御岳山に登って、筋肉が死亡した話 ~後編~
※「御岳山に登って、筋肉が死亡した話 ~前編~」の続き。
さて、ドライカレーも食べて、お腹もいっぱいになったところで、
いよいよ目指す御岳山まで歩く。
カレーを食べていた御岳山駅の駅前の御岳平という場所から、
地図によれば、徒歩で70分ほど。
歓迎されているようなので、進んではみるが、不安がよぎる。
このあからさまな歓迎門が、だんだんトラップのようにも見えてきた。
普段、こんなに連続で歩くことがあまりない。
高低差がある山道なんて、なおのことだ。
ハイキングサイトにはレベル1と書いてあったし、
一応、スニーカーでは来ているものの、足には全く自信が無い。
景色も空気も良いのだが、だんだん上り坂がきつくなってきた。
そして、きつい上り坂のとこで写真なんぞ撮る余裕もなく、
撮っていた写真は、余裕しゃくしゃくだった平坦な道だけで、
肝心の辛かった時の写真が残っていない。
なので、これがすべての道ではなく、それなりに辛かったことを伝えておきたい。
この写真だけ見ると、私が体力ないだけのように見えてしまうと思うが、
かなり急な上り坂もたくさんあったんですよ?いや、ほんとにw。
さてさて、なんとか目指す御岳山に到着。
御岳山には武蔵御嶽神社という神社があり、
すごく趣のある神社だったが、悔やまれることは、
こんなに苦心して上ってきた肝心の本殿が、バッチリ改装中だったことだろうか。
本殿改装中を言い訳にするつもりはないのだが、
なんかメインディッシュが食べられなかったかのような思いが残り、
かつ、意外と行きの疲れが小休憩で取れかかっていたこともあり、
地図を見て、さらに先にある七代の滝という滝を見に行こうという思ってしまった。
滝と言えば、山の奥だからこそ水があって、
高低差があるから滝になるわけで、
そこを生身の人間が見に行こうとしたら、相当大変なわけで。
そんなことをなぜあの時思いつかなかったのか・・・。
こうして、さらなる山道を滝目指して進んでしまったわけだが、
山道途中の売店の前に分岐の看板が出ていて、
そこに「七代の滝 ※急坂注意」というのがあって、
この分岐看板には、ここしか「七代の滝」と書かれてないので、
いくら注意とあっても、そっちへ素人はこっちへ行けばいいのかと
進んでしまうわけで、あのジャッジミスを後悔してやまない。
御岳山に行かれる方へ
「七代の滝 ※急坂注意」
という看板見たら、マジで行かない方がいいです、そっちは。
で、進んでしまった結果、ホントに足がもげそうなくらいの急坂で、
注意どころか、封鎖して欲しいくらいの急坂で、
途中で引き戻ることもできずに、ようやく着いた七代の滝には
何の感動も得られないほどに、足が爆死しており、
駅までの残りの山道の距離数と、
自分の残りのHPと足激痛メーターを見比べながら、
カッツカツで家路に着いた。
帰りの薬局で、ボルタレンローションと強力な湿布薬を買い、
あまりに痛くて、痛みで夜中に目が覚める日が丸2日続いた。
今回の教訓。
自分の体力を過信しないことと、
素人にとっては、御岳山はレベル1ではなかったなということと、
滝はよく考えて行きましょうということ。
■今日のカメ
■武蔵御嶽神社へ
御岳山駅の横の、この門から山道を歩きます。約70分。
「おんたけ」に、御嶽と御岳があって、ややこしいw。駅は御岳、神社は御嶽。
■山道?参道?
最初は、なだらかな遊歩道のような道が続きます。
■宿坊や山荘も
途中に、宿坊や山荘もあります。
■だんだん険しく・・・
だんだん背の高い木が増え、道に高低差が出てきます。
■神社前の様子
神社前に小さくはありますが、土産物屋街があります。軽食も食べられます。
■ちょっと休憩①
軽食屋の1軒に入ってみました。
■ちょっと休憩②
窓側の席は景色がいいです。
■肉そば
出汁が効いている美味しい肉そばでした。
■アイスコーヒー
アイスコーヒーは、お菓子付き。
■お菓子アップ①
お土産でも売っている銘菓「山の呼び声」が付いてきます。
■お菓子アップ②
このお菓子、よく色んなところで、名前変えて売られてますが、結構好き。
子供の頃、よく蔵王スキー場にスキーに行ってて、その時に必ず買っていた銘菓「樹氷ロマン」と一緒。
■神社前
武蔵御嶽神社に到着しました。
■重要文化財公開中
徳川吉宗公の赤鎧?を特別公開していました。
■本殿・・・
まさかの改装中でした・・・。
■裏手に回ると・・・①
正面は改装中でしたが、その雰囲気の一部を見ることが出来ました。美しい神社です。
■裏手に回ると・・・②
小さな社がいくつもあり、色々な神様を祀っていました。
■七代の滝①
ホント後悔でしかないのですが、「急坂注意」という坂を通り、神社から約1時間かけて、七代の滝に到着。
この時、満身創痍。
■七代の滝②
満身創痍だったからなのか、心が病んでいたからなのか分かりませんが、期待よりも小さな滝でした。
■天狗岩
滝からの帰り道にあった天狗の形をした「天狗岩」。
観光スポットのようですが、もうこれ1枚を撮るのがやっとの満身創痍。