麻布「オスマントルコ宮廷料理 ブルガズアダ」へ行く。
ご招待いただき、麻布十番にある
オスマントルコ宮廷料理「ブルガズアダ」に行った。
ここは、もうかれこれ8年前くらいから親しくさせていただいている
有名フランス料理店のソムリエさんが教えてくれたお店だった。
その方、もちろん職業柄もあるが、とてもグルメで
いろんなお店の、いろんな味を知っていると思うが、
「ぜひ行った方がいいですよ。おススメします。」と、
わざわざ他店を紹介されたのは、初めてのことだった。
さて、「トルコ料理」と聞くと、まず真っ先に思い浮かべるのが、
薄いピタパンに肉を挟んだ、あの「ドネルケバブ」であり、
なんだか、ファーストフードっぽいイメージしか湧かなかったのだが、
「ブルガズアダ」に来て、あまりにトルコ料理が美しく、
あまりに美味しいので、ホント驚いた。
これは、スゴイ・・・。
うまく言えないが、初めて食べる味のはずなのに、「実に、美味い」のだ。
あたかも食べ慣れていたかのような、すんなり体に入ってくる美味しさ。
世界三大料理と呼ばれる所以を知った気がする。
ぜひとも、また行きたい。
■オスマントルコ宮廷料理 ブルガズアダ
http://www.burgazada.jp/
■今日のカメ
■オスマントルコ宮廷料理 ブルガズアダ

「オスマントルコ宮廷料理」という名前は、シェフがトルコの方で、14~15世紀に実際にトルコ宮廷で出されていた料理のレシピを元に、料理を再現しているところから来ています。
■店内の様子

テーブルが数席、半個室が1席。カウンター席もあります。
■おしぼり

■食前酒

■白ワイン

■フルーツジュース

左から、ローズヒップジュース、アプリコットジュース、サワーチェリージュース。
ローズヒップは、日本で飲む酸っぱいローズヒップと違って、かなり甘いです。
サワーチェリー(一番右)がさっぱりしていて、適度に甘さと酸味があり、好きでした。
■アミューズ

まずは、前菜。
これは、「タコのキョフテ」です。
■タコのキョフテ アップ

スパイスもまろやかで、とても美味しい一品です。
■自家製パン

これだけでも食事になるような、しっかりとした味が付いたパンです。
■トルコ前菜の盛り合わせ

■前菜アップ

スパイシーではありますが、スパイスがきつすぎることなく、ちょうど良いバランスに仕上がってます。
1品1品、とても丁寧に作られていて、おそらく相当時間も、コストもかかっていると思われる、すごい前菜盛りです・・・。
■特に美味しかった①

とても美味しい!
■特に美味しかった②

出汁がきいていて、やさしいオムレツ。小さいながら、これも絶品。
■スープ

実は、私は豆を使った料理が苦手なのですが(豆腐、納豆は好き)、このスープは豆臭さがなく、ホント美味しかったです。
■サラダ

これは、「焼き茄子とトマトとキョイペイニル(トルコ産水牛チーズ)の冷製サラダ」です。
見た目にも美しく、焼き茄子の炭の良い香りと、濃厚なチーズがとてもあっていて、すごく美味しかったです。
■本日の魚料理

14世紀の宮廷レシピで作られていて、白身魚を焼かずに、特殊な調理で蒸しているそうなのですが、外が焼いたようにカラッとしていて、これもとても美味しかったです。
■本日の肉料理

これは、「仔牛のグリル 地中海ハーブのコーティング」です。
お肉も柔らかく、ハーブの香りが最高。美味しい!
■デザート

左は、フルーツポンチにチーズがかかっているもの、真ん中はイチゴのライスプティング、右が「トルコ風ういろう」のようなものを凍らせたデザートです。
トルコのデザートは美味しいなぁ。どれも、甘すぎず、食後にちょうど良いです。
■「YENI RAKI」

「YENI RAKI」という、アニスで香り付けされたトルコの蒸留酒です。
香りも、度数も、かなり強い酒です。
■なんと、水で割ると・・・

味もカルピスに・・・ウソです。変わりません(笑)。
■チャイ

久しぶりに、こんな美味しい紅茶飲みました。
ちなみに、「チャイ」とは、紅茶を指すものであり、ミルクティーとは限りません。
インドでは庶民が良い紅茶を飲めず、牛乳で割っていたため、インドでの「チャイ」がミルクティーを指すようになったようです。
■口直し

上の黄色いものが甘いバナナペースト、下の茶色いものが苦いコーヒーを固めたモノ。
まず、下のコーヒーを口含み、すぐ直後に上のバナナを食べると、口の中でまろやかなチョコバナナのようなデザートが完成します。すごく美味しい!
■シェフ

とても気さくで、「もっと、もっと勉強したい」と、トルコ料理の良さを熱心に語られていらっしゃいました。
素晴らしいお料理でした。