台湾へ行く。6 ~茶芸館で凍頂烏龍茶~
日本ではあまり馴染みのない言葉だが、お茶を楽しむ文化が発達している台湾では、茶葉、茶器、水、そして、それを提供する雰囲気含めて、静かにゆっくりとお茶を楽しむための「茶芸館」と呼ばれる場所がたくさんある。
お茶専門の高級喫茶店と言った感じだろうか。
茶葉、茶器、お茶の入れ方まで選んで、お茶を楽しむことができる。
高級とは言え、そんなに敷居が高いわけでもなく、気軽に観光客も楽しむことができる。
プロフィールにも「お茶を好き」を謳っている私は、ぜひとも茶芸館で台湾茶最高峰と呼ばれている凍頂烏龍茶を飲んでみたかった。
早速、この度大活躍のガイドブック様を取り出し、場所選び。
ホテルから比較的近くて、雰囲気も良さそうで、一見の観光客も入れそうな「回留」という茶芸館に行ってみることにした。
ちょうど2時くらいのお茶時ということもあって、お店は割と混んでいた。
家族連れ、グループ、女性一人など、客層もまばらだ。
残念ながら日本語のメニューはなかったので、英語と中国語の両方から内容の解読を始める。
・・・分からん。
というか、書いてあることは分かるのだが、言っていることが分からないのだ。想像が付かん。
たくさんの茶葉やお茶の入れ方が書かれていたが、当初の目的通り、茶葉は素直に凍頂烏龍茶に、入れ方はお店の人にお任せすることにした。
なにやら色んな陶器が机の上にセットされ、英語が話せる店員さんから入れ方の説明を聞く。
美味い。
ほのかに甘い香りがして、実に美味い。
家でいちいちここまでして飲むのは大変だが、たまにはこうやって時間を気にせず、ひたすら美味いお茶を飲みながらのんびりするのも良いもんだ。
■今日のカメ
■「回留」(ホェイリョウ)
永康公園という公園の中にある茶芸館です。見た目、普通のカフェっぽくて、入りやすく、女性が多かったです。
■店内の様子
室内とテラス席もあります。この時期はちょっと外は寒いかも。
■茶器
お湯を入れているヤカン、お茶の香りや濃さを均一にするための器「茶海(チャハイ)」、急須の「茶壺(チャフー)」、茶葉を入れておく「茶荷(チャホー)」、お茶の香りを楽しむための杯「聞香杯(ウェンシャンペイ)」、聞香杯から移して実際飲むための杯「飲杯(インペイ)」が並べられています。ピンクの花柄のマットがかわいい。
■これが、凍頂烏龍茶
茶葉がぜんまいのように丸まっているのが特徴です。
■いただきます!
1つ頼むと、2回分の茶葉が来て、1回分で約7杯飲めます。
結局、全部飲みきれず、半分は茶葉を持ち帰りさせてもらいました。約1600円。喫茶と考えればちょっと高いですが、たくさん飲めますし、本格的なお茶を楽しむということで。