今年も色々とあった。

この時期に毎年、今年最後の更新となるご挨拶を書くとき、あぁ年末だなぁ、と思う。

振り返ってみると、今年はやはり11月の引越しが一番大きなイベントであった。
子供のときから住んでいた蒲田を離れて、見慣れぬ新しい土地へ行った。
移民気分だ。

近しい人にしかまだ引越しをしたことを言っていないので、きっと年賀状は昔の家に 届くんだろうなぁ。
郵便局の転送願いを出しているので、そこは安心だが、さすがに引越し状をみんな に送んないとなぁ・・・。

去年までは、毎年、近所にあった日蓮宗総本山「池上本門寺」に初詣行ってたけど、今年はどうしよう。
そもそも近所に神社とか寺とかあるんだろうか・・・。

まぁ、なんとかなるかな。



心残りと言えば、毎年必ず1年間の自分へのご褒美に夏休みに海外逃亡していたのだが、海外逃亡どころか、会社からも逃亡できなかった。
というわけで、年明けてどっかのタイミングで休めたらいいなぁ、と今から画策し ている。

2年前のこの時期は、病院で入院をしていた。
コラムにも書かせてもらったが、丸1ヶ月の入院となってしまい、クリスマスもお正 月も病院で過ごすのか・・・と泣きそうだった。
かろうじて、クリスマス直前に退院できて、町を歩いたときには、本当に健康に感 謝した。

そう思うと、私も一年健康で、おじいちゃんも健康で、アメショーのやひちも健康 で、私の大切な友達も健康で、みんなで無事年を越せること、それがなによりなのだ。





今年一年、ご愛読いただきました皆様に、心より感謝致します。

今年も残りわずかとなりましたが、どうぞ健康で、笑って楽しく、新年を迎えられま すよう、お祈りしております。

引き続き、来年もこのページでお会いできることを楽しみにしております。

どうぞ良いお年を。





2004年12月某日

成沢理恵








■今日のカメ



■「ばら組 なるさわりえ」からの贈り物。
f0232060_121796.jpg引越しをしていたときに、押入れのかなり奥から出てきました。
幼稚園の時にクレヨンで書いた絵のようです。
タイトルは「おまつり」です。

最近、絵も描いてないし、こういう盆踊りをゆっくり眺める時間もなかったなぁ。

これを見てたら、無邪気にお祭りを楽しんでいた頃の思い出がスッと蘇ってきた気が して、なんだか嬉しかったです。
# by meshi-quest | 2004-12-26 12:00
引越したての人がよく「うちは今ダンボールの山」と言うが、本当だ。

今、目の前でダンボールがタワーのように山積みになっている。
さっさと開封してしまえばいいのだが、開封しながら、どこに何を入れるか決めて いくという作業は容易でなく、やる気も起きん。

昔から、遠足も現地へ行くのとお弁当を食べるのは楽しいのだが、行く時の準備と帰 ってきて元にかたすのはホント嫌いなのだ。

どうしよう・・・・、コレ。
まったく動く気配を見せない家主に見かねて、友達がてきぱきと開封を始めてくれた。
やはり、持つべきものは、自分に理解ある友達である。

こうして友達のヘルプを元に重い腰をあげたのだが、量が量なだけに、なかなかはか どらない。
食器とか位置も場所も分かっているものは比較的すんなりいった。
が、食玩のおもちゃとか、ドラえもんのぬいぐるみとか、こういう微妙なサイズ の、微妙なものたちをどこに収納するかはかなり考え込んでしまう。
そして困ったことに、こういう微妙なモノたちがすごい量あるのだ。

どうしましょう・・・・、コレ。
引越して、もうかれこれ数週間経つが、まだ目の前に茶色い箱がゴロゴロしている。

困ったことに、ダンボールでもこと足りてしまうのが問題だ。
必要なときに、必要な箱を開ける。
見栄えさえ気にしなければ、ダンボールの山はちょっとした収納棚だ。

いや、いかん、いかん。
堕落の神が手招きしていた。
今週末こそは、片付けるぞ・・・・・・たぶん。

新居は、イイ。
気分が、イイ。

「お引越し①」のコラムでも書かせてもらったが、かなり快適だ。
家にいる時間が楽しい。

最初は他人のうちに居候しているような感じで落ち着かなかったのだが、やっと自分 の家である自覚が出来てきた。

「住めば、都」とは、よく言ったものだ。
周りにほとんどエンターテイメント施設(本屋、カラオケ、ゲーセンなど)がな く、蒲田よりかなり物価が高いのだが、まぁ、なんとかそれなりにやっていけるし、それなりに楽しめる。
慣れてきた、この町に。



