神泉「bacar (バカール)」へ行く。
前回最後に行ったときに予約を入れてから、約3ヶ月。
とうとう、待ちに待ったbacarの日がやってきた。
・・・うまい。
本当にいつ来ても美味しく、はずれたことがない。
常に一定の高いクオリティーを保ち続けている稀有なレストランだ。
料理詳細は、下記「今日のカメ」でご覧いただくとして、
さて、問題は次の予約なのだが・・・、
口コミが口コミを呼び、リピーターも増え、コレが驚くことになっている。
現時点で、
電話で受付可能な予約は「2ヶ月先」までだが、
平日&土曜すべての営業時間の予約全滅。
食事後の予約で受付可能な確実に取れる最短だと、来年2011年の3月中旬。
・・・と、まぁ、こんな感じである。
さすがに、「ウギャー!!」という感じだったが、
食事後に、オーナーシェフと、オーナーソムリエと話をさせてもらって、
彼らがbacarで目指すことと、お客さんを想う気持ちと、
色々なモノに挟まれて、悩まれていることを知り、
予約が取りづらいのは、いち客として残念だが、単純な問題ではないな、と思った。
他のレストランでも同様のケースを何度も見てきたが、
客席を増やしたり、2店舗目を出すことは簡単だが、
手が届く限界があるので、どうしても味が落ちたり、別物になったりする。
落ちた味や別物にクレームが出たり、信頼を損なう場合もある。
2店舗目を出したのに、
結局、メインシェフのいる店に人が集中してしまうケースもある。
また、大型店が嫌で独立したシェフも多く、
せっかく独立して自分の手の届くサービスができるようになったのに、
また大型店に逆戻りしなければならないジレンマもある。
ホント難しい判断だと思う。
いち客としては、数か月先の次の予約を楽しみに待ちながら、
応援し、見守るしかない。
■restaurant bacar バカール
http://www.restaurant-bacar.com/index.html
■今日のカメ
■店内の様子

ただ、テーブル席に、すごいうるさいおばさま4人組がいて、いつもよりは騒がしかったですが(苦笑)。
■予約席

■白ワイン

リンゴのような味がして、それでいて辛口でキレのある、とても美味しいワインでした。
■アミューズ

■アミューズアップ

ウナギの下の赤いものは、パプリカのピクルスです。
■1品目「日本各地から取り寄せた有機野菜のバーニャカウダ菜園仕立て」

海老とホタテと季節の野菜のソテーに、バーニャカウダソース。絶品!!
■手長海老

レストランの食品サンプルかのような(笑)、キレイなオレンジ色の海老です。
■トマピー

味は、パプリカ。トマトの味はしませんでした。
■ズッキーニ×かぼちゃ

味は、キュウリっぽさが強くなったズッキーニ、という感じ。かぼちゃの味はしませんでした。
■自家製パン

■2品目

周りにレモンオリーブオイルというのがかかっています。
アジが脂乗っていて、それでいてレモンオイルの風味でさっぱりしていて、実に美味しい1品でした。
■横から見ると・・・

■くずしてみると・・・

■わーい!Royal Blue Teaだ!

bacarのは「Real Honey」という銘柄です。
香り良く、とても美味しいですが、個人的には「Fall in Love」という銘柄の方が好きです。
ちなみに、1杯1200円とワインと同等くらいの高いお茶ですが、お茶好きな方は一度ぜひ飲んでいただきたいです。お茶の価値観、変わります。
■謎の鉄鍋登場!

さて、今日のメインディッシュは・・・?
■ラムのグリル

ローズマリーの香りがとてもいい感じです。
■ポテト

■3品目「ニュージーランド産ラムのグリル」

羊の味が濃く、肉も柔らかく、羊好きにはたまらない1品です。最高!
■4品目「牛舌と九条ネギの鉄鍋ご飯」

これは季節限定の牛舌と九条ネギ。すんごい美味い!
■牛舌ご飯アップ

■4品目②「アジとフォアグラの鉄鍋ごはん」

サカナとフォアグラって、すごく合います。美味しい!
■デザート①「夏の浜辺」

これは、夏の白い砂浜をイメージしたデザートだそうです。
クリスマスにbacarで食べた「冬のゲレンデ」のバージョンアップ版らしい。
■中央に水を注ぎます

■お皿に砂嵐が(笑)

部屋中が一気にコパトーンのような香りに(笑)。確かに夏っぽい!
■デザート②「プラムのスフレとブランデーのアイス」

果実の酸味にお酒の香り。これもすごく美味しい!
使っているブランデーは、アルマニャック。
香り付け程度のブランデーは安物でもなんとかなるが、アイスのように食べる物に使うブランデーはいいものを使わないと、美味しくならないそうです。