パンドラの光
「雅子様、新宮様ご出産」
どこのテレビでも一斉にこのニュースを待ってました!のごとく放送しておりましたね。やたら「~様」が多く、過剰と思えるほどの敬語と謙譲語のラッシュで、舌を噛みそうになってしまいますが、この不景気なヨノナカ、明るく嬉しいニュースであります。
本当におめでとうございます。
でも、また一ヶ月後にも「おめでとうございます」とか全国で言ってるんだろうな、きっと。正月近いし。
出産は女性にとって、大きな大きな出来事であります。これからは「女」として、そして「母」として生きていくわけです。生まれてくる新しいイノチと共に生きていくのです。
そんな神聖な儀式を静かにココロ安らかに迎えたいだろうに、雅子様を誰もがほっとかず、やれ男か?女か?とか、ご出産日はいつか?とか関係ない第三者によって詮索され続けていたわけです。きっと日本一野次馬の影響を受けていた妊婦さんと言えたでしょう。
「ほっといてちょーだい!!」と言いたかったでしょうが、嫌な顔を1つもせず、立場もあるでしょうから、ニコニコと沿道の民に手を振って、病院に入られるお姿は素晴らしかったです。女の子ということで、早くお目にかかってみたいものです。
戦国時代なんかは、特に男の子は一国の城主になるべく跡継ぎとして重要視され、その運命を担う妃の出産における責任重大さはいかほどであったかと思いますが、いいんです、子供は五体満足健康で生まれてきてさえくれれば、男であろうが、女であろうが。そう思います。
とある雑誌で天皇家の今後みたいな記事が出ていましたが、もし仮に跡継ぎがいないようだったら、女帝制にすればいいじゃん(笑)。女帝もいいもんですよ、きっと。勝手な意見ですが。
雅子様のご実家、小和田家は目黒線の洗足という駅にありまして、洗足という駅は良い言い方をすると静かな高級住宅街、言い方を変えると駅前にはあまり目を見張るものが・・・何も・・といった感じの場所ですが、新聞記事に載っている洗足を見てビックリ。まるで、正月の明治神宮かのような人混み具合。雅子様効果によるお祝いラッシュ。雅子様御成婚の際にも小和田家に鯛を届けた魚屋さんが今回も大活躍しておりました(笑)。人って集まるもんなんだなぁ・・・と妙に感心。
さてさて、早いもので、もう今年も残すところ1ヶ月を切りました。
12月って妙に時間が進むスピードが速い。3倍速くらい。それにカラダが付いていかず、やり残しをいっぱい溜めて、そのまま年を越してしまうのがいつものパターン(苦笑)。
時間の進みは速いし、みんなせかせかしている気がするし、クリスマス・正月とイベントは満載だし、そんなココロの準備と時間の余裕が出来てないうちに気が付いたら町中イルミネーションだらけで、面食らうし。
12月はホント落ち着かないです。
ユニコーンの名曲「雪が降る街」にもあるように。
「人がやたら歩いてて、用もないのに・・・年末だから・・あー。」
今年を振り返るにはまだ早いですが、今年はテロがあったり、不景気が改善されなかったり、ビートルズの名ギタリスト、ジョージ・ハリスンさんが亡くなったり、衝撃的なことが多く、世界的にあまり良い話題がなかったですが、せめてこの雅子様の明るいニュースが今年を締めくくって、日本を、そして世界を照らしてくれますように。
パンドラの箱を開けると、妬みや悲しみが溢れ出し・・・しかし、最後には希望の光が。
今日のカメ
●メガネの女
目が悪いんです、私は。かなり、悪い。
いつもはコンタクトをしていて、家ではメガネ小僧です。何かしら目に入れていないと、ほとんど見えません。近視の方はご存じだと思いますが、階段の段差とか見えなくて、平らに見えちゃうんですね。
このメガネを買ったときはちょい強めで設定してたんだけど、今じゃ普通、どっちかというと見えにくくなっている気がする。度が進行している気がします。あー、恐ろしい。
●成長木
成長期ならぬ成長木です。
前回コラムで紹介した大きな実から芽を出している観葉植物、この子の成長が著しく、たった数週間でこの伸びようです。
●銀杏並木
今年は例年に比べて暖かいせいか、この時期に家のちかくの銀杏並木が黄金になっています。銀杏は東京都のシンボルにもなっています。黄金の並木をゆっくり散策するのは気持ちのイイもんです。最近、そんな時間もないんですけど。


