三鷹「虎茶屋」へ行く。
三鷹にある中華懐石「虎茶屋」へ。
その昔、西荻窪に「茶虎食堂」という人気の中華食堂があって、
惜しまれつつ、ある日、閉店をしてしまった。
その後のことは全然分からなかったのだが、
知り合いのカフェのマスターから、
「茶虎さんがお店始めたよ」という話を聞き、早速行ってきた。
今年の2月にオープン。
「茶虎食堂」を切り盛りしていた若いシェフの自宅でもある、
一軒家の日本家屋の居間がお店で、1日1組限定。
料理は、その日のおまかせコースのみ。
中華と言っても、くどくて、濃い味ではなく、和食のような雰囲気もあり、
すごくやさしく、それでいて、味わい深い。
ビックリするくらい美味しかった。
参りました・・・。
1組限定で、自分のためだけに料理が出てくるこの贅沢。
こんな空間で、こんな美味しい料理が独り占めできるなんて幸せだ。
またぜひ伺わせていただきたいと思う。
■「虎茶屋」
http://torachaya.exblog.jp/
■今日のカメ
■「虎茶屋」
JR三鷹駅から徒歩15分ほど。住宅街にある日本家屋の一軒家。
駅からもかなり歩き、かつ、看板や周りに目印となるモノもないので、確実に迷います(笑)。迷ったら、素直にお店に電話することをおすすめしますw。
■家の中
実際、現在シェフが住んでいるお家。そこがお店。
■居間
掛け軸が飾ってある、居間と言うか、客間と言うか、ここが食事場所になります。
■献立ノート
オープンから今日までのメニューが全部書かれている「献立ノート」。
■手書きの献立
シェフが手書きで、その日のメニューを書いています。
ランチも、ディナーも1組限定。
ディナーはその日の献立によって、4000円~5000円くらいまでの1コースのみ。本日は、4000円のコースでした。
■1品目
前菜の盛り合わせ。
左から、棒棒鶏、プチトマト、水だことアスパラの塩ゴマ油かけ。
■棒棒鶏、アップ
風味が良い手作りのゴマだれ。棒棒鶏がこんなに美味しかったのは初めてだ。
■水タコ、アップ
甘みのある水タコに、ゴマ油のいい香り。こんなに香りがいいなんて、きっと相当いいゴマ油を使っていると思われる。
■プーアル茶
しっかり発酵され、独特の風味があるプーアル茶。
クセが強いお茶だが、中華には合う。
■2品目
山椒塩でいただく、山菜の変わり揚げ。
サクッと揚がった山菜に、山椒の香り。山菜独特の苦みが楽しめる春らしい料理。
■3品目
筍と蛤の炊き出し。
これが味わい深く、ビックリするほど美味しかった。出汁も残さず、飲んでしまうほど。
■4品目
筍の水餃子。
これもすごく美味しかったなあ・・・。
■5品目
血鯛とふくたちの豆豉蒸し。「ふくたち」は白菜の芽の部分。
和食っぽい繊細な出汁が出ているのですが、ゴマ油と豆豉の風味で中華っぽくもある、不思議な一品。そして、すごく美味しい!
■6品目
にらたま。
シンプルな料理ですが、卵がふっくらしていて、口の中でニラの香りが広がる。ご飯が食べたくなる味。
■7品目
牛肉とアスパラの炒めもの。
これもシンプルですが、絶妙なバランスの味付けになっていて、箸が止まらない。
■ご飯が炊きあがった!
〆のご飯は、土鍋の炊き立て。
部屋中に炊き立てご飯のいい香りが。シェフ自ら、よそってくれます。旅の宿に来たみたいw。
■ご飯が美味い!
米がしっかり立っていて、ピカピカ。
久しぶりにこんなに美味しい白米食べた。
■8品目
虎茶屋のスペシャリテ「麻婆豆腐」。白米とともに。
本場四川風に近く、ピリ辛の中に、花山椒のいい香り。今まで食べた麻婆豆腐の中で一番美味しかったかも。
■デザート
シナモンとカシューナッツの豆乳シャーベット。甘さ控えめで、ちょうどいい。
最後のデザートまできっちり美味しかった。
■「ウニ」
シェフの飼い猫「ウニ」。毛並み良く、人なつっこい。
他にも2匹猫がいました。