中目黒「四代目 鯉寿司」へ行く。
中目黒にある「四代目 鯉寿司」へ。
「鯉寿司」さんを一言で言うなら、
「寿司界のマッドサイエンティスト」だ。
店の前には、「創作寿司」と書かれているが、
創作なんて範疇を超えていて、実験に近いw。
結構、色んな寿司屋に行ったが、群を抜いて、変わっている。
変わった寿司を作っているには理由がある。
中目黒の商店街の奥深く、隣駅が近づき始め、
商店街が終わってしまいそうな場所にある寿司屋なので、
「ここまで足を伸ばしてもらうには、
並大抵のものじゃダメでしょ?」と、大将は笑う。
大将の寿司は、楽しい。
大将も楽しく寿司を作り、実験をしている。
失敗することもある。
つまり、正直、美味しくないものが出る時もある。
「美味しくない時は、どんどん言ってね。でも、怒っちゃダメよ。」
と、また大将は笑う。
そんな寿司研究者と寿司ラボを愛せる人に来てほしい場所だ。
■「四代目 鯉寿司」
http://www.koi-sushi.jp/
※めくるめく鯉寿司ワールドはコチラで。
■今日のカメ
■「四代目 鯉寿司」
東急東横線「中目黒駅」から祐天寺へ向かって徒歩15分ほど。
■店内の様子
大将の実験室(笑)を囲むように作られたカウンター。小さめの店内。
■楽しそうな大将
メニューはあって無いようなもの(笑)。
「これ、私考えたの」と、楽しそうに一品目を作り始める大将。寿司屋さんだが、葉っぱを切ったり、オリーブオイルを熱したり、何やら洋風のものを作ろうとしている様子。
■オイルをかけます
「まだ食べちゃダメよ!」と、何やらサラダっぽいものの上に、アツアツに熱したオリーブオイルをかけていく大将。
ジュッと音がする。
■カツオのサラダ仕立て
新鮮なカツオに、オニオンスライスとみょうがをかけ、特製のニンジンドレッシングと、最後にアツアツのオリーブオイル。
オリーブオイルとカツオの相性が良く、ちょっと炙った感じになり、美味しい。
■白魚のかき揚げ
白魚たっぷりの大ぶりなかき揚げ。これは、普通のメニュー。
■ゲソの唐揚げ
プリプリのイカゲソを使った唐揚げ。これも普通のメニュー。
■茄子とみょうが
茄子とみょうがを軽く塩で和えたもの。これも普通のメニュー。
■いよいよ、大将ワールドへ
「今日のお寿司は、ここから選んでね。何ができるかはヒミツ!」と大将。
川魚の鮎とか、馬肉とか、生卵とか、ベーコンとか、できれば何が出来るか最初に聞いておきたいところ(笑)。
■平目の豆乳しゃぶしゃぶ
私は、「平目」「馬肉」「卵」を選択。
これは、平目を使って、熱した豆乳の中でしゃぶしゃぶした後、寿司飯の上に乗せ、最後に特製の胡麻たれをかけたもの。ちょっと水っぽいが(笑)、味は美味しい。
■オムライス風寿司
卵はこんな感じに変身。
オムライス風に作った寿司飯の上に、明太子、チーズ、マヨネーズを乗せ、バーナーで焦げ目を付け、特製ドレッシングをかけ、完成。
・・・酸味のあるオムライス、かな(笑)。
■馬肉のオイルかけ寿司
大葉を挟んだ馬肉の寿司の上から、熱したオリーブオイルをかけたもの。下には、油よけのために、貝が敷いてある。
香りは良いが、オリーブオイルの臭みの方が強く出てしまって、ちょっと油っぽい。あまり美味しくない(苦笑)。コストは上がるが、もっと臭みの少ない高級オリーブオイルを使うと良かったかも。
■ベーコンエッグ寿司
他の方は、「ベーコン」「鮎」「いくら」を選択。
これは、まさにベーコンエッグを寿司にしたもの。
■いくら茶漬け寿司
いくらはこんな感じでお茶漬け風に。
■鮎を塩で・・・
「この和紙に出会って、この料理を思い付いた」という大将。
ほど良く塩分を通す特殊な和紙に鮎をレモンを包み、その上から塩を乗せ、しばらく冷やす。
■塩鮎寿司
臭みが強い川魚は、生は難しいとされますが、塩とレモンで、だいぶ緩和されていました。
ただ、私には、ちょっと臭みが強く、苦手かな。
■豚味噌漬け焼
お店で味噌に漬けているという豚を焼いたもの。絶妙な漬けこみ加減で、とても美味しかったです。