Imparfait [アンパルフェ]
バカラ社のクリスタルグラス。
グラスについて、そんなに詳しくない私でも知っている、あまりにも有名な高級グラスだ。
先日、六本木ヒルズに行った時、バカラ社のショップがあったので、ふらっと立ち寄ってみた。
グラスにそこまでこだわりがない素人の私でも「キレイ・・・」とうっとりするような、キラキラ光輝くグラスが並ぶ。
グラスなので手で持たなきゃいけないモノなのだが、なんだか手で触れるのを憚られるような(苦笑)、そんなオーラを放っているグラスだった。
今まで知らなかったのだが、バカラ社ではグラス以外にも、ネックレスやリングといったアクセサリーも販売している。
クリスタルで出来たアクセサリー。
どうも貧乏性のせいか、その「強度」が気になって、お店の人に聞いてみると、「正直、あまり強度はありません。仮に、右手にバカラリング、左手に普通のリングを付けて、拍手とかすると割れる可能性があります。」とのこと。
このアクセサリーを買う人は、もろくはかなくも、何よりも美しく光輝くその様に惚れ込んで買っていくのだろうか。
うーん、奥が深い。
さて、店内の一番奥に、すごく気になったグラスがあった。
「黒」好きの私の心を捉えた漆黒のバカラグラス。
「バカラ」=「クリスタル」=「透明」というイメージが強かったのだが、このグラスは、その私のイメージを覆す、なんとも美しい漆黒だった。
フランス語で「imparfait(アンパルフェ)」と名付けられているこのグラスは、黒い台が付いた6客セットのワイングラスなのだが、そのうちの1客だけ赤い台の上に乗っていた。
それが妙に気になってずっと眺めていたら、ショップ店員のおじさんがやってきて、とても丁寧に解説をしてくれた。
フランス語「imparfait(アンパルフェ)」とは、英語で「imperfect」という意味であり、つまり、このグラスには「不完全」という名前が付いている。
バカラ社のグラスは、高いクオリティー管理の下、その製造過程において、おおよそ10個に1個くらいしか「パルフェ(perfect、完全)」ができないらしい。
この6客のグラスのうち、黒い台に乗っている5客は「アンパルフェ」であり、赤い台に乗っている1客だけが「パルフェ」なのだ。
素人目には全く違いが分からないが、きちんと説明を受けると、確かに黒い台のグラスには、縦線が入っていたり、傷っぽいものが入っていたり、若干グラスの厚みに差があったりする。
もちろん、言われなきゃ全く気が付かないし、私にとっては、この「アンパルフェ」グラスでも十分すぎる(苦笑)。
と、ここで1つ気になることが・・・。
コレ、もし、台を間違えて載せてしまったら・・・。
もし、どれがパルフェで、どれがアンパルフェか分からなくなってしまったら、どうするんだろう(笑)??
こんなド素人丸出しの質問を、せっかくのバカラショップ訪問記念に聞いてみたところ、「アンパルフェ」はグラスの足元に「imparfait」という文字が、「パルフェ」にはグラスの足元に「parfait」の文字と、バカラグラスの完全体であることを示すシリアルナンバーが刻印されている、とのこと。
さらに、「アンパルフェ」には「B」というバカラ社を示すロゴのみしか入っていないが、「パルフェ」には「Baccarat」という正式名称が刻印されている。
こだわりにこだわり抜いたバカラ社の出す漆黒のグラス。
そこに、バカラ社の想いや、クオリティーの高さ、そして、グラス職人の愛と遊び心を感じて、説明を聞いていて、なんだかとても楽しい気分になった。
あまりに熱心に眺めているので買ってくれるのかと思われたのか、店員さんに「1セット、いかがですか?」と言われたが、うちは家全体が「アンパルフェ」なんで(笑)、パルフェグラス様が来るような場所じゃありません。
すんません。
■今日のカメ
※本当は、撮影は遠慮してもらっているみたいなのですが、今回は特別のご厚意で許可していただきました。
■「アンパルフェ」
建築、インテリア、家具など様々なデザインを手掛けるフランスの総合デザイナー、フィリップ・スタルク氏とバカラ社のコラボレーションで生まれたワイングラスセット。
後ろのガラスが反射してしまって、あまりうまく撮れなかったのですが、実物はもっととってもカッコイイので、ぜひ機会があれば、実物をご覧ください。
■こっちが「アンパルフェ」
黒い台に乗っているのが、「アンパルフェ」です。
■こっちが、「パルフェ」
赤い台に乗っている1客だけが、「パルフェ」です。
■「imperfait」の刻印
ちょっと見づらいかもしれませんが、「アンパルフェ」グラスには、「imperfait」の刻印がされています。
■「B」の刻印
同じく「アンパルフェ」グラスには、「imperfait」の刻印の真裏あたりに、「B」の刻印がされています。
「アンパルフェ」なので、「Baccarat」の刻印はされてません。
■シリアルナンバーの刻印
「パルフェ」にはシリアルナンバーの刻印と、バカラ社の正式な名称、デザイナー・スタルク氏の名前が刻印されています。
■気になるお値段
税込304,500円です。
お店の方曰く、「1つの30万のパルフェグラスに、おまけが5つ」らしいです。
■4000万のテーブル
何気に手を触れていたのですが(苦笑)、この写真に写っているクリスタルのテーブル、4000万だそうです。家、1軒分かぁ・・・(遠い目)。
グラスについて、そんなに詳しくない私でも知っている、あまりにも有名な高級グラスだ。
先日、六本木ヒルズに行った時、バカラ社のショップがあったので、ふらっと立ち寄ってみた。
グラスにそこまでこだわりがない素人の私でも「キレイ・・・」とうっとりするような、キラキラ光輝くグラスが並ぶ。
グラスなので手で持たなきゃいけないモノなのだが、なんだか手で触れるのを憚られるような(苦笑)、そんなオーラを放っているグラスだった。
今まで知らなかったのだが、バカラ社ではグラス以外にも、ネックレスやリングといったアクセサリーも販売している。
クリスタルで出来たアクセサリー。
