おいてきぼり感
時に、人は自分でもコントロール不能なくらい、「いっぱいいっぱい」になる。
なんで、私だけうまくいかないんだろう・・・、と。
そして、こういうときに限って、一番身近な人は逆にノリノリだったりして、自分との差を激烈に感じたりする。
そのとき生まれてしまうマイナスの結晶体が【おいてきぼり感】である。
こいつにさいなまされると、人はどんどん後ろに向かって猛ダッシュしてしまうのである。
【おいてきぼり感】とは、何か?
字のごとく、「何か」に置いてかれる、もしくは、置き去りにされる感覚のことである。
ちなみに、ちょっとしたトリビア(無駄な知識)をお伝えすると、「おいてきぼり」とは「おいてけぼり」とも言われ、江戸時代に伝わった本所七不思議の1つ、『置いてけ堀』に由来しているらしい((c)TY)。
この堀は、東京の錦糸町あたりにあった釣りでにぎわう池で、夕方、釣った魚を持ち帰ろうとすると、どこからともなく「置いてけ~、置いてけ~」という声が聞こえ、怖いもの知らずのさすがの江戸っ子も魚を置いて逃げ出したことから、コトバが出てきている。
(今日のトリビアは、明日使えるものばかりでしたね。)
さて、話を元に戻すが、この置き去り感【おいてきぼり感】が人にとってヤバイのである。
先日、友達と会って、こんな話をした。
私の友達であるA子は、精神的体力的な理由から、会社を退職した。
彼女の彼氏も同じ会社に勤めていたのだが、他にやりがいのある仕事を見つけ、彼女より数ヶ月先に退職をした。
しかし、彼女の場合は、責任感が人一倍強い性格で仕事で被った精神的なダメージが大きかったため、まず退職を優先し、しばらく落ち着いてから新たな職を探すことにしていた。
彼は次の仕事に向けての準備に取り掛かり、忙しい毎日を送っていた。
技術職への転職であるため、学校に通いつつ、バイトをし、毎日くたくただったらしい。
彼女と彼は別々の家に住んでいるため、電話やメールで近況を報告しあっていたが、日々疲れている彼は電話やメールの回数が減り、電話をすると転職に向けて毎日頑張っていて、気合が入っていることは分かるが、それ以上の相手の状況が分からず、その状態が彼女を必要以上に不安にさせていった。
彼女は、すごくしっかりしていて、決して甘えたり、束縛をするような子ではない。
彼女自身も、自分の新たな転職先を探して動き始めていたときだった。
なのに、彼と彼女の温度差、つまり【おいてきぼり感】がいつもの冷静沈着な彼女を襲ってしまった。
彼は、彼女の感じた【おいてきぼり感】が理解できず、ただの重荷ととってしまい、しばらく距離を置くことになった。
今は、お互いに定期的に連絡を取りつつも、とりあえず彼は彼の道、彼女は彼女の道を進むことを第一目標とし、それぞれにゆとりが出るのを待っている状態にある。
よく、テレビのドキュメントとかで、夫の帰りを待つ専業主婦が夫の帰りがちょっと遅くなったりしたことで、不安に思ったり、やたら追求をしたり、逆に夫は日々仕事で大変なのに、家で追求してくる妻に嫌気が指して、大喧嘩・・・・なんて話を見る。
ここでもキーワードになっているのは、やはり【おいてきぼり感】なのだと思う。
【おいてきぼり感】というヤツは厄介なもんで、弱っている者には重大に映り、ノリノリの者には大したことでないように見える特性がある。
つまり、ノリノリの側には、当然、相手の感じた【おいてきぼり感】なんて見抜けないし、弱っている側はこの【おいてきぼり感】によって追いつめられ、どんどんマイナス方面へ驀進していってしまうのである。
さらに、夫婦、恋人同士、家族間、親友同士、同期・・・など近しい間柄でよくこの【おいてきぼり感】は発生し、しかも、一番泣きつきたくて頼りたい相手がノリノリ側になっていたりするのである。
ここから脱出する方法の1つは、「相手よりノリノリになること」である。
マリオを見習って、スターをとって、「チャッチャッチャラッチャラッチャ~」という無敵の音楽を轟かせるのである。
例えば、彼女が新たな転職先が決まり、しかも軌道に乗り、彼氏もそっちのけの忙しい日々を送る。
例えば、妻が専業主婦をやめ、パートをしたり、趣味に講じたり、新しい友達を見つけたりする。
と、まぁ、こんな感じである。
が、それによって逆転された彼ないし夫側がそれを受けて、「よーし、俺も負けずにもっとノリノリになっちゃうぞー!」と互いに切磋琢磨する関係を続けられるのであれば良いのだが、彼女ないし妻側が与えた打撃が大きすぎて、【おいてきぼり感】により逆撃沈してしまうようだと、意味がない。
