京都・四条「彩席ちもと」へ行く。
京都出張。
ああ、京都は何度来てもいいなあ。
晴れている時より、ちょっと薄暗いくらいの町並みがすごく好き。
大好きな白川は、梅が咲いていた。
せっかくなので、美味しいものが食べたい。
この京都クエストを無駄にしたくない!
というわけで、京都在住のグルメな知り合いの紹介で、
四条の大通りを1本入った路地にある「彩席ちもと」へ。
ここは、お昼からとても美味しい懐石料理がいただけるのだが、
先に行ってしまうと、本当に美味しくて、期待以上のコースだった。
見た目も美しく、食材も豊富で、心に染みわたるような優しい味わい。
ここ最近で、一番個人的に楽しかったランチだったかもしれない。
すべてのコースに付いてくる「彩席ちもと」名物の『玉子宝楽』。
フワフワとしたスフレっぽい茶碗蒸しなのだが、
焼き立てが出てきて、これもめちゃくちゃ美味しかったなあ。
ちなみに、調べたら、ここ「彩席ちもと」はランチの懐石弁当なる、
「彩点心」という懐石料理のワンプレートディッシュみたいな弁当が
女性向けの旅行雑誌にも取り上げられ有名らしい。
たまたま隣のお客さんが頼んでいて、チラッと見たが、
時間がない人にはいいのかもしれないけど、
この味と、雰囲気、盛り付けをワンプレートで終わらせるのは、なんとも勿体ない。
懐石弁当と懐石コースは、1000円くらいの差なので、
個人的にはちゃんとランチコースで
懐石料理として流れを楽しむことを強くお勧めしたい。
■「彩席ちもと」
http://chimoto.jp/saiseki/
■今日のカメ
■「彩席ちもと」
創業300年の「京料理ちもと」の姉妹店。阪急河原町駅、京阪祇園四条駅から徒歩1分ほど。
ちなみに、本店の「京料理ちもと」は値段もワンランク上で、1人客がNGなので、お一人様は目の前にある「彩席ちもと」の方へ。
■店内の様子
1階はカウンター。2階にも席があります。
■テーブルセット
テーブルセットはこんな感じ。まずは、梅昆布茶が出てきます。
■「八寸」
ランチ懐石「雪」(4320円)にしました。
まずは、八寸。めちゃくちゃ美しい。日本料理って、やっぱりいいなあ。テンション上がる。
■アップ
生湯葉、鰯のしぐれ煮、菜花のサーモン巻き、お多福豆、つの慈姑(クワイ)、梅長芋です。
京都じゃないといただけないような前菜ばかり。正月が二回来たみたいだw。
■「御椀」
黒いお椀、登場。
■中身は・・・
鰤、大根、三つ葉、京人参が入った白味噌仕立てです。
東京人には馴染みの薄い白味噌ですが、京都にちょこちょこ来るようになってから大好きになりました。このほんのり甘い感じがとても好き。しみじみと美味しい。
■「造里」
本日は、鯛、帆立焼きです。
■「おしのぎ」
陶器の器がやってきました。
■中身は・・・
飯むしです。もち米を炊いた一口おこわのような感じ。
■「玉子宝楽」
「彩席ちもと」名物の「玉子宝楽」。スフレのようにフワフワな茶碗蒸し。これ、めちゃくちゃ美味しいです。2、3個食べれそう。お好みで生姜を。
■「油物」
甘海老の替わり揚、海老芋煮揚、ふきのとう、です。
■「温物」
こんな感じでやってきました。
蓋付きは、宝箱を開けるかのようなワクワクがあって、いいですね。
■中身は・・・
蓮蒸し、豚角煮、焼餅、白髪葱です。これも出汁が効いてて、めちゃくちゃ美味しい。
■「御飯」
〆のご飯は、鯛か、ちりめんじゃこが選べます。
私は鯛飯をいただきました。これもいい香りで、出汁がよく効いてます。赤だしと香の物も。
■「水物」
苺羹と蜜柑。この苺ミルク風味の羊羹もとても美味しく出来てました。