溜池山王「XEX CLUB HOUSE」へ行く。
ご招待いただき、昨年オープンした「XEX CLUB HOUSE」行った。
「XEX CLUB HOUSE」へ行くのは、
昨年のオープン直後に伺った時と今回で2回目なのだが、
前回と比べ、格段に料理が進歩していて、美味しくなっていて驚いた。
オープン直後の時も料理は美味しかったが、
新しい店で、客層も変わらない中なので、料理内容は模索されていて、
それに伴い食器も選定中の状態だった。
しかし、今回は料理もシェフの個性と客の好みがしっかりマッチしていて、
食器も料理を映えさせるステキな器になっていた。
総料理長を務める植木シェフも
「かなり変わりましたよ!」とおっしゃっていたが、
大満足のとても美味しいお料理だった。
詳細は今日のカメで。
*なお、春に訪問したときのものなので(諸事情でアップが遅れました・・)、
お料理に春の旬のものが多数含まれています。
■XEX CLUB HOUSE
http://www.ystable.co.jp/news/2008/11c.html
■今日のカメ
■XEX CLUB HOUSE
溜池山王、赤坂のどちらからも行けますが、ちょっと分かりにくい場所にあるので、いつもはタクシーで向かいます。
■入口の様子
料亭街の裏手の路地にあります。大きい看板などは出ていなくて、静かにひっそりとしています。
■個室
全室個室です。ちょっと手ぶれしちゃいましたが、今日はこんな感じの部屋でした。
■部屋の後ろのキャンドル
部屋はガラス張りになっていて、部屋の後ろはたくさんのキャンドルが立っていました。
■テーブルウェア
濃い青に黄色のお皿のコントラストがとても鮮やかです。
■自家製パン①
まず、以前来た時より、格段にパンが美味しくなっていて、驚きました。「釜のクセをつかんだので、美味しくなったでしょう」とのこと。
■自家製パン②
パンが美味しかったので、おかわりを。次に出てきたのは、紫芋を練り込んだというパン。これもすごく美味しい。
■1品目:菜の花とホタルイカの冷菜
ちょっと酸味があり、さっぱりしていて美味しいお料理でした。上に乗っている茶色のものは五穀米のチップです。
■2品目:平貝とミモレット、北海道産ウニのガーリック風味菜の花ソース
このお料理、ホント美味しかったです。
ウニの下に平貝、その下に半熟卵が入ってます。これらを混ぜて食べるのですが、ガーリック風味のソースと食材が実によく合っていて、卵を混ぜることでソースにいい感じでまろやかさが出ます。ウニのオレンジと菜の花の緑も色鮮やかで美しいです。
■3品目:手長海老とホワイトアスパラのソース
植木シェフは野菜の美味しさ形状をお料理に生かされるのですが、これも葉の緑がインパクトがあり、キレイなお料理でした。
エビの濃厚な味と、ホワイトアスパラガスのソースがとても合っていて、これもとても美味しかったです。
■4品目:フランス産ウサギのフリット
カレー風味(タンドリーチキン風)温製ピクルス添え
これも、とても美味しかったです。
ウサギは何度か食べたことがありますが、カレー風味で出たのは初めてです。ウサギは独特の臭みがありますが、このお料理はカレー風味で臭みが消え、ウサギの濃厚な味だけがうまく出ていました。お肉もとても柔らかいです。
■5品目:天然真鯛のポワレ
竹の子のクリームソース ワカメジェノベーゼ 桜エビチップ添え
これも美味しかったです。見た目にも非常に美しく、真鯛の上に乗った野菜の葉と桜エビが映えています。わかめの風味と、真鯛の味、竹の子のソースが絶妙に合っていました。
単品のソースだとそれぞれがすごく主張が強いのですが、混ざった時にピッタリになるのが不思議。ちゃんと混ざった時の味を計算して作られている感じがしました。
■6品目:NZ子羊のダブルロースト
行者ニンニクローストのマッシュと「こごみ」添え
このお料理も美味しかったです。
お肉もさることながら、上の方にある、一見マッシュポテトに見える白いもの、これ実はニンニクを数十時間低温でローストし続けて、それをマッシュにしたもので、すごく甘みがあり、香りはほんのりニンニク。ずっとじゃがいものガーリック風味だと勘違いしていました。すごく手間暇かかる大変な一品です。
■デザート1品目:博多「あまおう」イチゴとエアサプライズ(ゼラチンホイップ)
イチゴの下にふわっとした不思議な触感のデザート。
お店では「エアサプライズ」と呼んでいるそうです。甘さ控えめで美味しかったです。
■デザート2品目:フルーツカクテルのブリュレ
細長いグラスに入ったデザートです。カスタード風味のカクテルにフルーツがいっぱい入っています。
■フルーツカクテルを上から見た感じ
焼き目が付いていて、クリームブリュレのような感じになっています。
■紅茶とお菓子
食後の紅茶と共に出てきたお菓子です。さすがにもう食べれず、断念。
■植木シェフ
XEX CLUB HOUSEの総料理長を務める植木将仁シェフ。こまめに部屋に来てくださり、お料理の説明や味の感想を聞いてくださる、フレンドリーな方です。