なので、結論として、あまりお勧めできない。
では、どうすればいいか。
1つのカギは、「リスペクト」が握っている。
お互いに常に尊敬しあう。お互いの良いところを認めあうのである。
例えば、夫が妻に「いつも作ってくれるご飯、美味しいね。僕にはこんなに上手に作れないので、嬉しいよ。」と言う。逆に、妻が夫に「いつもご苦労様。あなたがいつも頑張ってくれるので、私も家事頑張らなくっちゃ!」とか言う。
あくまでもこれは「リスペクトってこーゆーこと」の超極端な例だが(笑)、僕や私にできないことをこの人はできる・・・・だから、すごいし、それをちゃんと認める・・・・だからこそ、二人いる意味があり、互いに補っているのである・・・・と、こんな流れである。
リスペクトは常にし続ける必要がある。
花にお水をあげるのと同じように、常に注いであげないとココロも枯れてしまうのである。
常に続けることは、根気と覚悟がいる。
なので、ここまでのつながりが持てる間柄はたくさんはもてないし、少数限定で良いと思う。
そして、「そこまでしたい」と思う相手なのかどうかということも重要になる。
もっと言っちゃうと、そこまでしてでも守るべき者がきっと必ず一人はいるはず、その人には全力でリスペクトしてあげて欲しいと思う。
自分のハートも、相手のハートも枯らさぬように。
言うのは簡単。
友達の話を聞いていて、自分への忠告メモも兼ねて(笑)、原稿を書いた。
私も時にスターマリオになってみたり、時に【おいてきぼり感】によって敗走猛ダッシュしたり(笑)、相当周りに迷惑をかけているに違いない。
いかん、いかん。リスペクト、リスペクト。
自分のハートも、相手のハートも枯らさぬよう・・・・。
■今日のカメ
◆わんことあたし
しょっちゅう私の一緒にいらっしゃる方々はもう周知ですが、3年ぶりに茶髪から黒髪に戻りました。新入社員っぽくて、久々の黒もいいもんです。
黒に戻した直後にわんこと一緒に撮ってみたのですが、私の黒髪に見慣れていないのか、すごくわんこが複雑な顔しているのが印象的でした(笑)。眉間にしわよってるし・・・。
なんで、私だけうまくいかないんだろう・・・、と。
そして、こういうときに限って、一番身近な人は逆にノリノリだったりして、自分との差を激烈に感じたりする。
そのとき生まれてしまうマイナスの結晶体が【おいてきぼり感】である。
こいつにさいなまされると、人はどんどん後ろに向かって猛ダッシュしてしまうのである。
【おいてきぼり感】とは、何か?
字のごとく、「何か」に置いてかれる、もしくは、置き去りにされる感覚のことである。
ちなみに、ちょっとしたトリビア(無駄な知識)をお伝えすると、「おいてきぼり」とは「おいてけぼり」とも言われ、江戸時代に伝わった本所七不思議の1つ、『置いてけ堀』に由来しているらしい((c)TY)。
この堀は、東京の錦糸町あたりにあった釣りでにぎわう池で、夕方、釣った魚を持ち帰ろうとすると、どこからともなく「置いてけ~、置いてけ~」という声が聞こえ、怖いもの知らずのさすがの江戸っ子も魚を置いて逃げ出したことから、コトバが出てきている。
(今日のトリビアは、明日使えるものばかりでしたね。)
さて、話を元に戻すが、この置き去り感【おいてきぼり感】が人にとってヤバイのである。
先日、友達と会って、こんな話をした。
私の友達であるA子は、精神的体力的な理由から、会社を退職した。
彼女の彼氏も同じ会社に勤めていたのだが、他にやりがいのある仕事を見つけ、彼女より数ヶ月先に退職をした。
しかし、彼女の場合は、責任感が人一倍強い性格で仕事で被った精神的なダメージが大きかったため、まず退職を優先し、しばらく落ち着いてから新たな職を探すことにしていた。
彼は次の仕事に向けての準備に取り掛かり、忙しい毎日を送っていた。
技術職への転職であるため、学校に通いつつ、バイトをし、毎日くたくただったらしい。
彼女と彼は別々の家に住んでいるため、電話やメールで近況を報告しあっていたが、日々疲れている彼は電話やメールの回数が減り、電話をすると転職に向けて毎日頑張っていて、気合が入っていることは分かるが、それ以上の相手の状況が分からず、その状態が彼女を必要以上に不安にさせていった。
彼女は、すごくしっかりしていて、決して甘えたり、束縛をするような子ではない。
