モロッコに行く。⑥ ~コブラ使いに会う~
マラケシュの町の話をするにあたって、
どうしても外せないのが、「ジャマ・エル・フナ広場」だ。
マラケシュの旧市街「メディナ」の中で、一番大きな広場で、
この広場を中心に、四方八方にクモの巣のような道が広がっている。
「ジャマ・エル・フナ広場」(通称:フナ広場)は、
広くて、いつもたくさんの人がいる。
露店があったり、大道芸人がいたり、朝から晩までお祭り騒ぎをしている。
昼間41度近くまで上がるので、どちらかと言うと夜の方が人が多く、にぎやかだ。
昼間の暑さのうっぷんを晴らすかのように、
夜になって、ちょっと気温が下がるに連れ、
みんなが広場に集まりだし、飲んで、食べて、騒いで、大変なことになってる。
夕方頃、フナ広場に行ったら、コブラ使いがいた。
コブラの前でおじさんが笛を吹いている、アレだ。
ホントにいるんだな・・・。
ちなみに、フナ広場は観光客もたくさん集まるので、
同時に、それを狙ったスリも多い。
確かに、スリやすいよなあ・・・。
あんなに騒いでるし、暗いし。
■今日のカメ
■「ジャマ・エル・フナ広場」
旧市街「メディナ」の中心にある広場。
午前中は、暑いので、まだ人もまばら。夕方から夜にかけて、すごい人になる。
■コブラ使いのおじさん
夕方になるに連れ、広場に大道芸人や見世物をする人たちがいっぱい集まってきます。
初めて、本物のコブラ使いを見ました。
ただ、コブラを従えているか?というと、そんなことはなく、笛とは関係なく、コブラはシャーシャー言いながら威嚇してきますw。
■コブラ
コブラの他にも、ニシキヘビとか、各種ヘビを取り揃えています。
観光客を見かけると、首にヘビ巻きつけてきて、「フォト!フォト!」と言い、写真を撮ると、高額なチップを要求してきます。まあ、コブラ使い見れたんで、多少は払ってあげようと思いますが。
■夜のフナ広場
100軒以上の飲食屋台、大道芸人、わなげや宝釣り、猿回しにコブラ使い、ストリートミュージシャンなど、とにかくすごい人で、お祭り騒ぎです。
これが毎晩行われています。
■飲食屋台だらけ
通路の両脇、すべて飲食屋台。
ただ、どれも同じようなラインナップなので、メニューの差はあまりありません。
■煙だらけ
そこら中で、炭火焼の煙が上がっています。
■「No.1アイシャ」
屋台にはすべて通し番号が振られており、『リヤドブッサ』のAliに聞いたところ、「おすすめは、No.1とNo.14だ」というので、どちらも行ってきました。
まずは、No.1の「アイシャ」という屋台。ケバブとか、タジン鍋とか、肉料理メインの屋台です。
■すごい混雑
かなり席数のある屋台ですが、人気あるようで、すごい混雑していました。
店の前に長いテーブルと長いベンチがあり、みんなで相席をします。お店の人に人数を告げると、席に案内してくれます。
■お店の様子①
炭火焼がメインで、牛、羊、鶏などの肉や野菜が並んでいます。
■お店の様子②
魚のフライもありました。
■チキンタジン
まだ美味しいタジンに出会えてないので、チキンタジンを頼んでみました。
ちなみに、モロッコの代表的なパン「ホブス」は着席すると、サービスで持ってきてくれます。
■タジン、アップ
No.1は美味しいと聞いてたんですが、うーん、そこまでではないなあ。普通。
■チキンケバブ
肉が硬く、これもイマイチかなあ。
ちなみに、屋台と言っても、元々モロッコは物価が高いので、日本円換算でそこまで安くありません。タジンとケバブと、飲み物2つで、1700円くらいかな。
■「No.14 ???」
Aliが勧めてくれた、もう1つのお店。名前は分かりませんが、ナンバーは14。
■大人気!
このNo.14は、魚のフライ専門店。フナ広場の屋台の中でも、ひときわ人気で、席はすべて満席。20分ほど待ちました。
ちなみに、待つのは順番ではなく、食べている人の後ろにピッタリ立って、食べ終わったら、すぐに席に座る。つまり、座ったもん勝ちです。
■アリーナ席
調理している目の前のアリーナ席を確保。
■席はこんな感じ。
席は窮屈ですが、地元の人に紛れて、一緒に食べるのが、フナ広場屋台の醍醐味。
■テーブルセット
最初は、お店の人が、わら半紙と「ホブス」を置いてくれます。あとは、好きなものを注文するだけ。
■色んなフライを頼んでみた。
メニューはアラビア語でよく分からないので、目の前のフライを指差して、注文。
■料理①
奥がイカのフライ、手前がよく分からない白身魚のフライ。
カラッと揚がっていて、美味しいですが、普通に素揚げなので、まんま素材の味というか・・・。
■料理②
これもよく分からない白身のフライ。小骨が多かった。
■料理③
パンに付けて食べる焼ナスのペースト。これもまんまナスの味だがw、何にせよ、焼きナスは美味しい。