今年、この新しい町で、新しい年を迎える。

そんな経験もいい。
今からワクワクしてきた。








■今日のカメ

■引越しの王道。
f0232060_11535635.jpg引越しといえば、コレ。
ダンボールを机にして、近所の中華屋から出前。

注文していたテーブルが引越しの1週間後まで届かなかったので、こんな生活が続いてました。



■うちの玄関
f0232060_1158051.jpg一応、「玄関」なのですが、玄関として段差があるわけでもなく、部屋とそのまま陸 続きなので、中華屋の出前のおじちゃんとか、家具配送の運搬屋さんとかが土足でずかずか部屋まで入ってきちゃうので、困りました。

なので、今は、人が来るときには「ここまでが玄関です」と、まず玄関の位置の説明 をします。



■うちのトイレ
f0232060_11582234.jpgガラス張りで、中にカーテンがあります。
一度カーテン全開でトイレ体験をしてみたんですが(笑)、落ち着かなくて、閉め ました。



■引越し祝い①
f0232060_11584869.jpg引越しを手伝ってくれたみんなで近所の飲み屋にて簡易引越し祝いをしました。

料理の横にゆりの花が付いていますが、別に撮影用ではなく、ここの料理すべてにな んらかの「花」が付いているみたいです。


■引越し祝い②
f0232060_11591298.jpg山芋の磯辺あげ。
横には紫色のお花と、磯辺あげを食べているかのようなカニの飾りがついています。
# by meshi-quest | 2004-12-10 11:52
11月下旬。
いよいよ引越し当日となった。

会社から帰って毎日のように、いるモノといらないモノの仕分けをして、持ってくモノをダンボールに詰めて、大量のゴミを捨てて・・・そんな日々を何週も送って、やっとこの日が来た。

とにかく「捨てる」。
今回はこれがテーマの引越しだった。

実家にたまっていた長年の歴史を処分し、押入れというタイムカプセルに入っていた想い出も思い切って捨てた。
家具も家電もかなりガタが来ていたので、心機一転買い替えをするつもりで、ほとんど処分した。

間に合わなくて、土日は毎週のように親友に来てもらい、引越し当日までダンボール詰めを行っていたが、なんとか引越し準備が完了した。

今回の引越しは、色々と探した結果、アリさん引越しセンターにお願いをすることになった。
社内で最近引越しをした同僚がアリさんを誉めていたので、アリさんにした。

安い、安心、丁寧はどの引越し屋さんもうたっているが、アリさんの最大のウリは、引越しを行う人が、全員自社社員というところだ。
アルバイトを使っていないので、人としての安心も保障します、丁寧に作業します、というのだ。

確かに、すごく丁寧に作業をしてくださったし、そしてなんと言っても、すごく安くすんだ。
家の規模や内容にもよるとは思うが、うちなんて、数万円ですんだ。
ダンボールもいっぱいくれたし、色々と手伝ってくれたし、雛人形をトランクルームへ預けることになっていたのだが、それも新居への移動途中で快く立ち寄ってくれた。ありがたいことだ。



さてさて、引越しの話に戻す。
14:00にアリさんが家にやってきた。

最初に引越し作業の内容説明を受け、作業が開始されたのだが、引越しはホントあっと言う間だった。
力ある引越し屋さんが、ダンボール2箱、3箱当たり前で、怒涛のように上から下へ運ぶ。
冷蔵庫もいとも簡単に前へ動き始め、階段を下り、トラックの中へと入っていった。
今回持っていくものと言えば、ダンボール約20箱と、冷蔵庫と、ガスヒーターくらいなので、トラックへの荷詰めは一瞬で終わった。

山のように積みあがっていたダンボールが一瞬にして消えた。
二人とも痩せている若いお兄ちゃんだったのに、なんともすげー力持ちだ。
引越し屋さんが好きという友達が昔いたが、分からんでもない気がした。

残りは、廃棄処分となる大型家電や家具の運び出し。
持って行く冷蔵庫とガスヒーター以外はほぼ捨てるので、アリお兄ちゃん(アリさん引越しセンターのお兄ちゃんの略)二人がかりでベッドやらタンスやらを下におろす作業が始まった。

ほとんどは原型もしくは分解で外に運び出せたのだが、ママの部屋にあった和ダンスだけは、原型も無理、分解もできずで、玄関で立ち往生になってしまった。

結局、引越し屋さんと相談して、和ダンスを部屋の中で解体して、外に運び出すことになった。

どう解体するのだろう・・・と思って見ていたら、床に大きな布をしいて、その上にタンスを乗せ、まずはタンスの扉を開く限界以上に力強く折り曲げ、「バキィィィィ!!!」っと一折。

