麻布十番「尾崎幸隆」へ行く。
麻布十番の路地裏にある「尾崎幸隆」へ。
ここは、幻の和牛「尾崎牛」と、日本一の生本鮪を扱う和食屋。
外には看板もなく、入口も奥まっており、知る人ぞ知る、といった感じのお店。
オープンしてまだ1年ほどとのことだが、店内は常連客や口コミ客でいっぱいだった。
先に書いてしまうと、本当に美味しかった。
尾崎牛は、幻の和牛とお店が言うだけのことある味と香りで、
本鮪も本当に良い鮪であることが分かる味だった。
こういったお店にありがちな「コースのみ」ということもなく、
「おこのみ」対応もしてくれるところも良い。
上質な肉も、魚も楽しめる上に、
24:00という遅い時間までやっているところも非常に使い勝手がいい。
・・・と、良いところづくしだったのだが、1つ残念だったのは接客。
明らかに一見客っぽく見えたので、店側の警戒心もあったのか、
正直言うと、全体的に、対応が冷たく感じられた。
一番気になったのは、板前さんに、料理の感想を告げた時の対応。
ここのお店では、お寿司の寿司酢を強めで使っているようなのだが、
トロのような脂っこい味には強い酢が合っていても、
赤身のようなさっぱりした味には酢が強すぎた。
その感想をやんわり伝えたところ、「これがうちの寿司酢なんで」とだけ言われた。
うーん、別に変えろと言っているわけでも、非難しているわけでもないので、
「そうでしたか・・・。うちの寿司酢は強めですが、
こういった味に合わせているので・・」とか
感想を受け止めた上で、説明するくらいはしてほしかったなあ。
今までいろんなお店に行っているが、
客とのちょっとしたやりとりで接客の質が分かってしまうので、
ここはうまく言わないとダメだよなあ。
最後、それを見ていてなのか、料理長さんが外まで出てきて、
丁寧にお見送りをしてくださり、すごく良い対応をしてくださった。
味に関しては申し分なく美味しかったので、ぜひまた伺いたいと思うが、
今度は、料理長さんの目の前の席に座らせてもらうことにしよう。
■幻の和牛と日本一の生本鮪「尾崎幸隆」
http://www.ozaki-yukitaka.com/
■今日のカメ
■「尾崎幸隆」

ちなみに、「尾崎幸隆」は、尾崎牛の「尾崎」と、築地本鮪問屋の山口幸隆さんの「幸隆」を合わせた名前とのこと。料理長さんのお名前ではないそうです。
■店内の様子

目の前で調理の様子を見ながら、ゆっくり和食を楽しむことが出来ます。
■日本酒「石田屋」

福井県黒龍酒造の入手困難な日本酒で、なんと1合7000円。
飲みやすかったのですが、日本酒にあまり詳しくなく、宝の持ち腐れ状態。
■コースメニュー

コースメニュー以外のものも注文可能です。
■「沖縄県産太もずく酢」

あまりもずく酢を褒めることないんですが、まろやかで絶妙な酢の味、もずく自体の素材の良さ、すべてが出ています。
■「聖護院大根と蟹のすり流し」

やさしい味なのですが、しっかり出汁が出ていて、満足感の得られるすり流し。
■赤身

本鮪の赤身です。
■赤身、アップ

ただ、ある程度好みはあると思いますが、赤身にはこの酢は強すぎるかな。おそらく、もっと脂っこい刺身に合わせて調整されているんだと思いますが。
■中トロ

■中トロ、アップ

■「クリームチーズの酒盗和え」

■「尾崎牛肉じゃが」

それぞれを別に煮ているのか、崩れなく、ちゃんと味が均等に染みていて、美味しい。
■伊勢海老

■伊勢海老、アップ

伊勢海老自体も上手に火が通っており、やさしい出汁がかかっていて、その上にコクのあるウニが乗っていて、贅沢の極みのような一品。美味しい!!
■尾崎牛、ヒレ登場

■尾崎牛のヒレステーキ

たれは、自家製ステーキたれ、ぽん酢、塩&わさびの3種。
■尾崎牛、アップ

ここ最近食べた牛肉の中で、一番美味しかった。
■料理長石川さん

とても美味しかったです。また伺います!
by meshi-quest
| 2011-01-29 16:41
| 六本木・麻布・赤坂