代々木上原「ブータン料理 ガテモタブン」へ行く。
代々木上原にあるブータン料理店「ガテモタブン」へ。
世界一幸せな国と言われているブータン。
その料理は、トウガラシを野菜感覚で食べる世界一辛い料理。
その真相を探るべく、おそらく都内で唯一と思われるブータン料理店へ。
ブータンは、前々から気になっていた国の1つだった。
私が意気消沈した時に、心の安定剤として開く「奇界遺産」でも、
「奇態」として、ブータンの有名な男根魔除け図を紹介しており、
幸福と奇態が入り混じる国として、興味があった。
近年、羽田空港からも行けるようになり、雑誌でもよく見かけ、
遠くて近い国になってきているが、辛いものが苦手な私には、
その噂の「世界一辛い料理」がネックであった。
世界一幸せな国の、世界一辛い料理は、いかに。
詳細は、「今日のカメ」で。
■ブータン料理「ガテモタブン」
http://gatemotabum.sblo.jp/
■今日のカメ
■「奇界遺産」
オカルト研究家でもあり、写真家でもある佐藤健寿さんによる、世界の奇妙なものを集めた写真集。ブータンも載っています。
私の心の安定剤として、いつでも手の届く、ベッドのすぐ横に。
ちなみに、この本は、佐藤さんのサイン入りなのです。
■「ガテモタブン」
小田急線代々木上原駅南口から徒歩5分ほど。上原銀座商店街の中にあります。
■店内の様子
テーブル3つ、10人ちょっとでいっぱいになりそうなくらいの小さな店内です。
■森川さんたちと夕食
今日は、ゲーム開発会社のムームー森川さんと、スタッフの皆さんとで、夕食を食べに来ました。
料理来る度に、みんなで写真撮影大会(笑)。
■冷前菜3種
上から右回りに、「ギュンチャン パ」(きゅうりを山椒で和えたもの)、「ホゲ」(野菜をカッテージチーズで和えたもの)、「ツェム」(野菜をとうがらしで炒めたもの)です。
前菜から、山椒ととうがらしで、軽く胃にジャブが来ました(笑)。でも、まだ「ちょっと辛いな」程度。
■「エマダツィ」
2戦目にして、いきなりボス登場(笑)。「ダツィ」とは、ブータンの家庭料理で、チーズ煮込みのこと。「エマ」はとうがらし。
赤や緑の色んな種類のとうがらしのみで、構成されています。ブータンでは、とうがらしは野菜のように食べる、とのことで、すんごい辛い・・・(撃沈)。
■ご飯、たっぷり
ブータンの赤米と白米。
ブータンでは、少量の辛くて、味が濃いおかずと共に、たくさんのご飯を食べるそうです。
確かに、「ダツィ」とか、良く言えばご飯が進み、悪く言えばご飯ないと食べられない(笑)。
■「茄子のダツィ」
茄子のチーズ煮。
ここにも、赤や緑の中ボスがいますが(笑)、本体さえ食べなければ、ピリ辛くらいです。
ちなみに、「ダツィ」自体は、とても美味しくて、チーズシチューのようで、ご飯に合います。
■「じゃがいものダツィ」
ダツィの中では、これが一番美味しかったかな。じゃがいもとチーズの相性がいい。
ここにも中ボスいますが、無視(笑)。
■かぼちゃのガーリック炒め
とうがらし満載のブータン料理ですが、辛くない料理もあります。
このがぼちゃのガーリック炒めは、かぼちゃの甘味が出ていて、全く辛くなく、美味しかったです。
■「干し肉のパクシャパ」
厚切りの豚肉と、じゃがいもをとうがらしで煮たもの。
割と辛めですが、ご飯との相性がいいです。
■お代わりご飯
気が付くと、ご飯が無くなっています。
すごいスピードでご飯が進む、恐るべしブータン料理。
■とうがらし入り玉子焼き
一見、無害のような玉子焼きですが(笑)、玉子焼きの中にも輪切りのとうがらしが。
手前にある赤い薬味は、「エヅェ」というもので、とうがらしと山椒を和えたもの。
一般的によく使われるもので、家庭によって味が違う「手前味噌」のようなもの、とか。
■・・・と、そこへ
静かに玉子焼きを見守っていたところへ、森川さんがまさかの「エヅェ」ばら撒き攻撃!
■辛くなってしまったw
みんな、玉子焼きだけで食べてから辛さ調節しようとしていたところ、全体的に辛めに(笑)。
ただ、結果、これくらい「エヅェ」を付けた方が美味しいことが分かりました。
■モモ
中華料理のショウロンポウに似た料理。これ自体には、あまり味がなく、中はシンプルに野菜とひき肉。
以前、ネパール料理店でも「モモ」を食べたことがありましたが、その時は、中のあんがカレー風味でした。隣国から受けている影響によって、異なるのかなあ。
■チーズ餃子
これも、これ自体は薄味で、あまり味がなく、薬味を付けて食べるそうです。
■薬味
手前が、「モモ」の薬味の「エヅェ」、奥がチーズ餃子の薬味でチーズ風味。
■スペアリブの山椒焼き
とうがらしと山椒の風味たっぷりのスペアリブ。
やわらかくて、美味しいですが、味が濃いので、ご飯必須。
■「チョーメン」
ブータンの焼きそば。
焼きそば自体は、薄味ですが、手前の赤い特製ソース(これもとうがらしと山椒)をかけて食べます。
■春雨の山椒スープ
一見、普通の春雨スープに見えるコレが、ラスボスでした(笑)。
辛さ以上に、強烈な山椒で、舌がしびれて麻痺します。ちと苦手・・・(再び、撃沈)。
■シナモン茶
珍しく、酒を飲まずに、お茶だけ。これは、ブータンのシナモン茶。
ブータン料理は、ホントご飯が食べたくなるようになっているので、お酒より、なんだかお茶の方が合います。
■ドラゴンラム
他の方が頼まれていたブータンのラム酒「ドラゴンラム」。
ちょっと味見させてもらいましたが、すごく香りよく、それでいて、ラム酒の重さがないというか、飲みやすいお酒でした。