朝6時に起きますか?いえ、起きません。
病院での一日はざっとこんな感じだ。
◆AM 6:00◆
看護婦さんに半強制的に起こされ、検診(検査用の採血、血圧、体温、脈、問診)。
6:00なんぞに起きたことがなった私にとっては、ほとほと参る朝の早さだった。
それでも、最初のうちは看護婦さんのドアノックで目覚めるくらいの私なりの遠慮っぷりを見せていたのだが、1週間後には、看護婦さんが入ってこようが、ベッカムが入ってこようが、全く気づけないほどの深い眠りに入るようになり、看護婦さんが何度も声をかけ、しまいには、体をゆすって起こすという強攻策に出てきた。
2週間後には、この小娘に朝が存在しないことを看護婦さんも認知したのか、寝ているうちに採血を済ませて行ってくれるようになった。
朝起きると、腕に血を抜いた後とガーゼが付いていて、「あ、今日も採血したのか」と気づく。こんな調子だった。
血でもなんでもとっていってくれ!、オレは眠いんだ!!寝る!!!
なんとも、イヤな不良患者である。
◆AM 7:30◆
朝食。
さすがの不良患者もこの時間には強制的に起こされる。
なぜなら、この不良患者に対し、婦長さん、朝食を運んでくれる人、清掃のおばさんの3人がかかりで、「成沢さーん、朝ですよ。朝食食べてねー。」と起こしにかかるからである。
これは起きざるを得ない。
前々コラムに写真をアップしたが、毎朝ちゃんとパンと牛乳とおかずを食べるという、超規則正しい生活を行った。
が、時たま、一口食べた後に、うかつにそのまま寝てしまうということもあり、朝における私と看護婦さんの格闘は退院まで続いた。
◆AM 8:15◆
洗面&お掃除。
朝食を食べ終わった頃に、各部屋の掃除に清掃の方がやってくる。
清掃中に部屋にいると邪魔になるので、この間に洗面に行く。
よくできているなぁ、と病院の生活システムには驚かされる。
洗面所には、すでに人はいない。
みんなきちんと6時に起きているようで、その時間帯に洗面を済ましているからだ。
いいんだ、別に。
時間差通勤、時間差洗面だ。混雑を避けただけさ。
◆AM 9:00◆
診察。
「歩ける患者さんは診察室に移動してください」と看護婦さんのさわやかなアナウンスがかかり、診察室に移動。
私の基本的な治療は、ひたすら体休めて、点滴を受けて・・・だったので、診察も問診と血圧、扁桃腺のチェックくらいですぐ終わった。
◆AM 10:00◆
点滴タイムスタート。
私のコードレスタイムはここで終了する。
ここから約14時間は点滴につながれた有線生活が強いられている。
有線で面倒なのは、食事とトイレだ。
点滴前に必ずトイレに行くのだが、毎日500mlもの点滴を3本もつこっこまれては、1500mlの水を飲んだに等しいわけで、結局トイレに何度も行くはめになる。
◆AM 11:45◆
昼食。
元気なときは昼とかハンバーグ定食やらトンカツ定食やら食ってたなぁ・・・と思いながら、目の前の煮魚を食べる。
前々コラムにも書いたが、味は濃く、割とおいしかったのだが、肉がない生活に飽きてしまった。
通常メニューは、ごはん、すまし汁、煮魚、煮豆、豆腐、こんな感じのヘルシーセットだった。
週に1回、カレーの日があった。カレーは懐かしい給食の味がして、この日は子供のように嬉しかった。
◆PM 0:30以降◆
昼飯を食った後、途端にやることがなくなる。
入院直後は、ひたすら痛みに打ちのめされていて、半ば放心状態だったが、点滴の治療が効き始めた頃から、徐々に友達や知り合いに連絡を取り、遊びに来てもらうようになった。
人とのふれあいが、とにかく嬉しい。顔を見せに、来てくれるだけで嬉しい。
また、1つ患者さんの気持ちが分かった。
お見舞いの人が来ない日は、DVDで映画を見たり、小説を読んだり、漫画を見たり、携帯でメールを打ったりしていた。
会社に行っていた時には、あれほど「休みがあったら、ずっと寝てやる!」と豪語していたのに、実際すごい量のお休みタイムをいただくと、意外と寝れないもんだ。そんなもんだ。
◆PM 4:30◆
普段の生活ではありえないのだが、夕食タイムである。
旅行先にありがちな夕食6:30でも早すぎて食えないのに、こんな時間に夕食はホント参る。
この時間の夕食は、ホント困った。
ハッキリ言って、おなかが減ってない。12:30に昼を食べ、ほとんど動いてなくて、4:30に夕食。無理だ。
