モロッコへ行く。③ ~正しいミントティーの淹れ方~
私がマラケシュで泊まっていた『リヤドブッサ』は、
とてもアットホームで、モロッコにホームステイしている気分だった。
朝になると、リヤドブッサのマネージャーのAli(アリ)に、
「起きたよー!」と声をかけ、
Aliも「朝食出来てるよー!」と返す。
朝食は、宿泊代金に含まれており、
夕食は、別途前日までに予約をすると、特別に作ってくれる。
食事は朝も夜も、Aliではなく、お手伝いのモロッコ人おっかさんが作る。
ちょっと小太りで、笑顔がチャーミングなおっかさんだ。
ティータイムは、いつでも無料でお願いすることができる。
冷たい水、コーラ、温かい紅茶、コーヒーの他、
モロッコ式のミントティーも飲み放題だ。
モロッコ人は、しょっちゅうミントティーを飲む。
家でも、カフェでも、市場での買い物の交渉でも。
もちろん、リヤドブッサでも何度となく、
ミントティーが出てきて飲んだのだが、
日本で飲むミントティーと本場モロッコミントティーは、ちょっと味が違う。
実は、ミントティーがあまり好きではない。
日本のカフェで飲むミントティーは、
ミントがきつく、だんだん歯磨き粉を飲んでいる気がして、飽きるからだ。
ところが、モロッコで飲んだミントティーは、
しっかりミントの香りはしつつも、そんなに嫌味がない。
Aliにその話をしたところ、
正しいモロッコ式ミントティーの淹れ方を教えてくれた。
結構、面倒な手順を踏むのだが、それをしないと美味しくならないらしい。
ミントティーって、意外と美味しく淹れるのが難しい飲み物なんだな・・・。
ちなみに、日本人としては、暑いと、ついアイスを頼みたくなるのだが、
モロッコには、アイスミントティーの文化はなく、ホットのみ。
思えば、ミントティーのみならず、
普通のアイスティーもあまり見かけなかったな。
■今日のカメ
■屋上で朝食

■ある日の朝食①-1

メニューは、パンが2種(焼いたものと、焼かないもの)、カットフルーツ、オレンジジュース、ホットティー。野菜や肉はありません。モロッコ人は、朝はあまり食べないそうです。
■ある日の朝食①-2

ちなみに、モロッコのオレンジジュースは、どこで飲んでも、甘くてとても美味しいです。
■ある日の朝食①-3

■ある日の朝食①-4

朝食は、ほとんど炭水化物と糖分(苦笑)。
■ある日の朝食②-1

パンに、フルーツに、オレンジジュースという構成は変わらず、基本は毎日一緒。
■ある日の朝食②-2

この「バグリール」が朝食のパンの中では、一番美味しかったかな。少しモチモチしたパンケーキ。
■ある日の朝食②-3

■正しいミントティー講座

■まず、茶葉

茶葉は中国茶を使用。そのままで飲ませてもらいましたが、台湾茶のような清涼感と青味のあるお茶でした。
■次に、ミント

■ミントは2種

1種だけだと、どうしても香りや味がきつくなってしまうそうです。
■最後に砂糖

モロッコ人は、通常、この大きいのを2つ使うそうです。
■茶葉を洗う

■温める

■最初の1杯

■ミントを入れて・・・

■高く、何度も注ぐ

お茶とミントと砂糖をうまく混ぜ合わせるためと、飲みやすい人肌の温度に冷ますため、だそうです。
■ミントティー、完成!

■ある日の夕食①

テーブルセットはこんな感じ。
■ある日の夕食②

なので、ディナーについてきたわけではなく、こちらの持ち込みワイン。
■ある日の夕食③

スパイシーな揚げ春巻のようなもの、ズッキーニのモロッカンマリネ、焼きナスのペースト。
■ある日の夕食④

一応、チキンタジンですが、じゃがいもが多すぎて(苦笑)、チキンが見えない。味は普通かな。
■ある日の夕食⑤

モロッコは、日本よりもやや物価が高め。とはいえ、デザートまで3品で2000円で、この味だとちょっと高すぎるかなという印象。モロッコ家庭料理を体験するということなら、おすすめ。
by meshi-quest
| 2013-09-04 08:09
| 旅行_海外