大阪に行った。~大阪城攻略~
ちゃんと、観光もした。
実は、かねてから行ってみたい場所があったのだ。
それは、大阪城。
歴史上でもとても有名な城だ。学校で日本史を選択していたころから、一度見てみたかった。
大きくなってから、たびたび大阪を訪れた際、大阪中心街を巡る電車から見えるこの城が気になっていた。
その他、私にはもう1つ行きたかった理由があった。
私の大好きなゲームの1つに、コーエーさんから発売している「三国無双」というゲームがある。
自分が三国志の英雄の1人となって、戦場でバッタバッタ敵を切り倒していくゲームなのだが、実際に自分がその戦場に立っているかのような臨場感と、「切った感じ」がすごくあって、とにかく楽しい。
「歴史」が題材であっても、そこから想像されるような「難しい」イメージは全くなく、「カッコ良く、そして爽快」そんなゲームである。
他社さんのゲームをべた褒めしているのが不思議に聞こえる方もいるかもしれないが、イイモノはイイ、好きなモノは好き、なのだ。
「三国無双」シリーズはすべて発売日当日に買いに行き、時間を見つけては遊んでいる。
会社でも遊ぶ。
一応、これに関しては、他社さんのゲーム研究という「仕事の一環」ということにしておく。
さて、その「無双」シリーズとして、今年春、「戦国無双」というゲームが発売された。
今度は日本群雄割拠の戦国時代が舞台で、武田信玄や上杉謙信といった人物になって、戦国の世を切り進んでいくゲームだが、日本の戦国史だけあって、城内外戦がいっぱい出てくる。
その城の中の1つに「大阪城」があって、ゲームでは脱出経路含めて城の中も外も知り尽くしたが(笑)、当時と同じでないにせよ、ホンモノを一目見てみたいと思ったのだ。
こう考えると、よく「ゲームすると、頭悪くなる」とか言われるが、それも一方である意味否めないとしても(苦笑)、「何か知りたい」「何か見たい」といった探求意欲を駆り立てることに一役かっている面もあるのではないかと思う。
ゲームのおかげで、大阪城を見に行こうと思ったし、三国志のゲームをやるようになったことで、三国志を読むきっかけとなった。
ゲーム会社社員として一言、時にこんなイイ面もあるんです、ゲームには。ハイ。
さてさて、そんなこんなで大阪城に行ってまいりました。
大阪都心をつなぐ環状線に乗って、すぐ。
駅も「大阪城公園駅」と、地方から来た私にも分かりやすくていい。
駅から城が見えるところまでは、ちょっと距離があり、やっと城へ入るための橋の前へ。
よし、いざ城へ!と思ったが、実はここからが長くて、坂を上って、階段上って、実際の城の外観が現れるまで、結構歩く。
しかも、途中でティーブレイクを取れるような茶屋もなければ、自動販売機もない。
さすが、城。さすが秀吉。
そう簡単には進入を許してもらえないらしい。
日々の運動不足から息もあがり、肺呼吸も極限状態になった頃、ようやく城の本体が見えてきた。
立派だ。
天守閣にはピッカピカの金の鯱が乗っている。
城のまわりでは、城内へ入る人、茶屋で休憩を取る人、とにかく人であふれていた。
早速、入場券を買って、城内へ。
秀吉が生きていても、自分の城へ入るときには入場券を買わせていたような気がして、妙に納得。
城内は非常にきれいで、色々な展示がされており、博物館になっていた。
個人的には京都の二条城や、以前私がコラムでも書いた網走刑務所のようにマネキンがいっぱいいて、当時の城内の様子とかがそのまま再現されているのかと思いワクワクしていたので、ちょっと残念だった。
階段をひたすら上り、いよいよ天守閣へ。
大阪の町が一望できる、いい眺めだった。
天は近くなり、人は小さく、町は巨大な城に対してひれ伏しているように見える。
昔の将軍たちがこぞって城を築きあっていたのも分かる。
理由はもちろんこれだけではないが、この眺めは最高であったのだろう。
大阪城攻略記念にお土産でも買っていこうと思ったのだが、これぞ大阪城というような代物がなかったので、あきらめた。
日本刀とか売っていたら欲しかったなぁ、おもちゃでもいいから見た目だけやたらリアルの。
さて、城から出てきたら、なぜか大阪城まん前で新人お笑い芸人によるコントライブが行われていた。
かつて見たことないほどの壮大な背景(大阪城)をバックにコント。
出演者よりも背景が目立っていたことが、一番笑えた。
■今日のカメ。
■大阪城公園から見た大阪城
かなりちっこいですが、城のてっぺんがちょっと見えます。
■橋のたもとから見た大阪城
ちょっと大きくなりました。外観が見えます。
■橋から見たお堀
いよいよ城の中に入ります。
■城門
ここ超えてすぐかと思ったんですが、ここからが結構距離ありました。
■大阪城①
観光客でいっぱいです。ここまで来ると、茶屋もあり、休憩所もあります。
■大阪城②
側面から見上げる角度で撮りました。
■天守閣からの眺め
大阪の町が一望できます。
■水上バス
普段の運動不足がたたって、帰りは大阪城公園から水上バスで帰りました。
■水上バス 客室
思ったよりきれいで、かなり快適でした。
天井含めてガラス張りなので、水しぶき受けることなく、外の様子を楽しめるので、良かったです。