どうも貧乏性のせいか、その「強度」が気になって、お店の人に聞いてみると、「正直、あまり強度はありません。仮に、右手にバカラリング、左手に普通のリングを付けて、拍手とかすると割れる可能性があります。」とのこと。
このアクセサリーを買う人は、もろくはかなくも、何よりも美しく光輝くその様に惚れ込んで買っていくのだろうか。
うーん、奥が深い。
さて、店内の一番奥に、すごく気になったグラスがあった。
「黒」好きの私の心を捉えた漆黒のバカラグラス。
「バカラ」=「クリスタル」=「透明」というイメージが強かったのだが、このグラスは、その私のイメージを覆す、なんとも美しい漆黒だった。
フランス語で「imparfait(アンパルフェ)」と名付けられているこのグラスは、黒い台が付いた6客セットのワイングラスなのだが、そのうちの1客だけ赤い台の上に乗っていた。
それが妙に気になってずっと眺めていたら、ショップ店員のおじさんがやってきて、とても丁寧に解説をしてくれた。
フランス語「imparfait(アンパルフェ)」とは、英語で「imperfect」という意味であり、つまり、このグラスには「不完全」という名前が付いている。
バカラ社のグラスは、高いクオリティー管理の下、その製造過程において、おおよそ10個に1個くらいしか「パルフェ(perfect、完全)」ができないらしい。
この6客のグラスのうち、黒い台に乗っている5客は「アンパルフェ」であり、赤い台に乗っている1客だけが「パルフェ」なのだ。
素人目には全く違いが分からないが、きちんと説明を受けると、確かに黒い台のグラスには、縦線が入っていたり、傷っぽいものが入っていたり、若干グラスの厚みに差があったりする。
もちろん、言われなきゃ全く気が付かないし、私にとっては、この「アンパルフェ」グラスでも十分すぎる(苦笑)。
と、ここで1つ気になることが・・・。
コレ、もし、台を間違えて載せてしまったら・・・。
もし、どれがパルフェで、どれがアンパルフェか分からなくなってしまったら、どうするんだろう(笑)??
こんなド素人丸出しの質問を、せっかくのバカラショップ訪問記念に聞いてみたところ、「アンパルフェ」はグラスの足元に「imparfait」という文字が、「パルフェ」にはグラスの足元に「parfait」の文字と、バカラグラスの完全体であることを示すシリアルナンバーが刻印されている、とのこと。
さらに、「アンパルフェ」には「B」というバカラ社を示すロゴのみしか入っていないが、「パルフェ」には「Baccarat」という正式名称が刻印されている。
こだわりにこだわり抜いたバカラ社の出す漆黒のグラス。
そこに、バカラ社の想いや、クオリティーの高さ、そして、グラス職人の愛と遊び心を感じて、説明を聞いていて、なんだかとても楽しい気分になった。
あまりに熱心に眺めているので買ってくれるのかと思われたのか、店員さんに「1セット、いかがですか?」と言われたが、うちは家全体が「アンパルフェ」なんで(笑)、パルフェグラス様が来るような場所じゃありません。
すんません。
■今日のカメ
※本当は、撮影は遠慮してもらっているみたいなのですが、今回は特別のご厚意で許可していただきました。
■「アンパルフェ」
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_1161145.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_1161145.jpg)
後ろのガラスが反射してしまって、あまりうまく撮れなかったのですが、実物はもっととってもカッコイイので、ぜひ機会があれば、実物をご覧ください。
■こっちが「アンパルフェ」
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_116227.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_116227.jpg)
■こっちが、「パルフェ」
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_1163179.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_1163179.jpg)
■「imperfait」の刻印
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_1164155.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_1164155.jpg)
■「B」の刻印
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_1165085.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_1165085.jpg)
「アンパルフェ」なので、「Baccarat」の刻印はされてません。
■シリアルナンバーの刻印
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_117274.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_117274.jpg)
■気になるお値段
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_117949.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_117949.jpg)
お店の方曰く、「1つの30万のパルフェグラスに、おまけが5つ」らしいです。
■4000万のテーブル
![Imparfait [アンパルフェ] _f0232060_117205.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201004/28/60/f0232060_117205.jpg)
by meshi-quest
| 2008-03-17 11:05
| 六本木・麻布・赤坂