プロレス風に言うと、腕折りとでもいうのでしょうか。
これ以上、曲がんないよ!という限界を超えて力を加え、へし折る、そんな感じだ。
これが効果抜群で、かなり頑丈そうな和ダンスの扉二枚が、金具もろともいとも簡単にへし折れた。

現在タンスは、扉がなくなり、大きな木箱になっている。
次に、アリお兄ちゃんは木箱の後ろに回って、板を蹴破った。

現在タンスは、空洞の大きな木枠になっている。
すると、木枠に斜めに力をかけて、長方形の木枠がひし形になり、そのまま一気に崩れていった。

これが、和ダンスがいとも簡単に解体されるまで、である。
こういった技術も、色々な引越し作業を通して、現場で学んだそうだ。
長方形は、後ろの板さえなくなれば、斜めの圧力に弱い、私もタンスを壊すことがあったら、この知恵を拝借しようと思う。

こうして、すべての撤退作業が終了した。
廃棄処分の運び出しも含め、2時間弱。

生まれも育ちも蒲田っ子の私が、とうとう本当に蒲田を離れることになった。
もう駅でユザワヤを見ることもない。
美味しい南蛮カレーを食べることもできない。
JRのホームで「蒲田行進曲」を聴くこともない。
いざ離れるとなると、感慨深いものがある。

中学から私立に行ったので、地元の友達とはほとんど疎遠だが、蒲田という町自体には非常に愛着がある。

元・蒲田住民代表として、ホントに蒲田は住み良く、良い町であることを伝えたい。

さようなら、蒲田。
そして、ありがとう。









■今日のカメ


■歩き出す冷蔵庫
f0232060_11493137.jpg冷蔵庫が部屋の真ん中にある異様な光景。
冷蔵庫って、動かす人が動かせば、簡単に動くんですね。



■運び出される幸福の木
f0232060_1150381.jpg成沢家自慢の一品に2メートルを超える高さの幸福の木があります。

買ってきた時は、もっと背が小さかったのに、ママが育てて大きくしました。これは 大事に新居に持って行きます。


■和ダンス
f0232060_11502311.jpg着物が入っていた和ダンス。これが2つありました。



■和ダンス解体作業
f0232060_11504543.jpgちょうど今、腕をへし折られて、木箱と化したタンスの後ろの板をアリさんが蹴破っ ているところです。




■そして、なにもなくなった。
f0232060_11511117.jpg何もなくなった自分の部屋。
モノがなくなると、一気に広く見え、十数年お世話になった家だけに淋しくもあ り・・・・。




■廃棄処分の山
f0232060_11513526.jpg当日手伝いに来てくれたK嬢と、うちの廃棄処分品の山。

通常こんなに捨てることはほとんどないそうで、トラックに乗らないので、別のトラ ックが引き取りにくることに。
# by meshi-quest | 2004-12-10 11:47
さてさて、そんなこんなで中学から住んでいた家の大量のモノの片づけをはじめていたのだが、何よりも困ったものが2つあった。

1つは、着物、もう1つは日本人形だった。

ママは茶道の看板を持っており、学生時代から茶道で着物を着ていたので、家にすごい数の着物が眠っていた。

かなりカワイイ柄の着物がたくさんあった。
私が着ればいいことなのだが、困ったことに私とママでは身長差がありすぎて、合わなかった。
着物の場合、着丈はおはしょり部分で何とでもなるのだが、腕の長さは丈を出すにも限界があり、私ではつんつるてんになってしまう。

かといって、ママの大切にしていた着物だし、かなり高価なものなので、そのまま捨てるわけにもいかない。
どうしたものか・・・。

悩んだ結果、仏壇越しにママと相談し、丈とかの関係ない帯や小物や上着を自分に、一部ママの若い頃の着物は着物が着れる私の親友に、大島や訪問着など大人の着物はママの十年来の親友であるおばさんに、残りを着物専門の業者に引き取ってもらうこととした。

並行して、着物業者を探して、Kというかなりネットでも告知をしているリサイクル専門店の鑑定士の方に来ていただき、着物の鑑定をした。
リサイクル品の鑑定をしてもらうなんて初めてのことだったんで、本当はここでもその話をしたいところだったのだがその着物業者がいい年したおじさんなのに、若いからってなめてんのか、あまりにも対応や口の利き方が悪かったので、頭に来て、叱り飛ばした。

