ちい散歩 ~上野編~
皆さんはいかがお過ごしだっただろうか。
東京は曇りがちで、天気が悪かったものの、雨が降り続くようなことはなく、過ごしやすかった。
サンサン照り輝く太陽は苦手なので(苦笑)、これくらいが一番動きやすく、自分的に調子がいい。
今年はちょっと仕事がバタバタしていて夏季休暇が取れなかったので、このシルバーウィークは私にとってありがたい連休だった。
家でのんびり過ごしたり、行きたかったところへ行ってみたり、有意義に使わせていただいた。
さて、秋といえば「芸術の秋」ということで、上野で行われている美術展へ行くことにした。
シルバーウィーク中の上野では、東京都美術展が行っている「トリノ・エジプト展」、上野の森美術館が行っている「聖地チベット ポタラ宮と天空の至宝」、国立西洋美術館が行っている「古代ローマ帝国の遺産」、国立科学博物館が行っている「黄金の都 シカン」など、豪華イベントが目白押しだった。
中でも個人的に気になっていたのが、2メートルを超す「アメン神とツタンカーメン王」の石像が見れる「トリノ・エジプト展」。
目指すは、東京都美術館だ。
久しぶりに休日早起きをして行った上野は、美術館あり、百貨店あり、動物園あり、公園ありで、人、人、人のラッシュ。
ちょっと息苦しいくらいに、多くの人でごった返していた。
JR上野駅から上野公園を通り抜けて、歩くこと約10分。東京都美術館へ到着。
美術館の正門付近には、思ったよりも人がおらず、「ラッキー!」と思ったのもつかの間、チケット販売口がある地下の階段を降りると、人、人、人の大行列。
まるで東京ディズニーランドのアトラクション待ちのよう。
まさかの60分待ちに、あえなく撃沈。
日を改めてのリベンジを心に誓って、今日のところは一時撤退。
しかし、せっかく上野まで来たのに、ここで泣く泣く帰宅するのはどうにもこうにも納得がいかんので、急遽、別の展示館へ。
本当は、ツタンカーメンを見る気満々だったので、悩ましいところではあったが、なんとなくローマもシカンもピンと来なかったので、上野の森美術館のチベット展へ行くことにした。
美術館へ向かう途中、付近の人から、
「みんなエジプト行ってるだろうから、こっちは空いてるでしょ!」
「仕方ないから、今日はチベット展にするか。」
そんな会話が聞かれたが、考えることは皆一緒、チベット展もエジプトのように入場規制が敷かれるほどではないにせよ、多くの人が来ていて、混雑をしていた。
ちなみに、チベット展は割と良く、エジプト展にすんなり入れていたら見る機会はなかったと思うと、今回エジプト展を逃して良かったのかもしれない。
仏像の展示が多かったのだが、本当に千本手がある千手観音像や、閻魔像、ダーキーニー(鬼女神)像など、日本の落ち着いた神様と違って、目を見開いて、踊っているようなポーズを取り、色もカラフルなものが多く、なかなか見ごたえがあり、面白かった。
唯一不満を言うとすれば、館内に休憩できるような椅子がないこと。
混雑して牛歩状態になっている館内で、ずっと立ちっぱなしで足が痛くなって、休憩を取りたかった人も多かったはず。
家族連れも多かったが、子供は疲れてしまったのか、お母さんに怒られても床に座り込んでしまっていた子を多く見かけた。
私も途中足が痛くなり、何度も座りたいという心と葛藤し、その度に、子供を横目に見て、なんとか「大人」というプライドを呼び戻して、我慢した。
ぜひ展示物だけに気を取られず、見ている人にも優しい展示にしていただきたい。
■今日のカメ
■上野公園 蓮池

■蓮の葉

■西郷隆盛像

■トリノ・エジプト展

■東京都美術館

■東京都美術館チケット発券所付近

■聖地チベット展

■上野の森美術館チケット発券所付近

■上野下町風俗資料館

■入口の様子

■館内の様子①

■館内の様子②

■館内の様子③

■館内の様子④

■館内の様子⑤

■館内の様子⑥

■アメ横

■大トロを購入。しかし・・・

■ほたるいか
