タイ旅行記⑫ ~所変われば、品変わる。~
早速だが、まずは「今日のカメ」の「参考資料①」を見ていただきたい。
これは、高円寺のアジア雑貨屋で買った器で、
配色といい、筆で描かれたにわとりといい、とてもかわいいので、
成沢家では割と大事に使っているものだ。
アジアテイスト満載のこのにわとり器のシリーズが気に入って、
その他、丸皿なども買った。
で、話をタイに戻す。
あるとき、普通の地元の人が利用するような屋台でご飯を食べていて、
ふと皿を見たら、見慣れた模様がついていた。
あれ、このにわとり・・・どこかで見たような・・・。
そう、成沢家で割りと大事にしているお気に入りにわとりシリーズだ。
よく見ると、隣の屋台でも、その隣の屋台でも、
このにわとりシリーズを使っている。
そして、もっとよく見ると、割と皆さんが粗雑に扱っている。
この成沢家では大事にしているにわとりを、だ。
どうやら、このにわとりシリーズ、
タイではかなり庶民的で、ポピュラーな食器の1つらしい。
ところが、「よし、大量に買って行くぞ!」と、お土産屋を探しに探したが、
どこへ行っても売っていない。
もしかしたら・・・と思い、
地元の人が通うスーパーの日用雑貨売り場を覗いてみたら、
やはり大量に山積みになって安売りされていた。
と、いうわけで、大きさの違う2種類のにわとりシリーズを
タイで買ってきた(「参考資料②」)。
タイの人々にとっては何の変哲もない、至って普通のお茶碗なのだろうが、
その横で、すごく嬉しそうに大事に器を抱えてレジに並ぶ日本人(私)。
この国では価値がなくても、別の国ではすごい価値を感じることもある。
あぁ、貿易って、こういうところから始まったんだろうなぁ・・。
大航海時代の商人気分だった。
お土産の話に触れたので、
お土産に関する私見を書いておこうと思う。
私の旅では、お土産がかなり重要なファクターになっている。
面白いもの、かわいいもの、楽しいものが買えそう・・・そういう国は好きだ。
今まで行った国では、バリ、ベトナム、中国は
かなり楽しいもの満載の雑貨天国だった。
特にバリはかわいい食器や雑貨がいっぱいあるので、
いつも行くたびに、カエルやトカゲの付いた
かわいい食器を大量に買って帰ってくる(「参考資料③」)。
今回のタイでも楽しい雑貨があるに違いないと、
かなり気合入れてスーツケースも「特大サイズ」を用意しての旅だった。
ところが、バンコク、プーケットともに、私が期待していたほどの雑貨はなかった。
一応、バンコクでも、プーケットでも1回は繁華街に赴き、
そこらじゅうの雑貨店を見て回ったが、私の触手が動かなかった。
タイでは、きっと「参考資料③」のゾウさんバージョンのような食器が
いっぱいあるんじゃないかと思っていたのだが、
私が見た限り、そういう食器がなかった。
一応、とある雑貨屋でゾウさんフォークを見つけたので(「参考資料④」)、
それだけ買ってみたが、結局食器は買わずじまいで帰国した。
ガイドブックを見てみると、
タイ北部チェンマイという場所が雑貨天国と書いてあったので、
バンコクやプーケットにはあまりないのかもしれない。
なんにせよ、気合入れて用意した特大スーツケースは、
かなり空きを残したまま帰国することとなった。
今までの海外旅行で、一番お土産を買わなかった旅行であった。
■今日のカメ
◆参考資料①

器の中にも絵が付いています。
こういう大柄で、ハッキリとした配色のもの、好きです。
◆参考資料②

地元の人が普段使うお茶碗なので、かなり安かったです。1つ100円くらいです。
◆参考資料③

カエル、トカゲ、蓮の葉をモチーフにした食器が多く、とてもかわいいです。
作りもしっかりしていて、結構使っていますが、壊れません。
◆参考資料④
