ベトナムへ行く。⑤ ~シェラトンがくれた黒い玉手箱~
何を急に言い出すのかと思われそうだが、カメを助けた浦島太郎が竜宮城に行って玉手箱をもらってくる、あの話である。
で、話をベトナムに戻す。
ホーチミン着の翌日朝5時。
ニャチャン行きの朝8時発の国内線に乗ることになっていたため、二日連続で早朝5時起きとなってしまった。
全く頭が働かない。
とりあえず、ちゃんと服を着たかどうかと、パスポートを持ったかどうかだけ確かめて、部屋を出る。
よし、大丈夫そうだ。
最低限、この2つが揃っていれば、なんとかなるだろう。
フロントに行き、チェックアウトの手続きをする。
無事チェックアウトを終えた後に、フロントから何やら黒い箱を手渡された。
見覚えがない。
「コレ、何?」と聞くと、「朝食だ。」と言う。
が、朝食にしてはデカすぎる。
そして、異様に重い(笑)。
振ってみると、液体らしき、チャポチャポという音が聞こえる。
箱の外には英語で「一度お渡ししたものに関しては、ホテルは一切責任を負いません。」と言ったことが書かれている。
何なんだ・・・一体。
スーツケースを抱えて、これから旅立とうとする人に渡すようなものではない。ハッキリいって、お荷物だ。
ただでさえ、自分の荷物でいっぱいなのに、この異様にでかくて重い物体により、完全に両手がふさがった。
黒い玉手箱を抱えたまま、ホーチミンの国内線空港へ。
搭乗手続きをして、ボディーチェックを通過しようとしたら、黒い玉手箱を指して、警備員に止められた。
「ホテルでもらった朝食です。」というと、「食べてから入ってください」
そりゃ、そうだよな(笑)。
仕方がないので、待合コーナーにあるイスに座って、ついに玉手箱をオープン。
中には、朝食とは思えないほどの量のパンと、果物と、飲料。
・・・コレ、これから旅立つ人へ渡すものか(笑)?
■今日のカメ
■黒い玉手箱

■中身

■ホーチミン国内線空港

■ホーチミン空港の外の様子

■ホーチミン空港の中の様子

■ニャチャンのダナン空港

■ベトナム航空

■空港のバス

■バスで移動

■荷物受取

■ダナン空港エントランス