彼女自身も、自分の新たな転職先を探して動き始めていたときだった。
なのに、彼と彼女の温度差、つまり【おいてきぼり感】がいつもの冷静沈着な彼女を襲ってしまった。
彼は、彼女の感じた【おいてきぼり感】が理解できず、ただの重荷ととってしまい、しばらく距離を置くことになった。
今は、お互いに定期的に連絡を取りつつも、とりあえず彼は彼の道、彼女は彼女の道を進むことを第一目標とし、それぞれにゆとりが出るのを待っている状態にある。
よく、テレビのドキュメントとかで、夫の帰りを待つ専業主婦が夫の帰りがちょっと遅くなったりしたことで、不安に思ったり、やたら追求をしたり、逆に夫は日々仕事で大変なのに、家で追求してくる妻に嫌気が指して、大喧嘩・・・・なんて話を見る。
ここでもキーワードになっているのは、やはり【おいてきぼり感】なのだと思う。
【おいてきぼり感】というヤツは厄介なもんで、弱っている者には重大に映り、ノリノリの者には大したことでないように見える特性がある。
つまり、ノリノリの側には、当然、相手の感じた【おいてきぼり感】なんて見抜けないし、弱っている側はこの【おいてきぼり感】によって追いつめられ、どんどんマイナス方面へ驀進していってしまうのである。
さらに、夫婦、恋人同士、家族間、親友同士、同期・・・など近しい間柄でよくこの【おいてきぼり感】は発生し、しかも、一番泣きつきたくて頼りたい相手がノリノリ側になっていたりするのである。
ここから脱出する方法の1つは、「相手よりノリノリになること」である。
マリオを見習って、スターをとって、「チャッチャッチャラッチャラッチャ~」という無敵の音楽を轟かせるのである。
例えば、彼女が新たな転職先が決まり、しかも軌道に乗り、彼氏もそっちのけの忙しい日々を送る。
例えば、妻が専業主婦をやめ、パートをしたり、趣味に講じたり、新しい友達を見つけたりする。
と、まぁ、こんな感じである。
が、それによって逆転された彼ないし夫側がそれを受けて、「よーし、俺も負けずにもっとノリノリになっちゃうぞー!」と互いに切磋琢磨する関係を続けられるのであれば良いのだが、彼女ないし妻側が与えた打撃が大きすぎて、【おいてきぼり感】により逆撃沈してしまうようだと、意味がない。
なので、結論として、あまりお勧めできない。
では、どうすればいいか。
1つのカギは、「リスペクト」が握っている。
お互いに常に尊敬しあう。お互いの良いところを認めあうのである。
例えば、夫が妻に「いつも作ってくれるご飯、美味しいね。僕にはこんなに上手に作れないので、嬉しいよ。」と言う。逆に、妻が夫に「いつもご苦労様。あなたがいつも頑張ってくれるので、私も家事頑張らなくっちゃ!」とか言う。
あくまでもこれは「リスペクトってこーゆーこと」の超極端な例だが(笑)、僕や私にできないことをこの人はできる・・・・だから、すごいし、それをちゃんと認める・・・・だからこそ、二人いる意味があり、互いに補っているのである・・・・と、こんな流れである。
リスペクトは常にし続ける必要がある。
花にお水をあげるのと同じように、常に注いであげないとココロも枯れてしまうのである。
常に続けることは、根気と覚悟がいる。
なので、ここまでのつながりが持てる間柄はたくさんはもてないし、少数限定で良いと思う。
そして、「そこまでしたい」と思う相手なのかどうかということも重要になる。
もっと言っちゃうと、そこまでしてでも守るべき者がきっと必ず一人はいるはず、その人には全力でリスペクトしてあげて欲しいと思う。
自分のハートも、相手のハートも枯らさぬように。
言うのは簡単。
友達の話を聞いていて、自分への忠告メモも兼ねて(笑)、原稿を書いた。
私も時にスターマリオになってみたり、時に【おいてきぼり感】によって敗走猛ダッシュしたり(笑)、相当周りに迷惑をかけているに違いない。
いかん、いかん。リスペクト、リスペクト。
自分のハートも、相手のハートも枯らさぬよう・・・・。
■今日のカメ
◆わんことあたし
しょっちゅう私の一緒にいらっしゃる方々はもう周知ですが、3年ぶりに茶髪から黒髪に戻りました。新入社員っぽくて、久々の黒もいいもんです。 黒に戻した直後にわんこと一緒に撮ってみたのですが、私の黒髪に見慣れていないのか、すごくわんこが複雑な顔しているのが印象的でした(笑)。眉間にしわよってるし・・・。
by meshi-quest
| 2003-06-19 14:27