が、ここで食べておかないと、これ以降、明日の朝7:30までフードにありつけない。
最初は、かなり無理して食べた。
が、入院後半は、色々な人にお夜食セットを買ってきてもらい、夜9:00頃、ようやっと腹が減ったあたりで、カップラーメンとか食べて過ごしていた。
夜遅くの会社帰りに来てくれた人には、ホカ弁とかを頼んで買ってきてもらったりもしていた。
退院直前には、かなり食欲も回復しており、夜、すしの折り詰めを買ってきてもらって、病室で食べていた(笑)。病室で食うすしも、またオツであった。
◆PM 10:00◆
だいたいこの時間に朝の10時からはじめた点滴が終了する。
やっとここから、左手が自由になるのだ。
点滴生活になれると、左腕に常に管が付いている状態もあまり気にせず、寝たり食べたりできるようになるのだが、やはり、コードレスはイイ。伸びもできるし、ブンブン腕も回せる。当たり前のことが当たり前にできるこの時間帯が来るのが、毎度本当に待ち遠しかった。
コードレスになってから、まずは顔を洗って、歯磨きに行く。
風呂はこの病院にないので、入院中は体を拭くくらいで、週末に臨時で一時帰宅許可をもらって、家に風呂入りに戻っていた。
ここから、次の点滴が始まる夜中の1時くらいまで、また本を読んだりして、過ごす。あと、夜食。
夜はほぼ毎日友達が来てくれていたので、一緒に夜食を食べながら、色々な話をして時間をつぶしていた。
本当は、9時に面会も終了するのだが、個室であったこともあり、夜の面会を病院が特別に許可をしてくれていたので、助かった。
◆AM 1:00◆
今日の点滴生活のトリを飾る抗生物質点滴の登場である。
いくら毎日ほとんど動いていないの、眠くないとは言っても、さすがにこの時間には眠くなる。
看護婦さんは寝ててもいいですよとは言うのだが、付けるときとはずす時の痛みで起きてしまうのである。
ただ、ラストの点滴は、約1時間なので、我慢して1時間過ごし、この点滴が外れたときに、本当の意味で私の一日が終了する。
そして、また6時に看護婦さんが来て、こういうのだ。
「成沢さーん、起きてくださーい。」
「zzzzz・・・・・・」
「成沢さーん?」
■今日のカメ
◆うに清

数ヶ月前、久しぶりに「うに清」さんに行った。
成沢家がお気に入りの真鶴にある磯料理の名店だ。
うに清さんはうちから車で行かないと行けない距離にあるので、頻繁にはいけないのだが、年に1回は必ずここへ行く。
ここの名物は、「船盛り」である。
だいたい一人5000円の予算で、伊勢海老&鯛の活造り、あわび、うになどの新鮮な魚介類と、エボダイの塩焼き、サザエの磯焼きなどの磯料理がてんこ盛りで出てくる。
母の知人の方に初めて連れてきていただいたのが、5年前。
そこからは、お気に入りで必ず年1ペースで来ている。
磯の近くにお店が位置していて、食事どころから、荒波の様子が見れる。
たまにはこういう食事もいいもんです。
◆伊勢海老&鯛の活造り

活造りには賛否両論あると思うが、私は好きだ。
「活造り」は、食を追及する倭人による、「新鮮であることのあかし」を見せつける芸術と思う。
ま、堅苦しいことは抜きにして、美味けりゃいい。それだけで、もう十分だ。
◆伊勢海老の味噌汁

美味い!ホント、美味いのだ。
伊勢海老のお造りも新鮮なので、甘くて、コリコリしていて、美味しいのだが、伊勢海老を食べた後の殻を使って作ってくれる味噌汁が格別に美味い。あぁ、幸せ。
◆AM 6:00◆
看護婦さんに半強制的に起こされ、検診(検査用の採血、血圧、体温、脈、問診)。
6:00なんぞに起きたことがなった私にとっては、ほとほと参る朝の早さだった。
それでも、最初のうちは看護婦さんのドアノックで目覚めるくらいの私なりの遠慮っぷりを見せていたのだが、1週間後には、看護婦さんが入ってこようが、ベッカムが入ってこようが、全く気づけないほどの深い眠りに入るようになり、看護婦さんが何度も声をかけ、しまいには、体をゆすって起こすという強攻策に出てきた。
2週間後には、この小娘に朝が存在しないことを看護婦さんも認知したのか、寝ているうちに採血を済ませて行ってくれるようになった。
朝起きると、腕に血を抜いた後とガーゼが付いていて、「あ、今日も採血したのか」と気づく。こんな調子だった。
血でもなんでもとっていってくれ!、オレは眠いんだ!!寝る!!!
