六本木「La Chasse ラシャッス」へ行く。
仲良くさせていただいている六本木のジビエ料理専門店、
「La Chasse ラシャッス」で、春のジビエ。
六本木にいることをすっかり忘れてしまうような、
洞窟のようなところで、ろうそくの明かりの下、
メインだけでなく、前菜の1皿目からジビエをたっぷり味わう。




稀少で、かつ、危険なヒグマ以外は、
ほぼシェフご夫妻が自ら銃を手に取り、山で狩ってきた獲物ばかり。
そこら辺の輸入や買ってきたジビエ料理店とは訳が違う。
なので、すべての料理に、どうやって獲ってきたか、どんな獲物だったか、
大きさだったり、場所だったり、リアルな世界観も一緒に皿とやってくる。
「ラシャッス」の美味しいジビエ料理はもちろんのこと、
シェフの狩り話を聞けるのも、「ラシャッス「」の醍醐味。
今日一番興味があったのは、この一皿。
「茨城県で仕留めた野ウサギのリエーブル・ア・ラ・ロワイヤル」


「リエーブル・ア・ラ・ロワイヤル」は、
元々、王様の食べる料理だそうで、
噛まなくても良いように、じっくり煮込んで柔らかくした肉料理だそう。
それを茨城県で仕留めた野ウサギを使って作った料理で、
その野ウサギを仕留めたニンジン畑のニンジンもグラッセとして添えられてる。
この一皿に、歴史と、狩りの話と、色んなモノが盛り込まれている。
世界観ごと食べさせてもらえるジビエ料理店は、都内でここだけだと思う。
■「La Chasse ラシャッス」
http://la-chasse.org/default.htm
■今日のカメ
■店内の様子

■お気に入りの席

■テーブルセット

■赤ワイン

■1品目

「茨城で仕留めた日本キジムースのブータンテリーヌ ココナッツの香り シェフが採ってきた天然セップ茸の温かいクレームで」(3200円)です。
■ブータンテリーヌ、アップ

全く臭みなく、濃厚ですが、やさしい味。キノコのクリームソースととてもよく合ってます。
■パン

■パンのお供

■2品目

「北海道で仕留めた蝦夷鹿の濃厚コンソメで作ったオニオングラタンスープ」(3000円)です。
■オニオンスープ、アップ

今年は蝦夷鹿が6頭獲れたそうで、その6頭分のエキスが凝縮されているそうです。
■3品目

「茨城県で仕留めた野ウサギのリエーブル・ア・ラ・ロワイヤル」(5200円)です。付け合わせのニンジンが目を引く一皿。
■野ウサギ、アップ

オレンジ色の付け合わせのニンジンを見ていると、ニンジン畑で飛び跳ねていた野ウサギがちょっと頭をよぎりますが(苦笑)、感謝して、美味しくいただきました。
■4品目

「茨城で仕留めた日本キジとフランス産ホワイトアスパラガスのアンサンブル ヴァンジョーヌ風味」(8500円、2名分)です。
■キジ、アップ

■デザート①

悩んだ末、「紅玉りんごのタルトタタン キャラメルソース シナモン香るアイスクリームを添えて」にしました。甘さ控えめで、とても美味しいタルトタタンでした。
■デザート②

お気に入りのヨーグルトシャーベット。