接客業としてなっていない。
人からモノを預かって商売をする人として、その対応はおかしいのではないか。
こちらはママの遺品をきちんと鑑定していただける方を探しているので、きちんと対応できないならば、引き取っていただきたい。

かなりビックリしたようで、以後丁重に、しかもおべっかまで使い始めたが、もう手遅れである。
とりあえず、謝罪を受けて、きちんと商談はしたが、ここでは皆様にお勧めできないため、割愛させていただく。
こうして接客業として、口コミが途絶えるという最悪の結果になっていることを自覚いただきたい。

最後の問題は、日本人形。

ママが学生時代に日本人形制作をならっていて、その時作ったママ手作りの日本人形が家に7体あるのだ。

娘が言うのもなんだが、ホントに手の器用な何でもできるお方だった。
記念に撮影した日本人形を「今日のカメ」で掲載させていただいたが、浅草で買っ てきたと言われても納得しそうな出来である。

ただ、新居に和室はなく、置くスペースもないので、当初、引越し前日にでも近くのお寺さんにでも行って、燃やしてもらえればいいやと簡単に考えていたのだが、それが甘かった。

どうやら東京都の条例で、人形を燃やしたときに出るダイオキシンがうんたらかんたらで、とにかく東京のお寺、神社がこぞって、人形のお焚き上げを拒否しているのだ。

困った。
ネットで調べてみても、やはり人形供養に困っている人がかなりいて、みんなでわずかな情報を提供しあっていた。

人形供養しているところがあっても、場所が静岡だったり、人形供養専門業者もあったのだが、かなり高い。原宿の明治神宮もお焚き上げをしているらしいのだが、それも年に一回。すでに終わっていた。

ほとほと困っていたときに、たまたま見つけた掲示板で、門前仲町の富岡八幡宮という神社でいつでも人形供養をしてもらえるという情報をゲットした。

早速電話してみると、快く応対してくださり、いつでもお越しいただければ受け付けます、とのこと。
その週の週末に門前仲町まで車を飛ばして、日本人形7体とともに、富岡八幡宮へ行った。

富岡八幡宮は門前仲町の駅からすぐの場所にあった。
そんなに大きな神社ではないが、趣があり、参拝客も多かった。

受付で、専用の用紙に住所と人形数を書き込み、神主さんに提出する。
どうやら、人形1体(1m以下)に付き3000円かかるらしい。なので、合計21000円ということになる。

すると、人形の数をみて、神主さんが「人形の数が多いようなので、全部で5000円 で、あとはお気持ちで構いませんよ。」と言ってくださった。
なんと、神社でまけてもらった。妙に嬉しくて、気持ち足して1万円お支払いした。

「お待ちください。」
受付の前で待っていると、別の、陰陽師のような衣装を着て、長いしゃくし(?)を持った若い神主さんが出てきて、「こちらへ」と案内された。

富岡八幡宮では本殿と少し離れた場所に人形供養専門の祭壇があり、そこで、人形にちゃんとお祈りをささげて供養するらしい。

ただ、お金を払って、焚き上げてもらうのかと思っていたので、本格的な出来事にちょっとビックリした。
今回、うちの場合は、ママが作ったものなのでという理由でゴミにはしたくなく、ちゃんと燃やしたかったので神社を訪ねたのだが、どうやら通常は「人形の髪が伸び てます」とか「人形が動くんです」とかそういったヤバイ案件でくる方が多いらしい。

詔(みことのり)をよんでいただき、約10分、きちんと供養をしていただいた。
供養の詔の中で、神主さんが人形を「ひとがたの・・・・・」と言っていたので、やはり人形には魂が宿るらしい。

引越しを通して、人形供養について学び、滅多に受けない人形供養を受けた。

この経験をここに記し、何か人形で困ることがあったら、富岡八幡宮へ行かれること をお勧めする。



○富岡八幡宮

場所:門前仲町駅そば
受付:平日、土日祝日、可。8:00~16:00まで。
http://www.tomiokahachimangu.or.jp/









■今日のカメ

■ママの日本人形
f0232060_11472271.jpgママの作った日本人形です。
着物の部分も、和裁をやっていたので、自分で作ったと言っていました。
すごく良く出来てます。

ホント器用な人で、ビックリします、娘としては。
# by meshi-quest | 2004-12-10 11:45
引越しするにあたって、家のモノを片付けはじめたはいいが、モノの多さに驚愕した。