なんとも、イヤな不良患者である。
◆AM 7:30◆
朝食。
さすがの不良患者もこの時間には強制的に起こされる。
なぜなら、この不良患者に対し、婦長さん、朝食を運んでくれる人、清掃のおばさんの3人がかかりで、「成沢さーん、朝ですよ。朝食食べてねー。」と起こしにかかるからである。
これは起きざるを得ない。
前々コラムに写真をアップしたが、毎朝ちゃんとパンと牛乳とおかずを食べるという、超規則正しい生活を行った。
が、時たま、一口食べた後に、うかつにそのまま寝てしまうということもあり、朝における私と看護婦さんの格闘は退院まで続いた。
◆AM 8:15◆
洗面&お掃除。
朝食を食べ終わった頃に、各部屋の掃除に清掃の方がやってくる。
清掃中に部屋にいると邪魔になるので、この間に洗面に行く。
よくできているなぁ、と病院の生活システムには驚かされる。
洗面所には、すでに人はいない。
みんなきちんと6時に起きているようで、その時間帯に洗面を済ましているからだ。
いいんだ、別に。
時間差通勤、時間差洗面だ。混雑を避けただけさ。
◆AM 9:00◆
診察。
「歩ける患者さんは診察室に移動してください」と看護婦さんのさわやかなアナウンスがかかり、診察室に移動。
私の基本的な治療は、ひたすら体休めて、点滴を受けて・・・だったので、診察も問診と血圧、扁桃腺のチェックくらいですぐ終わった。
◆AM 10:00◆
点滴タイムスタート。
私のコードレスタイムはここで終了する。
ここから約14時間は点滴につながれた有線生活が強いられている。
有線で面倒なのは、食事とトイレだ。
点滴前に必ずトイレに行くのだが、毎日500mlもの点滴を3本もつこっこまれては、1500mlの水を飲んだに等しいわけで、結局トイレに何度も行くはめになる。
◆AM 11:45◆
昼食。
元気なときは昼とかハンバーグ定食やらトンカツ定食やら食ってたなぁ・・・と思いながら、目の前の煮魚を食べる。
前々コラムにも書いたが、味は濃く、割とおいしかったのだが、肉がない生活に飽きてしまった。
通常メニューは、ごはん、すまし汁、煮魚、煮豆、豆腐、こんな感じのヘルシーセットだった。
週に1回、カレーの日があった。カレーは懐かしい給食の味がして、この日は子供のように嬉しかった。
◆PM 0:30以降◆
昼飯を食った後、途端にやることがなくなる。
入院直後は、ひたすら痛みに打ちのめされていて、半ば放心状態だったが、点滴の治療が効き始めた頃から、徐々に友達や知り合いに連絡を取り、遊びに来てもらうようになった。
人とのふれあいが、とにかく嬉しい。顔を見せに、来てくれるだけで嬉しい。
また、1つ患者さんの気持ちが分かった。
お見舞いの人が来ない日は、DVDで映画を見たり、小説を読んだり、漫画を見たり、携帯でメールを打ったりしていた。
会社に行っていた時には、あれほど「休みがあったら、ずっと寝てやる!」と豪語していたのに、実際すごい量のお休みタイムをいただくと、意外と寝れないもんだ。そんなもんだ。
◆PM 4:30◆
普段の生活ではありえないのだが、夕食タイムである。
旅行先にありがちな夕食6:30でも早すぎて食えないのに、こんな時間に夕食はホント参る。
この時間の夕食は、ホント困った。
ハッキリ言って、おなかが減ってない。12:30に昼を食べ、ほとんど動いてなくて、4:30に夕食。無理だ。
が、ここで食べておかないと、これ以降、明日の朝7:30までフードにありつけない。
