京都・東山「西洋厨房 いとう」へ行く。
京都出張。
個人的に、すべてが寂しげに見える東京の冬はあまり好きじゃないが、
この町の冬は雰囲気があって、嫌いじゃない。
最近、京都にお邪魔させてもらうことが増えたので、
京都在住だったり、京都出身のグルメな方から
美味しいお店を色々と聞きまくっていて、
本日のメシクエは、教えていただいたうちの1軒、
八坂神社近くにあるフレンチ「西洋厨房 いとう」へ。
教えてもらってなかったらきっと行けなかったし、
きっとたどり着けなかったと思われる路地裏にひっそりとあるお店。
外観もあまり目立った看板はなく、知っている人、常連さんがメイン。
でも、店内の雰囲気はすごくアットホームで、居心地が良く、
シェフも、お客さんもめちゃくちゃ親切で、すぐに話しかけてくださり、
東京からフラっとやってきた私にワインを振舞ってくださり、
私よりも数十年上の医者をされてるお客さんとお友達にもなった。
さて、お料理。
ディナーはコースのみで、シェフにおまかせ。
1品目は、鳥取のぶりと、瀬戸内のさわら。
2品目は、京都府内で採れた野菜をふんだんに使った京野菜の盛り合わせ。
野菜ならではの甘味や苦みを感じる、シンプルだけど美味しい野菜料理。
3品目は、活うなぎとオマール海老の軽いロースト。
上の黄色いツブツブ、初めて食べたが、いわなの卵だそう。
軽い塩気はあるが、クセとかは全くない。
4品目は、フォアグラのソテー。
甘味あるてり焼きのようなソースとフォアグラの相性が抜群。
上には、フォアグラが見えなくなるくらいのトリュフ。
火入れも上手で、このフォアグラ、すごく美味しかった。
5品目は、マナガツオのソテー。
ソースがすごくコクがあって美味しくて、
マナガツオも皮がカリッとしていて、よく出来ていた。
6品目のメインディッシュは、鹿。
これも火入れが上手で柔らかく、クセもなく非常に美味しい鹿だった。
ゲームをしているような気分。
行ったことのない町に行って、そこでしか食べれないものを食べて、
聞いたことがない新鮮な話を聞いて、普段なら会えないような友達ができる。
メシクエストの醍醐味を味わったような楽しい一日だった。
■「西洋厨房 いとう」
https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260301/26005856/