松濤「エレゾハウス」へ行く。
北海道十勝に本拠地がある食肉調理集団エレゾの
完全紹介&会員制ジビエ料理専門店「エレゾハウス」に行ってきた。
エレゾの名前は、色んな著名レストランで聞いていて、
ジビエ肉と言えばエレゾ社というくらい、
多くの名店を虜にし、新鮮な最高級ジビエを卸している。
そのエレゾ社が完全紹介&会員制の直営レストランを持っており、
ずっと行きたいと思っていて、
とあるレストランからのご紹介で念願の会員にならせてもらった。
エレゾ社には、おそらく唯一だと思うが、
ハンターという、まるでゲームのような職業の社員がいて、
厳重なルール、基準で狩猟をし、自社の加工所で加工をしている。
店内には、命の料理人というキャッチが掲げられており、
食を通じて、命を知り、命と向き合って欲しいという
エレゾ社のメッセージが至る所に込められている。
きちんとした紹介者が必要で、
紹介後も身分が証明できる細かな会員登録がいる。
フレンチでは珍しく、パンは一切出てこない。
命を感じてもらうメインディッシュにたどり着くまでに、
パンでお腹いっぱいになって欲しくないという思いからだそうだ。
正直、普通のレストランに比べるとかなり敷居は高いが、
それでも、そこまでしても守る理由も分かり、
そこまでしても行く価値のあるレストランであった。
メインディッシュで3種の月齢(年齢)と性別の違うエゾ鹿をいただいたが、
今まで食べたことがないような鹿の味の違いを感じた。
そして、一番驚いたのは、
食べ終わった後に、一切口にジビエ臭が残ってないこと。
どんなに新鮮なジビエを食べても、口の中にはジビエ臭が多少は残るものだが、
逆にエレゾ社に言わせると「残らないのが普通で、残らないのが本当」。
すごい料理とすごい体験をさせてもらって、
ぜひ料理写真をお見せしたいところだが、料理写真の露出はNG。
「東京カレンダー」は特別に許可が出ているようなので、
料理の内容はぜひ下記で見ていただければと思う。
https://tokyo-calendar.jp/article/7788
■「エレゾハウス」
http://elezo.com/table/elezohouse.php