さて、ラクダです。
そんな中に愛車で突っ込んでいくのだ。監視員達はゲートの外。つまり、何かあって食われるのは、お客である私たちだけ。被害最小システム。
遠くにゲートがもう2つ見えるので、合計3つの巨大なサファリゾーンで構成されていることが分かる。
第1のゲート。砂漠のようにキャメル色の土で覆われたゾーン。高台にあるため、風が強く、この時点でもう既に愛車は砂まみれ。しばらく道順に従って進むが、何もいない。と、カーブを曲がったら、雄ライオンと雌ライオンがこっちを見ている。
デカイ。そして、恐い。こんなのに噛まれたら、ひとたまりもない・・・。速攻、撤退。結局、第1ゾーンは、この2匹のためだけに広大な土地が用意されていることが分かった。恐るべし土地活用。
第2のゲート。入った途端、一斉にシカの大群が集まってきた。車体に「鹿せんべい」でも付いているのか?と思うほど。どうやらエサのおねだりに来ているらしい。彼らにとって、「車」イコール「食料アリ」なのだ。
窓を少し開けて、ビスケットをあげる。すると、奪い合いが起こる。草食動物とはいえどもこれだけ数がいると、さすがに恐い。
恐いので窓を閉めていると、ゴツ!ゴツ!と音がする。ふと、外を覗いてみると、なんと我が愛車にツノでキズをつけているヤツがいる。エサ、よこせという合図である。合図ではすまない。本当にキズが付いている・・・。
周りを見ると、シカだけでなく、ラマ、キリン、ゾウ、ウマなど色々な草食動物が集まっている。すごい数。50匹はいる。そして、そんな彼らの熱い吐息と鼻息とよだれにより、窓はグチョグチョ。洗車確定。
私は第2のゾーンを「ムツゴロウ」ゾーンと名付けることにした。
さて、最後のゲート、第3番目。フィナーレを迎えるだけあって、とうとうボスが登場してきた。
ラクダである。
しかも、ふたこぶ。
しかも、2頭もいる。
初めて見た、こんなに間近で。でけぇ。超でけぇ。そして、マジ恐ぇ~。デジカメ写真を見ていただければ、ちょっとでも怖さが伝わることと思います。
こうして終了した真のサファリパーク体験。3200円以上の価値のある大自然のアトラクションでございました(笑)。
こうやって、「経験」が私の身となり、血となるんだろうなぁ・・・。楽しげ。
さて実は、ここまで第5回までのコラムのタイトルの頭文字をつなげると、「か・ち・い・く・さ」、「勝ち戦」になります。特にオチはありません(笑)。
というか、コラムのお話をいただいた時にちょうど気になっていたコトバがあって、それが「勝ち戦」。それを第5回までのタイトルにしようと決めてました。勝ち戦争ではありません。イクサです。なんとも日本的な響き。ステキ。
20世紀を振り返って、色々ありました。ホント色々。来年もとい来世紀はお仕事的にも、個人的にも色々なコトをやっていこうと思っていますし、早速そういうお誘いがあって、面白いことが起きそう。
ですので、ぜひ「勝ち戦」にしたいな、と(笑)。その戦の様子も随時ご報告させていただきます。
今日のカメ。
ラクダ・・・
すごく間近で見ました。アップです。マジで食われるかと思いました。貴重な写真です。
ふたこぶ・・・
もうちょっと私に勇気があったら、コブに触れたかったんですが。ムリでした(笑 )。恐いもん。
しまうま・・・
シマウマもこんなに間近。間近すぎて、もうよく分からない