ご招待いただき、銀座にある日本料理店「小十」へ行った。
行ってから知ったのだが、
ここはミシュランガイド2008東京の三ツ星を獲得している、
とても有名なお店だった。
ミシュラン三ツ星だし、銀座だし、門構えもきちんとしているし・・・と、
ちょっと構えていたのだが(笑)、スタッフの皆さん全員が気さくで、
変に肩肘張るようなことのない良い雰囲気だった。
部屋も和風の個室がメインにはなるが、
掘りごたつで足も楽だし、隣の個室や厨房からの声も聞こえるので、
静まり返って緊張するようなこともなかった。
お料理も、季節の旬のお魚やお野菜をふんだんにつかった、
とても食べやすく、優しい味になっていた。
どれもホント美味しかった。
詳細は、「今日のカメ」をご覧いただきたい。
中でも特に良かったのは、スタッフの対応。
こういうお店に行くと、お料理の説明や食事の合間の会話などで、
よくスタッフが変にかしこまったクドい丁寧語を使って(笑)、
話がややこしくなったり、妙に物事が難しく聞こえたりすることがあるのだが、
ここのスタッフは、丁寧ではあるのだが、いい意味で丁寧すぎず、
かしこまりすぎず、普通に話してくれるので、すごく会話もはずみ、
お料理も楽しむことができた。
やっぱりせっかく美味しいお料理なんだから、自由に楽しく食べたいもんだ。
■小十
http://www.kojyu.jp/
■今日のカメ
■銀座「小十」

銀座にある日本料理店です。地下鉄銀座駅から徒歩5分くらいです。
■正面玄関

ブランド店や小料理屋が並ぶ路地にあります。小さなお店です。
■案内をしてくれたお姉さん

とても気持ち良く話をしてくださる、ステキなスタッフさんでした。すごく気さくに話してくださって、本当に楽しく食事ができました。
■個室

掘りごたつの個室です。全体的に席数が少ないようで、かなり予約は取りづらいようです。個室以外にカウンター席も数席あるそうです。
■一品目

あわびの上に少し酸味のあるジュレがかかっています。あわびがすごく柔らかかったです。
■二品目

柿の白和えです。お姉さん曰く、「大将に、『お客様がお料理を写真に撮ってくれてますよ』、と言ったら、すごくはりきって柿をくり抜いて、急きょ器にしてましたよ(笑)」とのこと。
■三品目

伊勢海老のお椀。これ、すごく優しいお出しになっていて、伊勢海老の甘みとマッチしていて、すごく美味しかったです。お姉さん曰く、「伊勢海老って、調理される直前にキーキーって泣くんですよ(笑)。」。
■四品目

大間のまぐろ、イカ、鯛などのお刺身。どれもとても美味しかったですが、イカがすごく甘くて、塩でいただけるほどでした。
■五品目

焼き松葉蟹です。もみじが散らしてあって、お皿の上で紅葉していました。
■タグ付き

カニを網で捕るときに足がもげたり、傷がついたりすることがあるらしく、このタグは完全体であることを示す品質表示で、カニの足に付いてくるそうです。
ちなみに、このカニは兵庫県柴山港の光春丸が捕ったようです。
■カニ、ぷりぷり

焼き加減が抜群でした。カニの香りがちゃんと残っていて、身も柔らかく、とても美味しいです。
■カニ味噌

カニのつけだれです。カニ味噌をお酒で溶いたものらしいです。私はカニ味噌苦手なので、何もつけずにそのままいただきました。
■六品目

鯛のかぶと煮です。この鯛が見た目以上にすごく味が濃く、それに合わせて薄めの優しい出しを添えてました。一緒に食べると丁度よく、美味しかったです。
■七品目

カニの土鍋ご飯です。すごいカニの量です。お姉さん曰く、「カニの殻剥くの面倒ですよねー。これはちゃんと向こうで私がほぐしてきますからね(笑)。」。
■ご飯

先ほどのカニの土鍋ご飯と、厚揚げの赤だしと、香の物です。カニご飯は生姜もたっぷり入っていて、カニの香りと生姜の香りで、すごく美味しかったです。
■デザート

黒蜜のアイスと白玉ぜんざい、それと、洋ナシです。こちらも甘すぎず、すごく美味しかったです。