白金台「TIRPSE (ティルプス)」へ行く。
誕生日会のご招待いただき、
白金台にあるフレンチ「TIRPSE (ティルプス)」へ。
ここは、フレンチの名店「カンテサンス」の元シェフが独立し、
カンテサンスの跡地(現在は品川へ移転)に作ったレストランで、
店名の「TIRPSE」は、フランス語の「ESPRIT(精神)」を逆さにしたもの。
2013年の秋に出来たばかりだが、すでにミシュランの1ツ星を獲得している。
ちなみに、オープンから2ヶ月半での星獲得は、全世界で最短なのだそう。
接客がよく、高級店でありながらも、堅苦しくなく、居心地がいい。
料理は、正直、そこまで目新しさは感じなかったが、
どれも一定のクオリティーを保って、美味しくできていた。
若干、惜しいというか、家に戻ってからも思い出してしまったり、
人に言いたくなる何かだったり、
「ここにどうしても行きたい!」と思える何かが今後もっと出せると、
より良いレストランになるのではないかと思う。
しばらくは、「カンテサンス」の跡地だし、「カンテサンス」のシェフだし、
ぶっちゃけ、安泰だとは思うんだけど・・・。
■「TIRPSE (ティルプス)」
http://www.tirpse.com/
■今日のカメ
■「TIRPSE」
南北線「白金台駅」から徒歩12分ほど。駅からはちょっと歩きます。
ミシュラン3ツ星のフレンチの名店「カンテサンス」の跡地です。
■店内の様子
「カンテサンス」の内装をそのまま使っているそうです。高級感と清潔感ある店内。
席数は少なめで、1回転のみなので、予約必須。
■赤ワイン
ソムリエさんおすすめの赤ワインをグラスで。
■1品目
まずは、アミューズ。新玉葱を使った一口料理です。
■アミューズ、アップ
甘味ある新玉葱をムース状にしたもの。驚くほど甘くて、美味しい!
■2品目
お米とハマグリと青海苔を使った温かいスープ。
■お米のスープ、アップ
ハマグリと青海苔の風味がよく出ているスープ。ただ、ちょっと塩味が強かったかな。
■自家製パン
外はパリッと、中はモチッとした美味しいバケットでした。
バケットもさることながら、自家製のバターがめちゃくちゃ美味しかった。焦がしバターとマスカルポーネを使っているそうで、キャラメルのような風味がします。絶品。
■3品目
鹿とビーツを使った、色鮮やかな冷菜。
■鹿、アップ
鹿肉と、赤と黄色の2色のビーツと、ぶどうの搾りかすを使ったソース。さっぱりと食べられる一品でした。
■4品目
「啓蟄(けいちつ)」という名前の付いた料理。
「啓蟄」とは、この時期の旧暦の呼び名で、冬ごもりをしていた虫たちが外に出てくるという意。
■「啓蟄」、アップ
蝶に見立てたパスタに、山菜やタケノコを使ったやさしい出汁。
フレンチというより、和食っぽい感じですが、とても美味しかった!
■5品目
フォアグラとごぼうを使った温かい料理。
■フォアグラ、アップ
ごぼうは周りのつけ合わせと、スープの出汁に使われています。
フォアグラの脂がスープに溶け出し、見た目より濃厚な一品。フォアグラが強すぎて、若干ごぼうの香りが負けてしまっているのが残念。
■6品目
「あんこうとチョリソー」という、ちょっと想像の付かない組み合わせだった料理。
■あんこう、アップ
プリプリのあんこうに、チョリソーはソースに使われています。
チョリソーの味がかなり強く、せっかくのあんこうの風味が負けてしまっているのが残念。あんこう自体は、とても美味しかったです。
■7品目
メインディッシュは、ラカンの鳩です。
■鳩、アップ
美味しくできていましたが、「ラシャッス」や「deco」のように、実際狩猟をして獲ってきたジビエに比べると、ジビエ特有の野性味が薄く、若干物足りなさがあるかな。
■8品目
「プリティウーマン」という名前が付いたデザート。
洋酒を使ったムースと苺のデザート。
■ムース、アップ
花畑のよう!かわいいー。
■9品目
誕生日プレートをいただきました。
ありがとうございます!
■プレート、アップ
焼いたバナナと、シナモンの香りのクリーム、金時芋のムース、パッションフルーツのソースです。
■食後のドリンク
ホットのアールグレイ。
■プティフール
食後のドリンクと共に、食後の小菓子。
■プティフール、アップ
左は、ほうじ茶を使ったクリームのマカロン、右は金柑を使ったタルト。
個人的には、ほうじ茶マカロンの方が好きかな。香りが良かった。