プライマル。
そして、今年の誕生日で大台に乗った。
誕生日を迎えた最初の感想は、「なんとか生きれるもんだな」だった。
嬉しいとか、楽しいとか、そういう感情ではなかった。
例えて言うなら、逃げて逃げて逃げ延びて、気づいたら最後の何人かに残った感じ。「やった!」ではなく、「あ、残った」。
20代前半でママが亡くなり、私から「家族」というものが無くなった。
生きられないだろう、と思った。
気が付けば、何も分からず、何も知らない自分がいた。
もう本当のことを教えてくれて、何からも守ってくれる人はいない。
他人は全員嘘を教え、私をだます敵である。そう認識した。
中には本当のこと伝えてくれた人もいたかもしれない。
でも、そんなの私には見分けが付かない。
一回でも間違ったら、おしまいだ。
それ以来、極端に自分の情報を塞ぎ、私が本当の気持ちを伝える友達を限定して生きてきた。
それしか、方法がなかった。
「分かりにくい人になった」「変わった」
そういう人もたくさんいたが、それはそれでよかった。
そう言わずに根気強く一緒にいてくれた人だけが今日の「私の限定した友達」になった。
式が終わって、告別式もすんで、突然嵐が去ったように人も忙しさも消え去ったときに、私は私ではなくなっていて、それを必死に連れ戻すために、「一緒に生きていこう」と言って会社休んでまで付き合ってくれた友達。
それがなかったら、今こうして生きてこの原稿を書いていることもなかったと思う。
いつか自分の生きている意味と、生きている実感が掴めたときに、きちんとこのお礼を言いに行きたいと思う。
誕生日の前日に、元上司や同僚、後輩、友達が20人くらい集まってもらって、カウントダウンバースデーパーティーをした。
こんな人を呼んで派手にパーティーをやったのは、小学生のとき以来だろうか。
みんなが笑って酒を飲んでいる姿がみたい、そんな気分だったのだ。
みんな朝まで付き合ってくれて、食べて飲んで歌って、盛り上がりすぎて救急車まで出動してしまったのだが、久しぶりにすごく楽しかった。
色んな人からお祝いの言葉やプレゼントをいただき、その後、パーティーに出られなかった人からも声をかけていただき、この場を借りて、皆様にお礼を申し上げたいと思う。
ありがとうございました。
「プライマル」とは、「原点、出発」を意味する言葉。
ここから先、もっと楽に生きていきたいと思っていて、そういう意味で今年の誕生日は出発点だと思っている。
どの道に、どうやって進むのかは分からないが、どこかには続いている道だと思う。
実は、パーティーのカラオケ一発目に、こっそり私は、THE YELLOW MONKEYの「プライマル。」という曲を歌った。
この曲はTHE YELLOW MONKEY活動休止、解散への最後のシングルとなった曲なのだが、なにげにこの言葉には思い入れがあった。誰も気が付いていなかったと思うが(笑)。
原点、出発、プライマル。
自分に、「お疲れ様」。そして、「おめでとう」。
■今日のカメ
■今日のわたし

誕生日でかわいらしくピンクとか白・・・とかはどうもキャラに合わないというか、 こっぱずかしいので(苦笑)、いつも通り黒のダークな感じで。黒はやっぱ落ち着きます。
■パーティー会場①

これは入り口から中を写したもの。ロフトとその下にも席があるので、結構広く、40人くらい入れます。
■パーティー会場②

■皆さん、ありがとうございました。

■ステーキ食べ放題

■バースデーケーキ①

ここのケーキは、美味しいのはもちろんのこと、色の感じがとてもかわいらしく、大きくて派手なのが好きです。
■バースデーケーキ②

■駆けつけてくれた方々①

S嬢は元剣道部とのことで、とってもカッコ良かったです。
■駆けつけてくれた方々②

■駆けつけてくれた方々③

■駆けつけてくれた方々④

■駆けつけてくれた方々⑤

■駆けつけてくれた方々⑥

■ドラえもん①

包みをあけると、そこにはなんとドラえもん!
■ドラえもん②

手とか頭とかにも道具が装着できるようになっていて、今日は左手に「ミチビキエンジェル」を持たせてみました。すんません、マニアックですね・・。
■ドラえもん③
