四谷三丁目「荒木町たつや」へ行く。
オープンしてからまだ数ヶ月だが、すでに予約困難店になっている
四谷荒木町の大人気日本料理店「荒木町たつや」へ。
知り合いのグルメな方のご紹介で、お邪魔させてもらうことになった。


東京の繁華街にいるのに、ここだけ京都の裏路地に迷い込んだかのような、
こじんまりとして静かで、どこかアットホームで落ち着く雰囲気。
見渡せる白木のカウンターもすごくいい。


さて、料理の前に本日の日本酒選び。
「どれにしますか?」と大将が笑顔で出してくれた
四合瓶の種類の多さにビックリ!!!
こんなに四合瓶が並ぶと圧巻だなーw




色々と悩んだ末、最初の日本酒は、
「たつや」さんの名前にちなんで、兵庫県本田商店の「龍力」から。

お料理の1品目は、富山県のホタルイカ。
このホタルイカのお椀、すごく美味しい。
ホタルイカの独特のイカ臭さが全くなく、どこまでも優しい。
ちなみに、器にも凝っていて、これは幕末の伊万里焼。



2品目は、甘鯛のうろこ揚げ。
面白いのは、なんと付け合わせで、こごみの食べ比べが付いてて、
奈良県明日香村のこごみ(奥)と、山梨県御坂のここごみ(手前)。
こごみを食べ比べるなんて、人生初めてだw。
産地が違うと、大きさも、風味も、苦みも違って、驚き。


3品目は、はまぐりの沢煮椀。
このはまぐりが、ビックリするくらい甘くて、美味しかった。
何度も飲んではお椀を見てしまったくらい、
すご優しい味なのにしっかりとした味が出てるというか、
なんともバランスのいい味付けの沢煮椀だった。



4品目は、お造り。
玄界灘のハタ、サクラマス、アカイカ。



5品目は、江戸前の太刀魚の焼き物。
上には、辛味大根と、和歌山の香り良いぶどう山椒。



6品目は、栃木牛と、金沢のたけのこの出汁煮。
柔らかくて、全身に染みわたるような優しい出汁が出ている。



7品目は、先ほどの牛とたけのこの出汁を使った雑炊。
中には姫皮と呼ばれるたけのこの一番柔らかい部分が入ってる。


ちなみに、ずっと本当に器が素敵で、大将に聞いてみたところ、
幕末の伊万里焼のような高級な骨董品を除き、
福井県の陶芸家の土本訓寛さん・久美子さんご夫妻の器を使ってるとのこと。
実は、私もこの後に作家さんの器を売ってるお店に行き、
土本さんの器を買わせてもらったくらいお気に入り。

8品目は、デザート。
ラム酒のゼリーに、優しく炊いたあずきと抹茶の寒天
ラム酒とあずきの組み合わせは初めてだったが、
口の中でマロングラッセのような感じになり、すごく美味しかった!

最後まで大満足の素晴らしい日本料理だった。
またぜひお伺いさせていただこうと思う。
■「荒木町たつや」
https://tabelog.com/tokyo/A1309/A130903/13214727/
by meshi-quest
| 2018-05-18 08:08
| 四谷