西荻窪「坂本屋」へ行く。
西荻窪は、グルメな町だ。
ありとあらゆる食事が美味しい。
定食からフレンチ、イタリアン、スイーツまで何でも揃ってる。
かれこれ12年前、
この町に不動産屋さんと私の気まぐれで偶然住むことになったが、
今思うと、メシクエの拠点としては運命的、必然的な町だったのかもしれない。
さて、そんな西荻窪には、
グルメ雑誌やメディアに取り上げられている店が山ほどあるが、
「日本一のカツ丼」と言われてる坂本屋は有名で、
一見、地元のよくある古い中華屋さんに平日休日関係なく長蛇の列が出来ている。
昔ながらの食品ディスプレイが店頭に並ぶ。
なんだか一周回ってオシャレに見えてくるw。
坂本屋の名物は、中華料理店なのに「カツ丼」。
客の8割近くがカツ丼を注文すると言われてて、
このカツ丼目当てに遠方からもお客さんが殺到している。
このディスプレイとそっくりな、看板に偽りなしのカツ丼登場。
カツ丼のお手本みたいなカツ丼。
何度もいただいていて、いい意味で本当に普通のカツ丼なのだが、ちゃんと美味しい。
たぶんこれを「まずい」という言う人はいないんじゃないかと思う。
カツ丼の専門家じゃないので、うまく説明ができないのだが、
カツのサクサク感とか、煮込んだ出汁の濃さや味付、玉ねぎの量、卵の塊具合、
ご飯の硬さや量に至るまで、おそらくすべてのバランスが抜群に良い気がする。
なので、突出している何かがあるわけじゃないけど、美味しいんだと思う。
とはいえ、メディアでやたら大きく取り上げられているほど、
遠方から何時間かけてまで・・・とは思わなくて、
美味しいけど、町の中華屋さんに長蛇の列が出来てる風景は異様で、
なんとなく、そこまでは坂本屋さんも、地元の皆さんも望んでいない気がする。
カツ丼って、いい意味で、庶民の愛すべき料理と言うか、
気軽に食べたいよね、丼なんだし。
本当にカツ丼好きで、比較的お近くだったら、ぜひ。
■「坂本屋」
https://tabelog.com/tokyo/A1319/A131907/13001134/