渋谷「LATURE ラチュレ」へ行く。
懇意にさせていただいている渋谷のフレンチ「LATURE ラチュレ」で、
室田シェフ自慢のジビエ料理をたっぷり織り交ぜた特別コースをいただく。
相変わらずのアートのように美しく、そして、美味しい料理に感激。
室田シェフは、私のメシクエレベル上げのために(笑)、
いつも経験値がガバッと上がりそうなレアな食材だったり、
普段は出さないような特別な料理だったりを必ず織り交ぜてくれるのだが、
今日は、2つ、飛躍的にメシクエの経験値が入った。
1つは、初めて食べたウミガメ。
日本の小笠原父島で年間100頭だけ捕獲が許されている超貴重な食材。
スッポンとも、アンコウとも違う、また独特な食感とゼラチン質な肉だった。
フランス料理にウミガメ?!と思う人もいるかもしれないが、
実は、古いフランス料理の本にも出てくるほど、
ウミガメ料理は親しまれていたのだそう。
そして、2つ目。
本日のメインディッシュになった
「リエーブルアラロワイヤル」。
王様のために作られた究極のうさぎ料理。
王様になった気分でいただいた。
フランス料理を目指すシェフが最後にたどり着く、
非常に難しく、繊細で、特別な料理なのだそう。
最後は、キジの脂を使ったフィナンシェ「キジンシェ」。
「ラチュレ」に来ると、いつも驚きと感動があり、ものすごい経験値が入る。
■「LATURE ラチュレ」
http://www.deco-hygge.com/deco/
■今日のカメ
■「ラチュレ」
JR渋谷駅から徒歩8分ほど。青山学院大学の隣のビルの地下1階にあります。
■店内の様子
カウンターとテーブル。席数は少なめですが、席の間隔が空いてて、スタッフの皆さんがすごくフレンドリーなので、かなりくつろいで、ゆっくり食事が楽しめます。
■テーブルセット
テーブルセットはこんな感じ。
■ワイン
ソムリエさんが私が飲めそうで、好きそうな白を用意しておいてくれたので、珍しく白スタート。
■1品目
本物の鹿の毛皮を使って、それを皿に見立てたアミューズ。
■アップ
鹿の血のブータンノワールを挟んだマカロン。
■2品目
一輪挿しが登場。
■アップ
大分県のアライグマを使ったテリーヌ。しっかりと肉の味がします。
■3品目
真つぶ貝のソテー。とても甘味がある貝です。白い貝の入れ物も美しい。
■パン
小麦の味がしっかりと感じられる美味しいパン。
■4品目
意外と食べたことがなかったキジの温泉卵。鶏よりも黄身が濃く、濃厚な味わい。和のテストが残る日本らしいジビエ料理。出汁もキジを煮詰めたコンソメで、いい香り。
■5品目
華やかな魚料理。ノルウェー産サーモンを38度で低温調理した一品。ソースは、バターパセリに、広島産レモン、ハーブを加えた爽やかな味わい。
■6品目
野草のサラダ。その草原を走る野イノシシの肉を添えています。野草は、苦みがあったり、独特の風味がありますが、これが濃厚なジビエに合っていて、胃腸に良さそうな感じw。
■7品目
生まれて初めて食べたウミガメ。年間100頭で、偶然たまたま入荷できた時にお邪魔したので、超ラッキー。コラーゲンたっぷりですが、泳いでいるせいか、肉は意外と筋肉質。珍しい食材に出会えて、今年もいいことありそうだ!
■8品目
北海道の畜産家・武藤さんが育てた羊。脂が甘くて、すごく美味しい。付け合わせに、アスパラソバージュと藤の花。
■9品目
メインディッシュの王様料理「リエーブルアラロワイヤル」。1週間熟成させた青森県産のうさぎを料理。もうどうやって出来ているか全く分からないw。トリュフもフォアグラも使われてて、豪華。ただ、かなりジビエの風味が濃厚なので、ジビエを食べなれてない人には厳しいかも。
■10品目
「ラチュレ」はジビエ料理ももちろんのこと、コース後のデザートもめちゃくちゃ変わっていて、美味しいです。今回は、なんと「ふきのとう」とイチゴを使ったデザート。このふきのとうの独特な風味が甘さを抑えていて、すごく美味しい!!ふきのとうのデザートなんて、初めて食べた。
■食後の飲み物
野草の新鮮なよもぎをそのまま使ったお茶。ハーブティーっぽさもありながら、和の雰囲気もある、不思議なお茶。
■小菓子
冬場はクマの脂を使った「クマンシェ」でしたが、今回はキジの脂を使ったフィナンシェ「キジンシェ」。牛のバターではないなという感じはするけど、ほとんど気づかないくらい馴染んでる。クマンシェの方が、クマっぽかったw。