吉祥寺「火弖ル(ほてる)吉祥寺本店」へ行く。
吉祥寺に大好きな熱燗専門店「カイ燗(かいかん)」という居酒屋がある。
そこのオーナーさんがやっている系列店が「火弖ル」。
なんだかジブリアニメに出てきそうなフレーズだが、ほてると読む。
なんで「ほてる」なのかと言うと・・・
ラブホの前にあるからだ。分かりやすい!


ちょっと上の世代の人は、酔った勢いで、
「ニューヨークへ行きたいか???」
「おー!!!!」
的な、アメリカ横断ウルトラクイズギャグを言いそうなシチュエーションだが、
もう今の世代では「ニューヨーク」という単語見て、
脊髄反射的なことは起きないんだろうなー。
熱燗居酒屋「カイ燗」は席数も少なく、結構しっぽり飲む感じだが、
こっちの「火弖ル」は上野とか新橋にありそうな、
ワイワイガヤガヤのまさに大衆居酒屋。
思えば、こういう感じのお店って、吉祥寺にあまりないなあ。
そういうこともあってか、若い人から年配の方まで、めちゃくちゃ人気で混んでる。



メニューがものすごく豊富で、迷う。
いい感じの、何でもありまっせ!的なラインナップ。

悩んだ末に、2品つまみを頼んだのだが、
これのどちらも、この大衆居酒屋雰囲気からは想像できない
斜め上を行くクオリティーで驚いた。
まずは、煮カツ。
ビュジュアルからもすでに上品さが伝わる、ちゃんとした煮カツ。

大衆居酒屋の煮カツとしては、980円と高めだが、
その価値があるくらい、豚肉も厚みあってしっかりしてて、
トンカツの衣もまずくなくて、煮カツの出汁も薄味で上品。
ご飯食べちゃおうかなと思うくらい、箸が進む煮カツだった。

もう1つは、豚ロースブルーチーズ炒め。
すでにブルーチーズという時点で、大衆居酒屋メニューを超えてるが、
これもいい香りで、とても美味しく出来ていた。


忙しいこともあってだと思うが、正直店員さんが不愛想でw、
お世辞にもフレンドリーとは言えない感じで、
普段だと、美味しくても居心地が・・・となって再訪しないところ、
それを超えてくるくらい料理が美味しくて、
大衆居酒屋だし、連れてくる友達と楽しめばいっかーくらいの気持ちになる。
私にとって、そんな気分にさせる、なかなか稀有な1軒。
■「火弖ル(ほてる)吉祥寺本店」
https://tabelog.com/tokyo/A1320/A132001/13174371/
by meshi-quest
| 2018-03-30 08:06
| 吉祥寺