ベトナムへ行く。⑫ ~ニャチャンの土産事情~
・・・と言っても、過言ではない気がする。
とはいえ、人によって何をお土産として欲するかは違うので、なんとも言い難い部分もあるが、少なくとも、私は自分へのお土産は、このニャチャンで何も買わなかった。
買う気は満々だったが、私の財布をこじ開けるような魅力的なモノがなかったというのが本音だ。
今回ニャチャンに行くにあたって、出発前にお土産状況を調べたのだが、ニャチャン自体あまり渡航者がいないのか、旅行雑誌は見開き1ページくらいの情報しかなく(ほとんどがホテル情報)、ネットにもあまり情報が上がってなかった。
あるブログでは「ニャチャンには土産がありません」とあり、また別のブログでは「ホーチミンのようなセンスはないけど、土産はあります」とある。
賛否両論というより、「賛」はほとんどなくて、「否」の度合いが人によって違う感じだ。
実際行ってみるまでは、ホントのところどうなっているのか分からなかったが、今後ニャチャンへ行く人の参考に少しでもなってもらえればと思うので、感じたことを素直に書いておく。
ニャチャンには、町の中心部に「ダム市場」と呼ばれる市場があって、町の人々はそこで買い物をしている。
お土産に対する「否」の度合いが軽い人の書き込みでは、この市場に行けばお土産がある、と書かれている。
実際行ってみたが、この市場は地元の人の生活のための市場であって、先のコラムで紹介したホーチミンの「ドンコイ市場」とは全く違い、観光客が安くお土産を購入できるような場所ではない。
雰囲気は、上野のアメ横をもっとアジアテイスト&市民密着型にした感じだろうか。
ダム市場の中は一階が電化製品や生活雑貨、二階が洋服で構成されている。
さらに、そのダム市場を中心にして、その周りを囲むかのように何重にも店や露店が出ている。
路上で鶏が絞められていて売られていたり、海産物の乾物が売られていたり、日常で着るパジャマやシャツが売られていたり、野菜や果物が売られていたり、そんな市場である。
炎天下、ほこりが舞い、肉や魚の強烈なニオイがする。
お土産らしきものを置いている店もあるが、「ベトナム雑貨」という言葉からイメージされるようなものはなく、大仏のレプリカとかポストカードとか、そんな感じである。
ホーチミンであんなに見かけたバッチャン焼きの食器も、きれいな刺繍のバッグも、この市場では全く見かけなかった。
食べ物の露店もあったが、衛生面から全くおススメできない雰囲気のところばかりだった。
市場の様子は、今日のカメを見ていただきたい。
思った以上に普通の「市場」だったので、地元の人の生活を垣間見れる探検的な楽しさはあったが、お土産らしきものは何もなかったので、結局30分くらいぐるっと全体を見てから、そのままホテルに戻ってきた。
私にとって、お土産は「旅の楽しみ円グラフ」におけるかなりのパーセンテージを占めている。
ここまでお土産についてアツく書いておきながら、なぜニャチャンに行ったのかというと(笑)、お土産以上にニャチャンという場所に興味があったからと、一応「ベトナム」なので心のどこかで「よく探せばあるんじゃない?」と高を括っていたからだ。
甘かった。
もっとホーチミンでいっぱい買っておくべきだった・・。
結論から言うと、私はニャチャンのお土産という点においては、超「否」と言わせてもらう。
■今日のカメ
■ダム市場

■一階 貴金属売り場

■一階 服売り場

■円形になってます。

■二階 服売り場

■市場の場外露店

■乾物屋

■食器屋

■八百屋

■お土産(苦笑)?

■ニャチャンのお土産①

■ニャチャンのお土産②
