白金高輪「OREXIS オレキス」へ行く。
ご招待いただき、白金高輪の住宅街にある、
モダンフレンチ「OREXIS オレキス」へ。
最寄り駅からも離れていて、外見も一見すると、
高級マンションの入口か、宝石店か、時計屋かという佇まいで、
ぶっちゃけ、知ってる方に連れてきてもらえないと、なかなか行けないようなお店。
だが、そんなアクセス不便な場所でも来たくなる理由が分かるような、
唯一無二の独創的なフレンチで、見た目にも素晴らしく、本当に美味しくて、驚いた。
シェフという職業は、料理が作れるだけではなく、
料理で世界を表現するための時に小説家でもあって、
皿のキャンパスに料理を描くアーティストでもあって、
改めて、想像力と創造力が豊かじゃないとできない職業なんだなあ、と感じた。
残念ながら、今回の料理を作ってくださったメインシェフは、
今夏を持って、「OREXIS オレキス」を退職し、独立されるらしい。
シェフの新しいお店にも期待しつつ、さらなる「OREXIS」の進化にも期待しつつ、
楽しみが2つ増えた。
■「OREXIS オレキス」
http://www.orexis.co.jp/
■今日のカメ
■「OREXIS」
白金台駅、泉岳寺駅、麻布十番駅と、最寄と言える駅はいくつかありますが、どこからも離れています。今回は、JR恵比寿駅からタクシーで伺いました。
店内は、黒でシックな感じで、プライベート感を大事に、ゆったり席が配置されています。席数は少なめ。
■テーブルセット
テーブルセットはこんな感じ。
■白ワイン
お店おすすめの飲みやすい白ワインです。
■1品目
1品目から驚き。長野県の稚鮎と、その稚鮎が泳いでいた河原から採ってきたという石がお皿。
枯山水っぽい、石庭っぽい雰囲気。でも、なんか川がないのに、河原の感じがちゃんとする。すごいな。
■2品目
お皿の中に、なんと缶が入っていて、これまた驚く。
フレンチの皿の中に缶が入ってたの初めてかもw。面白い。
■缶、アップ
キャビアの缶です。ちゃんと名前の部分だけ、「OREXIS」のシールが貼ってあって、芸が細かい。
■開けてみると・・・
キャビアに見立てた海ぶどうが敷き詰められていて、さらにその下は、ウニ、茄子のマリネ、サーモンなどで8層に重ねた料理になっています。
小さな缶の中に、この手間隙。ホントすごい。そして、めちゃくちゃ美味しい。
■パン
焼き立て自家製パン2種。これもとても美味しく焼けていました。
■3品目
カブとアオリイカのソテーです。
■アオリイカ、アップ
土と葉と花で、大地を感じさせるような一品。
カブの甘味と、イカの旨味。味もまろやかで、すごく美味しい。
■4品目
3品目の白のイメージからガラッと変わり、一転して黒いフォアグラの皿。
■フォアグラ、アップ
冷製のフォアグラとマカロンと、カシスと赤ワインのソース(だったかな?)です。
■5品目
真鯛とヤングコーンの料理。
■真鯛、アップ
真鯛の周りを囲んでいるのは、コーンのクリーミーなソースと、コーンのひげの部分。甘くて、すごく美味しい。
■6品目
グラスヘッドと呼ばれる、穀物を与えず牧草しか食べさせていない牛肉の低温調理。
香り良く、柔らかく、とても美味しい牛肉。
■7品目
ブラッドオレンジのムースと、アールグレイのクレームブリュレ。
元々は、チョコを使ったブラウニー的なデザートがコースで用意されていたのですが、私がチョコ苦手なため、急遽変更いただきました。
■太陽の塔??
なにやら太陽の塔的なオシャレな物体が登場。
塔にプティフールがささっています。
■太陽の塔、アップ①
焼き立てアツアツのマドレーヌ。
■太陽の塔、アップ②
ゼリーとか。