西荻窪「bistro Feve ビストロ フェーヴ」へ行く。
西荻窪にあるフレンチレストラン「bistro Feve ビストロ フェーヴ」へ。
ここは、お店が出来てから1年くらいになる。
出来た当初から店は知っていたのだが、なかなか機会がなくて行けなかった。
全体の感想を書くと、「惜しい!」。
それに尽きる。
全体的に、値段がリーズナブルな割に、ポーションにボリュームがあり、
メニューもそこそこ種類があり、盛り付けもなかなか美しい。
ただ、それに味が伴っていないという印象。
特に、肉料理。
リーズナブルな中でも、肉料理は、そこそこの価格で設定されているが、
この値段であれば、ポーションはともかく、もっと味を上げてほしいところ。
なお、食べ終わって帰宅してから、改めてネットを見ていたら、
かなり接客とサービスを非難しているコメントがあったが、
逆に、接客とサービスに関しては、普通に思う。
ご夫婦でやられているらしく、ちゃきちゃきした印象の奥様が給仕をされていたが、
変にバカ丁寧で、こちらが恐縮してしまうような接客より、
ラフに、ガシガシ接客してもらった方が、個人的には楽。
ただ、それが合わない人もいるであろうとは思うが(苦笑)、
美味しければ接客うんぬんでも、文句言いながらも行くわけで、
やっぱり、クオリティーの問題なのではないかと思う。
頑張っている感じが見えるだけに、惜しい・・・。
■bistro Feve
http://bistrofeve.com/
■今日のカメ
■「bistro Feve」
JR西荻窪駅から徒歩3分ほど。
中央線の高架沿いにあります。
■店内の様子
カウンター数席と、テーブル4席ほどの小さな店内。
■グラスワイン
グラスワイン(赤)は3種から。
ラベルがおしゃれだった左と、飲みやすいというメルローの右をいただきました。
■チーズ盛り
4種のチーズ盛りとドライいちじくの盛り合わせ。700円也。
■生ガキ
なかなか新鮮で美味しかったそうです。200円也。
私は、カキが苦手で(苦笑)。
■パン
バケットと、レーズンのパンの2種。どちらも温めて出してくれます。
■ビーツのクリームスープ
色鮮やかなピンクが美しい、ビーツのクリームスープ。
色だけでなく、味にもビーツがちゃんと出ていて、なかなか美味しかったです。ただ、ちょっと薄め。
■ガーリックトースト
店も、私も日本一だと思っている吉祥寺「TALK BACK」のガーリックトーストに見た目(特にくるみが乗っているとこ)が似ていますが、残念ながら、味は「TALK BACK」が数枚上手。1枚250円也。
決してまずくはないのですが、くるみの味が強すぎて、バター、ガーリック、パンの味が死んでしまっている印象。
■「いろんなキノコのスフレ」
オムレツのようなものを想像していたのですが、ココアババロアのような形状のお料理がw。
本当に色んなキノコの風味がして、なかなか美味しく、食べ応えもありました。750円だったかな。
■「メリメロサラダ (温)」
「メリメロ」とは、フランス語で「ごちゃまぜ」という意味だそうです。
サラダは冷と温から選べます。上の黒いものは、古代米のサラダ。
見た目にはきれいですが、個人的には、ドレッシングがいまいち・・・かな。
■「鹿のロースト」
肉料理は、仔豚、仔羊、鴨など、割と種類があり、ジビエがおすすめということで、鹿を。
2人前はあるくらいのボリュームある料理が出てきました。
付け合わせは、アスパラやインゲン、キノコのソテーと、ポテトのピューレ(右上)。3000円也。
■鹿、アップ
上手に焼けてはいましたが、処理の問題なのか、肉自体の問題なのか、臭みがあり、レバーのような印象を受けました。
肉料理は期待していただけに、かなり残念。
赤ワインのソースも、ちょっとこの鹿には合っていないかな。
■デザート盛り合わせ
全部、お店で手作りしているというデザート。
これくらいの小さなお店で、手作りのケーキが6種類くらいあるのがすごい。
■紫芋のモンブラン
見た目にはとてもきれいなケーキでしたが、味にパンチがなく、甘味もなく、全体的にもったりした印象。
食後のケーキなので、もう少し甘味を加え、量を抑え、逆に印象になるようなプラスαの風味を入れた方が良いかな。
■アイスのブリュレと洋梨のコンポート
アイスは、注文を受けてからバーナーでブリュレ風にしてくれていましたが、アイス自体のバニラの風味が弱く、イマイチ。
洋梨のコンポート(右)は洋酒の香りがきいていて、なかなか美味しかったです。
■イチゴのケーキ
バタークリームを使ったイチゴのケーキ。クリームが重く、スポンジもパサパサ、何よりイチゴの風味がしないのが残念。
奥の黄色いボールは、きんかん。