渋谷「LATURE ラチュレ」へ行く。
来年は、酉年(とりどし)ということで、
鳥の神様にもぜひあやかりたいので、
大好きなフレンチ「LATURE ラチュレ」で野鳥をいただく。
あやかりたいのに、いただいてしまって良いのかは多少疑問も残るが、
室田シェフが自ら狩猟された野鳥の、
大いなるパワーを体内に取り込むということで、
感謝しながら、完食をしたいと思う。
ちなみに、これらはすべて本物の熟成中の野鳥。
眠っているような感じだが、不思議と「生」を感じる。
本物の野鳥を羽根付きの状態で見せてもらえるお店は少ない。
シェフ自ら狩猟したキジのメインディッシュ、最後のデザートまで、
相変わらず、ノンストップで美味しくて、そして、美しい料理が続いた。
中でも、今回感動したのが、最初のアミューズ。
なんか見たことあるなと思ったら、
このお皿、実は特注で、道路でよく見かける例のモノ。
そして、その上に乗っている料理はイノシシのリエット。
昨今、温暖化や森林伐採で町にイノシシが出てきて、
いろんな問題が起きてしまっていることを想起させる料理。
今日も室田シェフワールドが全開の素晴らしいコースだった。
■「LATURE ラチュレ」
http://www.deco-hygge.com/deco/
■今日のカメ
■「ラチュレ」
JR渋谷駅から徒歩8分ほど。青山学院大学の隣のビルの地下1階にあります。
■店内の様子
テーブルが数席。席数は少なめなので、アットホームな感じで本格フレンチが楽しめます。
今日はお気に入りの、いつもの端っこの席。
■テーブルセット
テーブルセットはこんな感じ。
■本日のおすすめジビエ
狩猟免許を持たれている室田シェフ自ら獲ってきたという野鳥。
■野鳥、アップ①
鴨とキジ。
■野鳥、アップ②
みかん畑にいるみかんヒヨドリ。主食はみかん。
■アミューズ
人間界の道路を想起させる特注のお皿に乗せたイノシシのリエット。
■イノシシ、アップ
リエットの下にはビスケットが敷かれています。
■1品目
キジのバロティーヌです。キジの中にはフォアグラも巻かれています。付け合わせはイチジク。
■2品目
「みかんヒヨドリ」を使った料理。付け合わせは、ミカン。ヒヨドリ自体がみかんを食べて育っているので、みかんと相性がいい。ソースはバターミルク。
■パン
小麦の味がしっかりと出ている美味しいパン。
■赤ワイン
ワインの酸味が苦手な私用のおすすめ赤ワイン。
■3品目
超濃厚なジビエのコンソメスープとキノコ。
チーズの香りを嗅いでいるような感覚。香りだけでお酒が進みそうな感じ。野性味あふれる美味しいスープ。
■4品目
舌平目を使ったクリーミーなグラタン。上には冬トリュフ。
■5品目
メインディッシュはキジ。キジの血を使った濃厚なソース。ジビエならではのガツンと来る野性味あふれる肉。すごく美味しい!
■6品目
すごく美しい形状のアートなデザート。
■デザート、アップ
ゴマのメレンゲの中はこんな感じになっていて、チョコとトリュフのムースです。トリュフがめちゃくちゃいい香りで、デザートにもすごく合います。絶品。
■「クマンシェ」
食後の小菓子は、熊の脂を使ったフィナンシェの通称「クマンシェ」。
食べると、確かに牛のバターやミルクじゃないというのが分かるw。美味しいですが、不思議な味。