最初は、かなり無理して食べた。
が、入院後半は、色々な人にお夜食セットを買ってきてもらい、夜9:00頃、ようやっと腹が減ったあたりで、カップラーメンとか食べて過ごしていた。
夜遅くの会社帰りに来てくれた人には、ホカ弁とかを頼んで買ってきてもらったりもしていた。
退院直前には、かなり食欲も回復しており、夜、すしの折り詰めを買ってきてもらって、病室で食べていた(笑)。病室で食うすしも、またオツであった。
◆PM 10:00◆
だいたいこの時間に朝の10時からはじめた点滴が終了する。
やっとここから、左手が自由になるのだ。
点滴生活になれると、左腕に常に管が付いている状態もあまり気にせず、寝たり食べたりできるようになるのだが、やはり、コードレスはイイ。伸びもできるし、ブンブン腕も回せる。当たり前のことが当たり前にできるこの時間帯が来るのが、毎度本当に待ち遠しかった。
コードレスになってから、まずは顔を洗って、歯磨きに行く。
風呂はこの病院にないので、入院中は体を拭くくらいで、週末に臨時で一時帰宅許可をもらって、家に風呂入りに戻っていた。
ここから、次の点滴が始まる夜中の1時くらいまで、また本を読んだりして、過ごす。あと、夜食。
夜はほぼ毎日友達が来てくれていたので、一緒に夜食を食べながら、色々な話をして時間をつぶしていた。
本当は、9時に面会も終了するのだが、個室であったこともあり、夜の面会を病院が特別に許可をしてくれていたので、助かった。
◆AM 1:00◆
今日の点滴生活のトリを飾る抗生物質点滴の登場である。
いくら毎日ほとんど動いていないの、眠くないとは言っても、さすがにこの時間には眠くなる。
看護婦さんは寝ててもいいですよとは言うのだが、付けるときとはずす時の痛みで起きてしまうのである。
ただ、ラストの点滴は、約1時間なので、我慢して1時間過ごし、この点滴が外れたときに、本当の意味で私の一日が終了する。
そして、また6時に看護婦さんが来て、こういうのだ。
「成沢さーん、起きてくださーい。」
「zzzzz・・・・・・」
「成沢さーん?」
■今日のカメ
◆うに清

数ヶ月前、久しぶりに「うに清」さんに行った。
成沢家がお気に入りの真鶴にある磯料理の名店だ。
うに清さんはうちから車で行かないと行けない距離にあるので、頻繁にはいけないのだが、年に1回は必ずここへ行く。
ここの名物は、「船盛り」である。
だいたい一人5000円の予算で、伊勢海老&鯛の活造り、あわび、うになどの新鮮な魚介類と、エボダイの塩焼き、サザエの磯焼きなどの磯料理がてんこ盛りで出てくる。
母の知人の方に初めて連れてきていただいたのが、5年前。
そこからは、お気に入りで必ず年1ペースで来ている。
磯の近くにお店が位置していて、食事どころから、荒波の様子が見れる。
たまにはこういう食事もいいもんです。
◆伊勢海老&鯛の活造り

活造りには賛否両論あると思うが、私は好きだ。
「活造り」は、食を追及する倭人による、「新鮮であることのあかし」を見せつける芸術と思う。
ま、堅苦しいことは抜きにして、美味けりゃいい。それだけで、もう十分だ。
◆伊勢海老の味噌汁

美味い!ホント、美味いのだ。
伊勢海老のお造りも新鮮なので、甘くて、コリコリしていて、美味しいのだが、伊勢海老を食べた後の殻を使って作ってくれる味噌汁が格別に美味い。あぁ、幸せ。
by meshi-quest
| 2003-06-05 14:20


