湯治に行く 1 ~いざ、四万温泉へ~
寝ても覚めても、体がカユイ。
会社では怪しい人と思われないように(笑)、なるべく平静を保っているが、家ではかゆくて、ボリボリ常に体をかいている始末。明らかに挙動不審だ。
かくと悪化するのは分かっているのだが、かかずにはいられん。
塗り薬もあまり効果がない。
仕方がないので、医者に相談して、飲み薬の強さをアップしてもらった。
前よりも効いているのか、かゆみは少し楽になってきたが、逆に今度は副作用で重度の眠気に襲われるようになってしまった。
ひどいときには、寝たのに気付かず、ガクッと落ちているときがある。
と、まぁ、最近日々こんな感じなので、なんとかせなあかんなということで、遅めの夏休みを利用して、一泊二日の湯治に行くことにした。
場所は、群馬県四万温泉。
「よんまん」でも、「しまん」でもなく、「しま」と読む。
ここは四万もの病気を治すと言われている古くからある湯治場らしい。
四万の中に、きっと「じんましん」も入っているはずだ。
早速、上野発・特急草津号に乗り、祈るように、いざ四万へ。
車中、ちゃんと名物駅弁を食べ、即熟睡。栄養補給も睡眠も完璧。
あとは、湿疹治すのみ!
上野駅から電車で2時間ちょっと、中之条という駅で降りて、そこからさらに路線バスで山を登ること40分。
そこには昔ながらの佇まいが残る、どこか懐かしい雰囲気の湯治場があった。
大正・昭和の街並みを模したどこかのテーマパークに行ったかのような感じと言えば、分かりやすいだろうか。
派手さはまるでない。
周りを山と川に囲まれ、細長い道沿いに旅館と土産物屋が静かに並ぶ。
「温泉街」というより、「湯治場」という言葉が、実によく似合う。
今回の目的は、「リラックス」でも、「デトックス」でもなく、「治癒」。
私には絶好の場所だ。
さて、じっくり「じんましん」を治させてもらうとするか。
■今日のカメ
■上野駅

■草津号

もちろん大人旅なのでグリーン車で。
■駅弁

私は「幸福弁当」(だったかな?)という素材にこだわったらしい駅弁を購入。おかずの種類豊富で、なかなか美味しかったです。特に銀鱈の粕漬けがグッド。
■駅弁

こうしてみると、すごい絵づらだ(笑)。だるまは、食べた後、貯金箱になるようです。
■駅弁

野菜の煮物、豆、山菜、こんにゃくなどヘルシーなおかずの下に炊き込みごはんがはいっているようです。こちらもなかなか美味しかったとのこと。
■中之条駅

駅の至る所にサルビアの真っ赤な花が咲いていました。
■路線バス

■バス運賃

少人数ならバス、4名くらいなら割り勘タクシーでもいいかもしれません。
■山

■川

■コバルトブルーの水

もちろん、画像修整は一切していません(笑)。こんなきれいなコバルトブルーの川が間近で見れるんです。
■滝

■空

■湯治場

四万温泉は縦に細長く宿が点在しており、私の泊まった旅館は路線バスの終点あたりの山の上のほうにありました。
■落合通り

■落合通り
