一日一納豆
納豆さえあれば、ご飯2杯くらいはいける。
ご飯がなくても、小腹が空いたときは、しょうゆをちょっとかけて納豆だけで食べることもしばしばある。
納豆は「腐っている豆」だ。
好きだから全く気せず、むしろ、かわいくさえある納豆だが、冷静に見てみると、その腐りっぷりは半端なく、糸までひき、悪臭が漂う始末。色も悪く、見た目もグロテスク。
納豆好きとしては、「見た目こんなヤツだけど、イイとこいっぱいあるんで、ひとつ よろしく。」と言いたいところだが、納豆を毛嫌いする人の気持ちも分からんでもない。
「関西人=納豆嫌い」
この方程式は関東人であれば、多くの人がもっている関西人へのイメージだと思う。
これ、ひと昔はかなり現実味があったらしく、年配の関西人の方は「子供の頃は納豆なんて近所に売ってなかった」とか「両親から、あんなの食べ物じゃない」と教えられていたとか、そんなことが本当にあったらしい。
では、なぜ、関西で納豆を食べないのか?
調べたところ、諸説色々あって、一説には、関西では独自の文化が強いため、関東の食文化があまり発達せず、食べなれていないからとか、また一説には、関東人より関西人の方が鼻がよく、納豆の臭さを強烈に感じるため、と様々な理由があるようだ。
最近はもちろん関西でも普通にスーパーに納豆が並び、納豆好きな関西人も多いので、「関西人=納豆嫌い」の方程式は崩れつつある。
私の身近な関西人も、むしろ私より納豆を食べているくらい、納豆好きだ。
ご飯に納豆はもちろんのこと、蕎麦にも納豆、豆腐にも納豆、キムチにも納豆、何かにつけてネバネバしている。
一応、念のため再度出身を確かめてみたが。
「関西やてゆーたやろー」
紛れもなく関西人のようだ(笑)。
ちなみに、納豆で有名な旭松食品の「納豆いち」という商品、関東では「納豆いち」だが、関西では「なっとういち」と書かれているらしい。
関西用の納豆はニオイを少し抑えているらしく、ネーミングでもマイルドで食べやすいことをアピールしているらしい。
面白い。
私(関東人)としては、むしろごっついネーミングのついた、ザ・納豆のような納豆のほうが美味しそうで、心惹かれるのだが(笑)。
「納豆は健康にイイ」
「ネバネバが体にイイらしい」
これもよく聞く話だが、本当にとても健康に良いらしい。医学的根拠もあるようだ。
糸をひくネバネバ部分に含まれる酵素「ナットウキナーゼ」という成分が、血栓溶解酵素と言われ、血液をサラサラにしてくれる効果がある。
しかも、この酵素、名前にナットウと固有名詞が付けられているだけあって、世界で唯一納豆だけが持っている酵素らしい。
さらに、例えば医薬品で使われている血栓溶解酵薬と比べた場合、この薬が数十万円するにも関わらず、納豆のほうが血液サラサラパワーが強いらしい。納豆、3パック100円なのに。
すごいぞ、納豆!
日本の発酵食品文化バンザイ!
栄養士の友達から納豆の素晴らしさを説かれ、コラムを書くにあたって色々と調べていたら、より一層納豆が好きになってきた。
というわけで、最近は、「一日一納豆」という独自キャンペーンを実施している。
■今日のカメ
■最近のお気に入り納豆

通常の3パック納豆よりは若干高かったりしますが、色々と食べ比べてみて、これが手軽に買えて、一番うまかったです。
豆の甘さがちゃんと残ってて、毎日食べても飽きません。ぜひお試しを!
■さくらんぼ①

当分、我が家はさくらんぼ祭りです♪
■さくらんぼ②

これ以上、大きかったりすると、味と飽きのバランスが崩れる気がする。