カミング・アウト
謎ですね、この職業。名前は聞いたことありますでしょうか?みなさんにとって、どんなイメージなんでしょうか・・・?ゲームオタク?「プロデューサー」と付いているので、なんか偉そうな感じもしますね。机に足乗せて、ふんぞり返っているような(笑)。いやいや、そんなことは全くありません。
詳しい仕事の内容は追々お話しするとして、簡単に言ってしまうとゲームの総指揮者みたいな感じです。プログラマーとかではないので、実際のゲームの制作は開発会社のスタッフが担当します。「こんなゲームがやりたい!」、「こんなゲームがあったら面白いんじゃないか?」から始まって、ゲームの内容を考えたり、ゲームを実際創るスタッフを探してきたり、実際の開発の進行管理をしたり、出来上がったゲームをスタッフと共に評価したり、広報戦略を考えたりして、いよいよ発売へ。1つのゲームのアタマからケツまでの統括をします。
「!」「?」の小さな興味や疑問から始まって、大きな「。」で終わる感じですね。「!」から「。」までだいたい1年半から2年。1つのゲームが世に出るごとに、自分が1~2才年をくっている勘定です(笑)。
よく「ゲーム関係の学校に通われていたんですか?」とか「昔からゲーム関係の仕事に就こうと思っていたんですか?」と聞かれますが、全然そんなことありません。
昔からよくコンピューターゲームで遊んではいたけど、特にゲームに詳しかったわけでも、家がゲーム会社ってわけでもありません(笑)。
私は英語と日本語の両刀使いのような大学に行っていて、そこの法律関係の学科にいました。ゲームやコンピューターとはまるで無縁の学校。就職活動の時も、某航空会社、好きだった洋服関連の会社・・・と、自分の好きなコトを中心に雑多に受け、内定をいただいた。その中で唯一のゲーム会社だった、エニックス。「なんで、航空会社行かなかったの!?」とエニックスの人事の方も聞くほど(笑)。
でも、あの時「絶対こっちだ!」って思った。直感。不思議な縁。なにかあるんだろうなぁ、きっと。
今日のカメ。
エニックス石版・・・新宿は都庁のお膝元にあるエニックスの正面玄関。空・・・新宿オフィス街の空。オフィス街とは言っても、空は静かで、キレイなもんです。よく空見ます。空、大好き。