カッパドキアへ行く。⑦ ~ついに、気球に乗った話~
これ、全国区の話なのか分からないのだが、
小学生の時に、何かある度、音楽の授業やら合唱コンクールやらで、
「気球にのってどこまでも」という歌をうたう機会が多々あった。
三つ子の魂百までで、体に刷り込まれてしまっており、
歌詞を見ないでも、最後まで歌える曲の1つだ。
ただ、小学生の時から、このノリの良い曲にイマイチ乗りきれなくて、
今思うと、そもそも「気球に乗ったことないし・・・」という、
気球と自分があまりに遠い存在だったことが起因していたと思われる。
この先大人になっても、気球なんかに乗る機会なんてないと思っていた。
カッパドキアはキノコのような奇岩で有名だが、
その広大な奇岩を空から眺める気球ツアーが大人気で、
多くの観光客が、気球ツアーに参加する。
現在、カッパドキアには20を越える気球会社が存在し、
しかしながら新参会社も多く、事故もあると聞いていたので、
日本にいる時に、実績と信頼のある老舗気球会社を探して、予約をしておいた。
カッパドキア3日間滞在していたうちの、真ん中の2日目の朝のツアーだ。
当然ながら、気球は天候に大きく左右される。
飛行機なんかよりも事故の可能性が高い。
なので、気球ツアーが催行できるかどうかは、
その日の天候を踏まえ、トルコ政府の厳重な管理の下、許可がいる。
日本では、どちらかと言えば曇りというより晴れかな、くらいの天気でも、
気球ツアー1時間(ロングフライトは3時間)のうちに天候変わるとまずいので、
トルコ政府の許可は下りず、気球に乗れなくなる。
なので、気球ツアーは、いろんな意味で、非常に運が必要なツアーでもある。
快晴、無風が整っている状況で、それを前々から予約しておかないといけない。
実際、完全に運が良かったのだが、滞在3日のうち、
私が乗れた2日目を除き、前後日の気球ツアーは中止になっていた。
すごい強運と、強烈な晴れ女パワーが効いたのか、
私の乗った日は雲1つない快晴で、
気球から見た世界は、大げさに言えば、死後の世界のような、
天に昇る恍惚感の溢れる、なんとも言いがたい景色だった。



今回申し込んだ気球会社が老舗で、
競争激しい気球ツアー会社間の中で他社よりも良い位置取りができ、
かつ、パイロットも優秀だったようで、ビックリするほど美しい御来光も見れた。
朝に弱い私の、今年初の御来光は、まさかのトルコでだった。

カッパドキアと言えば気球ツアーのところがあるので、
どうせ観光客向けのツアーでしょ、くらいに思っていて、ホントすんません。
カッパドキアに行かれたたら、どんな地上のツアーを差し置いても、
この気球に乗ることをおすすめしたいと思う。
御来光からパワーをもらったことだし、今年もいいことありそうだ。
■「Yama Tour」
http://www.yamatours.com/indexjp/balloontoursjp.html
※今回カッパドキア気球ツアーを申し込んだツアー会社さん。
親切な現地在住日本人スタッフが対応してくれて、とても良かったです。
■今日のカメ
■「レインボーバルーンズ」

ちなみに、気球ツアーは朝の4時起床、5時集合、気温は8度くらいです・・・。
■観光バスいっぱい

■待合所

あまりの寒さに、皆さんダウンコート着ています。(9月末時点)
■軽食

■取ってきたもの

■頼むぜ、べキール!

私は、どうやらベキールというパイロットに命を預けることになるようです。頼むぜ!
■気球膨らませ中①

待合所から車で10分ほどの気球がたくさんある広い場所へ移動。歯がガタつくほど、くっそ寒い。
■気球膨らませ中②

■気球膨らませ中③

■気球膨らませ中④

■ベキール

■タンクいっぱい

■気球が次々と完成

■かなり大きい

約20人くらいの大人をバルーンだけで持ち上げるって、すごいことですね。
■カゴ乗った。

■一斉に飛び上がる

周りもほぼ同時刻にいろんな会社がツアーを開始するので、ものすごい数の気球です。なんだか縁日のお祭りのヨーヨーを見ている感じ。
■ピンク色の空

■低空飛行も

■4つのレバーを操作

■ベスポジ、ゲット

御来光の目の前のベストポジションをキープ。
■御来光

■朝になりました。

■無事、着陸

■気球、ぺっちゃんこ

■たたみます。

■シャンパンの準備

ぶっちゃけ、1時間の極寒のフライトで、トイレ行きたいんだが・・・。
■乾杯!

■シャンパン
