感じ。でも、スッキリしていて飲みやすい不思議なワイン。
■豪華絢爛
今日のワイン会で飲んだ、すべてのワインです。
■10品目
シェフ手作りのタルト・タタン。
実はあまり自ら進んでアップル系のデザートを食べないのですが、このタルト・タタンは甘さがスッキリしていて、飽きが来ず、とても食べやすく、美味しかったです。