ベトナムへ行く。④ ~ベンタン市場で食器購入~
雨にも負けず、バイクの排気ガスにも負けず、旅の疲れにも負けず、エコノミー症候群にも負けず。
普段だったら、これだけ疲れてれば、飯も食わずに即バタンという感じだが、旅先は脳内麻薬でも出てるんですかね、よく歩き、よく見て、よく食べる。
不思議なもんです。
町は7年前に比べて近代化されてきていたが、市場は昔のまんまだった。
所狭しと、服、靴、雑貨、食器、土産物、食べ物屋が並ぶ。2000軒以上あるらしい。
店も、人も、臭いも、もうぐちゃぐちゃ。
いいぞいいぞ。これぞ、アジアの市場!
日本にいたときネットで調べた前情報で、「ニャチャンには土産物屋はほとんどありません。お土産はホーチミンで。」とあったので、「まさかぁ・・・」とは思いつつ、とりあえず、半分だけその情報を信じて、欲しかった食器を購入。
気分的には、着いたその日にいきなりお土産を探して買うのは、いまいち気が乗らなかったが(できれば旅の終わりに吟味して買いたい)、もし情報が本当で、ベトナムまで行ったのに、欲しかった食器や雑貨が買えなかったらとんでもなく悔いが残るので、最低限はずせないものだけ買った。
後のコラムで書くが、この前情報は本当で、ニャチャンには土産らしい土産が全くなかったので、ここで買ったものが今回の旅での土産のほぼすべてとなった。
あの時、もっと買っておけば良かった・・・と少し後悔。
市場の雰囲気はほとんど変わってなかったが、唯一変っていたことがあるとすると、お店の人と値下げ交渉がしにくくなったことだろうか。
7年前はかなり値下げ交渉ができて、何でも大量に安く購入できたが、インフレの影響だろうか、ある程度の域を超えると、お店側が交渉を中断して、売らないという判断をするようになった。
今回も食器購入の際に値下げ交渉を行ったが、お店のお姉ちゃんに何度も日本語で「赤字よ!赤字よ!」と言われながら、まぁ、一応、私が納得できる着地点まで交渉して、購入した。
かなりお姉ちゃんも粘って、なかなか値を下げなかったが、その提示価格だと、日本のアジア輸入雑貨店で購入した方が安いかも、くらいだったのだ。
と、こんな感じなので、旅行雑誌でよく「安くて、かわいいベトナム雑貨」とか特集されていたりするが、雑誌から受ける「気軽さ」「安全さ」「ゆるさ」みたいなものはあまりない、とお伝えしたい。
「ただ安い、ただかわいい」ではない、ということだ。
確かに雑貨はかわいいし、日本の輸入より物より種類も数も豊富で、現地にしかないような品物・デザインもいっぱいあるが、ちゃんとした店はそれなりに高いし(ドル表示だったり、オーナーが日本人とかで価格帯を観光客向けに調整していたり)、市場では店の人もかなり強気で交渉してくるので、値切る度胸というか(笑)、こっちも真剣勝負でいかないとダメなので、割と気疲れしたりもする。
市場はスリもいるし、実際、ずっと後ろをつけてきていた怪しいお兄ちゃんもいたし。
まぁ、それも全部ひっくるめて、旅の醍醐味であり、楽しさなのだが(笑)。
■今日のカメ
■ベンタン市場

■ベンタン市場前のロータリー

■チャン・グエン・ハン像

■市場の様子

■食器屋のお姉ちゃん

■交渉成立

ちなみに、前回の反省を生かし、日本からプチプチを持参してきていたので(食器買う気満々)、この後ホテルでさらにプチプチにくるんで万全の態勢で持ち帰りました。
■買った食器①

■買った食器②

■買った食器③

■買った食器④

■買った食器⑤

■買った食器⑥

■「バッチャン」ブランド