・・・・片付かん。

まず、服。
これは覚悟はしていたが、自分のことながら、こんなに服があるとは思わなかった。

見たことない服まで出てきた。
いや、正確には、買ってきたが、次なる新しい服に埋もれて【忘れてしまった】服だ。

服に関しては、ダンボール6箱くらい分を友達にあげ、残りは東京都ゴミ袋で約20袋分 捨てた。
捨てることができない性分で、1着買うにも思い入れを持って買っており(忘れてい た服もあったが)、できれば誰かにもらってほしかったので、親友が喜んでもらって くれたのはとても嬉しかった。

こんなにあげても、捨てても、実は新居にも入りきれないほどダンボール(服)が積 まれている。
うーむ、これもどうしたものか。後々、考えることとしよう・・・・。

次に食器。
これもヤバイことになっていた。
どうも手軽さゆえについついグラスとか、皿とかを買ってしまうらしく、てんこ盛 りになっていた。

結局、食器に関しては、ほとんどを捨ててしまった。
私がすごくお気に入りの食器と、ママが大事にしていた和食器と、食器棚の奥から 出てきたおでん保温器(コンビニのレジ横にあるやつ)や中華回転皿などの遊び心満 載の料理グッズだけ持っていくことにした。

食器棚の掘り返しは、かなり楽しかった。
おでん保温器、回転皿、チーズフォンジュ鍋、旅館の夕食に出てくるような1人前用 の鍋&焚き火セットなどなど、愉快なモノがいっぱい出てきた。

血は争えず。
きっとママもこういうのが好きだったのだろう。

未踏の地・和室の押入れには、さらなるモノがあふれていて、捨てども、捨てども減 らず・・・・気が遠くなりそうだった。

贈答品とか使っていないふとんとか、こういう何ともしがたい微妙な代物の処理が私 の体力をうばった。

私の子供のときの写真、私の子供のときの通信簿、幼稚園の時に郵便局の交通絵画コ ンクールで優勝したときの賞状など、懐かしいモノもいっぱい出てきた。ついつい脱線をしてしまい、これも私の行く手を 阻んだ。

ママの若い頃の写真も出てきた。
かなり写真を撮るのが好きだったらしく、イベントごとに大量の写真が出てきた。

ママの若い頃の写真をゆっくり眺めるなんてことは今まで一回もなかったので、不思 議な気分だった。
服が好きなのは、どうやら一緒らしい。
今の私の服(古着)みたいな服を着ている。

ランドセルも出てきた。
小学校の6年間をお世話になったランドセルだ。

取ってあった三角パックの牛乳が破れてしまって(ありがち)、大泣きしたこともあ ったっけ。
よく電信柱ごとにじゃんけんして、友達とランドセル運びごっこをしたっけ。





懐かしいもののフィナーレに、幼稚園の時にクレヨンで描いた絵がいっぱい出てきた。

人だかなんだか分からんクレヨン画の画用紙に「ばら組 なるさわりえ」と書かれて いた。

こんな娘の下手っくそな絵までちゃんとママが取っておいてくれたので、数年後に押入れというタイムカプセルを開けた今、昔の私をほのかに思い出し、温か い気持ちにさせてもらった。

すごく感謝している。









■今日のカメ


■ランドセル
f0232060_11443473.jpg 赤いランドセルです。
至るところボロボロでしたが、しっかりしていました。

ちなみに、あまりに懐かしくて20年ぶりに背負ってみたんですが、結構楽で、実はな んとも便利なバッグだったんですね、ランドセルって。



■パーマネント
f0232060_11445751.jpg「パーマするやつ」で分かっていただけますでしょうか。
正式名称は知らないのですが、こんなものも家にあります。

まだ動きます。
生前、ママは自分で髪をカールして、この「パーマするやつ」をカッポッとかぶ り、カールを作って出勤というのが、毎朝のスタイルでした。




■まねきねこ
f0232060_11452375.jpgママが始めたもので、小銭をためて、たまったら一緒に割って、一回で全部使って美 味しいものを食べに行くというのを親子で遊び感覚でやってました。
何を食べに行くかは私が決めさせてもらっていて、ほぼ毎回寿司屋行ってました。

かなりたまっていて、結局ママとは割らずに終わってしまい、5年間手をつけずにいま したが、今回思い切って割ってみました。
1円から500円まで、計16972円入っており、そのお金で引越しを手伝ってくれた親友 と寿司屋に行きました。
# by meshi-quest | 2004-12-10 11:43
プロフィール
ゲームプロデューサー
成沢 理恵
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」シリーズで知られる㈱スクウェア・エニックスを経て、 現在、ちゅらっぷす株式会社取締役、兼、ゲームプロデューサー。

ヒマさえあれば、国内、海外を食べ歩き、遊び歩く、生粋の遊び人。

その経験は、ゲームづくりにも活かされている、はず……。
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