それぞれの「思い」で
先週1週間、余震や関東一部で実施された計画停電で、
会社は基本自宅待機となり、出社をする場合には
通常より出退勤時間を短縮することで、対応をしていた。
一緒に仕事をしている開発会社さんもどこもバタバタしていたが、
連絡を取り合って、出来る限りのことを、出来る範囲で進めることで、
それぞれがそれぞれの仕事をしていた。
「やるしかない」という前向きな思いで。
ここ「メシクエ」も、しばらくお休みをさせてもらった。
仕事もバタバタしていたし、節電や計画停電の件もあったし、
落ち着いて文章を書ける心じゃなかったというのもあるが、
いわゆる「不謹慎」という名のモンスターとどう接していいのか
自分の考えがまとまっていなかったというのも本音だ。
地震以後、知り合いの飲食店さんから色々と連絡をもらった。
ある程度予想はしていたが、特に都心の飲食店などは、
外食自粛ムードや電車が止まり帰れなくなる危険性から、
ひどいところでは、連日9割近いキャンセルが出ているお店もあった。
大型のレストランでは、宴会や卒業パーティーなどの
100人規模のキャンセルも相次ぎ、今回に関しては状況が状況のため、
キャンセル料を取らず、店が負担をしているところも多かった。
もちろん看板消したり、節電をしているのだが、
営業していることへのクレームが来たお店もあったようだ。
飲食限らず、どこもみんな頑張っていて、大変な時期ではあるが、
シェフやスタッフにも家族があって、生活があって、
仕事を続けていかないと生きていけない。
歩ける範囲にあるような地元客が多い店は、
ここ数日でだいぶお客さんが戻ってきたようだが、それでもまだ厳しい。
それでも、連絡をもらったお店は、どこも前向きで、
少しづつ出来るところから日常を取り戻そうとしていて、
笑顔でまたお客さんが来るのを待っていた。
今、この未曾有の事態に、何が正解かは誰も分からない。
自分を信じて、強い思いで動くしかない。
それぞれの考えと思いがあって、方法は違ったとしても、
ただ、みんなが見ているところは同じ場所だと思っている。
しばらく更新は不定期になると思うが、
「メシクエ」を再開させていただくことにした。
なお、地震前に行っていたお店で更新していなかったもの、
地震後に行ったお店、そのあたりは混在すると思うが、ご了承いただきたい。
最後に、今回被災をされた方々に心からお悔やみを申し上げるとともに、
1日でも早い復興を祈り、東京から出来ることをやっていきたいと思う。
by meshi-quest
| 2011-03-20 22:04